【Qlipperレポート】ゾンビを広めたのは2つの地震 「インプレゾンビ」のウェブニュースを調査

プレスリリース発表元企業:株式会社トドオナダ

配信日時: 2024-06-28 12:09:57

2024年上半期、ネットの流行語を超えて定着し社会的な問題という認識へ

株式会社トドオナダ(代表取締役社長 松本泰行)は、2023年末から2024年6月までの半年にかけて「インプレゾンビ」に関するウェブニュースを調査・分析いたしました。2024年上半期にインプレゾンビに関わるニュース記事が増加し、その存在がネットの流行語という枠を超えた社会性のある問題として認識されていったことがわかりました。
4,000以上のWEBメディアをモニタリングできるPR効果測定サービス「Qlipper」(https://qlipper.jp/)のデータに基づいた調査結果です。
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[画像1: https://prtimes.jp/i/54369/137/resize/d54369-137-6fe84eae3fcfb22b23a2-0.png ]

■サマリー■
・2023年の年末に記事はなく、能登半島地震の直後からニュースに登場
・3月にはその存在が日常に定着したことを示す平和なニュース
・台湾地震のあった4月に記事がさらに増加

1. 「インプレゾンビ」の記事推移


■月ごとの数値
[画像2: https://prtimes.jp/i/54369/137/resize/d54369-137-2a11a3470c86da0ff438-2.png ]

※PV=仮想PV:Qlipperが取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出した数字
https://qlipper.jp/virtualpv.html
※記事ポスト=記事のURLを含むXのポスト数
■記事数の推移
[画像3: https://prtimes.jp/i/54369/137/resize/d54369-137-a709992bdfe39e451711-2.png ]

■PVの推移
[画像4: https://prtimes.jp/i/54369/137/resize/d54369-137-73b402a49c9c76f50de1-3.png ]

■考察
・12月下旬に記事はありません。
・ニュースに登場し出したのは1月1日の夜。能登半島地震の直後で、被災者のSOSや災害情報の発信を妨害する有害な存在として報じられ始めました。この傾向は2月でも同じです。
・3月のPVの多さに寄与したのは、まずフリー素材提供サイト「いらすとや」にインプレゾンビのイラストが登場したという話題。および卒業アルバムにインプレゾンビが発生したというXの投稿を取り上げた記事でした。
 これらは平穏なニュースではあるものの、インプレゾンビの存在が日常に定着したことを意味してもいます。
・4月の記事数及びPVの多さは、後述するXの「青バッジ」関連および台湾地震のニュースによります。とくに台湾の地震はメディアがインプレゾンビの有害さを再び指摘する契機となっています。

2. PV・記事ツイート数が多かった記事


■最も仮想PVが高かった記事
4月4日付『ITmedia NEWS』の記事が転載された『Yahoo!トピックス』。同日からX上で意図せず青バッジが付いたという報告が相次ぎ、基本的に青バッジ付きであるインプレゾンビを想起させるため嫌がる声が上がっているという内容でした。

■最もXでポストされた記事
『AdverTimes』3月21日付の記事。コピーライター・メディアコンサルタントの境治さんのコラムです。
新聞・雑誌のデジタル媒体におけるネット広告の質の低下を憂い、広告が出される場としてのネットの環境悪化を呼んだ要因としてインプレゾンビを挙げています。

3. トレンドワードランキング


※単純な記事数ではなく、時間軸なども踏まえてAIが判断
[画像5: https://prtimes.jp/i/54369/137/resize/d54369-137-d2648abc7ecafb252b1c-4.png ]

■考察
・3月までは能登半島地震の影響が大きく、関連するワードがトレンドに入っています。
・とくに1月は、インプレゾンビが被災者のSOS発見を妨害していると状況が問題視されていました。
・4月には、月初に発生した台湾での大規模地震の関連ワードがランクイン。
・BlueskyやThreadsのランクインは、インプレゾンビが生息しないSNSとして紹介する記事の増加が要因。
・5月の「ナイジェリア」「Ken chan」は、「インプレゾンビから人間へ戻った人」としてナイジェリア人男性が話題となった結果。ネットニュースを中心に記事となりつつ、『NHK NEWS WEB』などテレビでも取り上げられて高PVでした。

■調査概要
調査期間:2023年12月21日~2024年6月20日
(Qlipperの記事確認日時)
調査機関:自社調査
調査対象:本文または見出しに「インプレゾンビ」の語を含む記事。
調査方法:Qlipperが調査期間中に収集した国内主要ニュースサイトのウェブニュースの内、調査対象の記事数、仮想PV数、記事がXでポストされた数を集計。
※仮想PV:国内4,000媒体以上のWEBメディアをモニタリングしているQlipperが、取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出しています。(特許第7098122号)

■Qlipperについて
Qlipper(URL: https://qlipper.jp/)は、広報業務を支援するPR効果測定ツールです。
Webニュースのモニタリング、PR分析、ChatGPTを活用したプレスリリースの自動作成などの機能を備え、効率的かつリアルタイムなPR戦略の立案・改善が可能になり、効果的なPR活動が行えます。
無料トライアルを用意しており、弊社コンサルタントが専任でサービス初期設定と最適化を支援します。
【過去の調査レポート、広報・PRのお役立ち資料はこちら】
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【株式会社トドオナダ】
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代表取締役社長:松本泰行
〒108-0073 東京都港区三田3-13-16 三田43MTビル2F
会社設立日:2020年1月20日
資本金:580万円

【プレスリリースに関するお問い合わせ】
Qlipper運営事務局
担当:遠藤
Email:qlipper@todo-o-nada.com

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