現代アーティスト中北紘子個展「MyCalifornia」開催

プレスリリース発表元企業:株式会社ステディスタディ

配信日時: 2024-07-23 19:15:38

Gallery Hiroko Nakakita(神戸)にて、7月19日より2025年2月3日(月)まで開催中



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Gallery Hiroko Nakakita (神戸市海岸通り3番地 シップ神戸海岸ビル1階)

Gallery Hiroko Nakakita(兵庫県神戸市)では7月19日(金)より2025年2月3日(月)まで、中北紘子個展「My California」を開催しております。
当展覧会は、神戸とカリフォルニアのアトリエを行き来して15年を迎える中北紘子が、カリフォルニアで描いた作品のみを集めて展示致します。カリフォルニアの明るく開放感溢れる空の下で、中北の言う「もう一人の私」が描いた作品群をこの機会に是非ご覧ください。

【 展覧会概要 】
展覧会名:中北紘子個展「My California」
会  期:2024年7月19日(金)~2025年2月3日(月)
場  所:Gallery Hiroko Nakakita
   兵庫県神戸市海岸通り3番地 シップ神戸海岸ビル1階
時  間:11:00~18:00 金~月曜日 (火~木曜休廊)
入 場 料: 無料
お問合せ:hirokonakakita.artgallery@gmail.com
ウェッブサイト: https://hiroko-nakakita.com
カリフォルニアを訪れるようになり、来年で15年になります。今回展示するのは、日本にいる普段の私ではなく、カリフォルニアにいる時の「もう一人の私」が描いた作品たちです。

私が生まれ育った家庭環境は、それなりに裕福で恵まれていましたが、一方で恋愛や結婚、働き方などにおいて旧態依然としたスタイルを偏重していました。そこには複雑な人間関係と大人の社会があり、それによって抑え込まれた自分自身の感情の窮屈さがありました。だからこそ私は、規則と自由、理性と感情、作為と無作為の関係をテーマに絵を描いています。感情が極限まで高まったときに人が発する涙のように、身体の奥深くから発される感情を、絵の具の「垂れ」によって表現してまいりました。

しかし毎年カリフォルニアに滞在するようになったことが、自分の絵画の描き方を変える大きな経験となりました。日本ではしがらみの中で生きていた私が、カリフォルニアにいるときには、開放的な気候や風土、人のふるまいに影響されて、新たな自分になることができます。「窮屈さ」を忘れ、自らの感情の赴くままに、素直に絵を描くことができるのです。

私のアトリエがあるニューポートビーチという都市は、ロサンゼルスのような賑やかな都市とは違って、フランスのニースや日本の芦屋にも似ている、少し落ち着いたエリアです。

カリフォルニアの青空は抜けるように高く、空が果てしなく広く感じます。野鳥も多く、色とりどりの花々を日々目にします。朝雨が降ったとしても、昼にはぱっと晴れて青空が現われる。そんなカリフォルニアでは当たり前のことの一つ一つが、私の気持ちを前向きにさせます、カリフォルニアには、自然体で飾らない人が多く、何が起こっても受け入れるかのような、カラッとした爽やかさを感じます。

日本の私とカリフォルニアの私。どちらが良いのか分かりませんが、人間として、無理せず自然でいられるのはカリフォルニアだと感じます。だからカリフォルニアは私にとって、大切な場所であり続けているのです。
カリフォルニアを訪れるようになり、来年で15年になります。今回展示するのは、日本にいる普段の私ではなく、カリフォルニアにいる時の「もう一人の私」が描いた作品たちです。

私が生まれ育った家庭環境は、それなりに裕福で恵まれていましたが、一方で恋愛や結婚、働き方などにおいて旧態依然としたスタイルを偏重していました。そこには複雑な人間関係と大人の社会があり、それによって抑え込まれた自分自身の感情の窮屈さがありました。だからこそ私は、規則と自由、理性と感情、作為と無作為の関係をテーマに絵を描いています。感情が極限まで高まったときに人が発する涙のように、身体の奥深くから発される感情を、絵の具の「垂れ」によって表現してまいりました。

しかし毎年カリフォルニアに滞在するようになったことが、自分の絵画の描き方を変える大きな経験となりました。日本ではしがらみの中で生きていた私が、カリフォルニアにいるときには、開放的な気候や風土、人のふるまいに影響されて、新たな自分になることができます。「窮屈さ」を忘れ、自らの感情の赴くままに、素直に絵を描くことができるのです。

私のアトリエがあるニューポートビーチという都市は、ロサンゼルスのような賑やかな都市とは違って、フランスのニースや日本の芦屋にも似ている、少し落ち着いたエリアです。

