SES、サムスン、英国の放送会社がハイダイナミックレンジ・ウルトラHD（UHD）TVのDVB放送を世界で初めて実演

東経19.2度のSES衛星から、既存のDVB UHDフェーズ1仕様とBBC研究開発部門のハイダイナミックレンジ（HDR）技術を使い、サムスンのSUHD TVにUltra HD TVを直接伝送
BBC研究開発部門のハイブリッド・ガンマ（HDR）技術により、標準ダイナミックレンジを既存UHD TVに、ハイダイナミックレンジを次世代UHD TVに、同じコンテンツペイロードから同時配信
サムスンSUHD TVが、次世代のプレミアム・オーディオビジュアル・コンテンツを受信するための機能をフル装備した次世代消費者向けディスプレー技術を具現化
サムスンSUHD TVがCI+モジュールを使い、CASで保護したUHD TV伝送を直接受信


（ルクセンブルク、ロンドン & 韓国ソウル）- （ビジネスワイヤ） -- SES（NYSE Paris：SESG）（LuxX：SESG）とサムスン電子は本日、2015年5月6～7日にルクセンブルクで開催される年次SESインダストリー・デイズで、ハイダイナミックレンジUHD TVのDVB伝送を初めて実演すると発表しました。コンテンツはハイブリッドガンマ（HDR）技術を使い、SES衛星を通じてサムスンのSUHD TVに直接送信します。

このデモはウルトラHD放送チェーンにとって節目となる成果です。業界がいかにして新しいハイダイナミックレンジUHD TVサービスをDVB放送ネットワークで提供できるのか、初めて実演することになるからです。これにより次世代の消費者向けディスプレー機能をフル活用しながら、すでに市場で利用されているUHDフェーズ1受信機に高品質のUHD TVサービスを提供できます。

SES受信システム部門担当バイスプレジデントのトマス・レーデは、次のように述べています。「ハイダイナミックレンジ（HDR）は、将来、消費者がテレビを体験する方法をはるかに充実したものにします。どのようなHDR技術を導入する場合でも、消費者の家庭ですでに利用されている既存のUHDフェーズ1仕様に準拠したフラットスクリーンTVと、後方互換性を備えている必要があります。SESとサムスンは、ASTRA衛星システムを介した伝送では、現在この後方互換性が可能であることを実演します。」

サムスン英国研究所で事業開発・産業業務担当ヘッドを務めるジョン・アダムは、次のように述べています。「サムスンは放送業界の画期的な前進となるこのデモに参加でき、喜ばしく思います。成長を遂げるUHDフェーズ1のTV市場に対応可能なUHD TVサービスを提供しつつ、次世代TVに投資している消費者に最高の体験を届けることができるため、サムスンはUHD TVで最高の消費者体験の提供を目指す当社の取り組みの一環として、BBC研究開発部門のHDR技術を全面的に支持する準備が整っています。」

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SESについて

SESは世界をリードする衛星事業者として、50基以上の静止衛星を運用しています。世界中の放送局、コンテンツプロバイダー、インターネットサービスプロバイダー、移動体・固定通信ネットワーク事業者、企業・政府組織に衛星通信サービスを提供しています。SESは、放送業界において、長期にわたって継続できる業務関係、高品質のサービス、卓越さを目指して尽力しています。文化的多様性を持つチームを地域ごとに世界中に配し、顧客と密接に関わりながら業務を行うことで、衛星帯域幅やサービスに関する地域固有の要件に応えています。詳細についてはwww.ses.comをご覧ください。SES（NYSE Paris:SESG）（LuxX:SESG）は、カナダのCielとメキシコのQuetzSatに資本参加し、O3bネットワークスの衛星インフラにも戦略的に資本参加しています。

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BBC（英国放送協会）研究開発部門の役割は、BBCに世界レベルで最先端の技術研究と革新に関する専門知識を提供し、同協会が受信料を支払う市民のために、革新的で高品質のコンテンツおよびサービスを、可能な限りコスト効率よく製作・提供できるようにすることです。研究開発部門の世界レベルのエンジニアは、BBCが何に関与して影響を与えるべきか、有望と思われる技術とそうでない技術、BBCが主導・追随・無視すべきことなど、将来の展望についても助言しています。研究開発部門は常に協業とオープン性の信念の下、ほかの放送会社、標準化団体、技術パートナーと連携しています。

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