カリフォルニアの青空は抜けるように高く、空が果てしなく広く感じます。野鳥も多く、色とりどりの花々を日々目にします。朝雨が降ったとしても、昼にはぱっと晴れて青空が現われる。そんなカリフォルニアでは当たり前のことの一つ一つが、私の気持ちを前向きにさせます、カリフォルニアには、自然体で飾らない人が多く、何が起こっても受け入れるかのような、カラッとした爽やかさを感じます。

日本の私とカリフォルニアの私。どちらが良いのか分かりませんが、人間として、無理せず自然でいられるのはカリフォルニアだと感じます。だからカリフォルニアは私にとって、大切な場所であり続けているのです。
                                          中北紘子
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PHOTO: 操上和美
作家プロフィール中北紘子 / Hiroko Nakakita

兵庫県生まれ。2006年東京藝術大学大学院美術研究科絵画科油画専攻修士課程終了後、本格的に創作活動を始める 。神戸と米国カリフォルニアのアトリエを拠点に制作を続け、2021年に自身のギャラリー“Hiroko Nakakita”を神戸旧居留地にオープン。
近年の個展に「Spring Dreams」(2023年、東京/TASAKI銀座本店、ロンドン/TASAKI New Bond Street店)、「lullaby」(2021年、東京/TIERS GALLERY by Arakawagrip)、「Hiroko Nakakita」(2021年、NY/MIZUMA & Kips)、「Hiroko Nakakita」(2020年東京新生堂ギャラリー)など。その他国内外のグループ展やアートフェアにも多数出展。
六本木ヒルズクラブ、Castle Hotel & Spa / NY などが作品を所蔵。
https://hiroko-nakakita.com/
https://www.instagram.com/hirokonakakita/ 
https://www.facebook.com/hirokonakakitawork




作品紹介(一部)
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“Sunflower” 2018 (set of two works), Mixed media on canvas, 765mm x 1020mm x 50mm each

カリフォルニアにいると私は、明るいピンクの洋服を着たくなります。自然の花々はカラフルで、街には色のある服を着ている人も多いので、目立つ色の服を着ても、悪目立ちすることがないからかもしれません。気持ち良い太陽の光を受け、何にも躊躇せず、生きていることを楽しんでいる感覚。ピンクが着たくなるという自分の素直な感情と、カリフォルニアの人たちの開放的な気持ちが共鳴し、そのまま色として溢れ出した作品です。

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“Delicious=Happy” 2012 (set of two works), Mixed media on canvas, 505mm x 405mm x 45mm each

カリフォルニアでの私は、素直に生きることができます。たとえば美味しい料理を食べたとき、美味しい=幸せ、というダイレクトな感情を身体で感じ、表現することができます。日本にいるときのような屈折がなくなる、と言ってもよいのかもしれません。言い訳がましくなくなり、感情を素直に、ストレートに言い切ることができます。
この作品では、自分の気持ちをストレートに表すことを意識しています。自分の好きな色を使って描き、デカルコマニーの技法で転写しました。双子として生まれた2枚の絵は、美味しい=幸せという直接的な感情の発露を表しています。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15029/26/15029-26-e04680045eb4f3e52744616e63b6963f-1615x966.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
“surfboard I” 2023, Acrylic on surfboard, 1820mm x 510mm


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15029/26/15029-26-045c1c1c56521198c0b97be68b328978-1532x869.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
“surfboard II” 2023, Acrylic on surfboard, 1820mm x 510mm

カリフォルニアにはサーフスポットが多く、ニューポートビーチもサーフィンを目的として訪れる人が数多くいます。忙しない日常やテクノロジーから距離を置き、自然と一体になることのできる時間を、サーファーたちは楽しんでいます。この作品では、サーファーたちが波に乗りながら自然のリズムとシンクロするさまを想像し、その開放感と喜びをたくさんの色によって表現しました。

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15029/26/15029-26-a89d17878b9d8fac55fba5b4bddab9f4-2046x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
“California pepper tree” 2018, Mixed media on canvas, 1220mm x 915mm x 50mm

絵の具の「垂れ」と形態の共通点を感じ、私がこれまで繰り返し描いてきたモチーフの一つが柳です。柳は、幼いころから私の身近にありました。この絵で描いているのは、日本の柳ではなく、カリフォルニアの柳(コショウボク)です。日本の柳よりもさらに大きく、そよ風が吹くと、大きくふわっと揺れます。夏の生命感を絵の具の色に込め、カリフォルニアの柳の大らかさを描きました。

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