2023年のカラー・サークルレンズ市場規模は好調な前年に並ぶ290億円
配信日時: 2024-05-28 11:00:00
GfK Japanは、全国のコンタクトレンズ・眼鏡専門店の販売実績データ等を基に、カラー・サークルレンズの販売市場動向について発表した。
【概要】
・2023年のカラー・サークルレンズ市場は、 コロナからの需要回復がみられた2022年と同水準で着地
・シリコーンハイドロゲル素材が拡大傾向
・主要製品の終売を背景に、 2週間使い捨てタイプが縮小
【コロナ禍とカラー・サークルレンズ市場】
カラー・サークルレンズ市場*1は新型コロナウイルス拡大により他のレンズタイプと比べても大きく影響を受けた。外出機会が減少したことで販売量が大きく落ち込んだ。その動きは2021年まで続き、行動制限が全面的に解除された2022年にようやく需要回復が見られ、市場は大きく成長し、金額ベースでは二桁成長を記録している。その後、2023年においては前年比0%の約290億円となった(図1)。前年を上回ることはなかったものの、2022年と同水準を維持した。
画像 : https://newscast.jp/attachments/Vz4DMl1EgSoYzLvUi4fs.png
【シリコーンハイドロゲル素材製品の拡大】
眼の健康に良いとされる、シリコーンハイドロゲル素材の新製品発売が続いている。従来のハイドロゲル素材よりもプレミアムな素材・価格としてクリアレンズでは一般的な素材となっているが、カラー・サークルレンズ市場ではまだその規模は小さく、製品数も少ない。一方で、人気製品シリーズから新たにシリコーンハイドロゲル素材のタイプが発売されるなど、製品のラインナップ拡大の動きが見られている。素材別の金額構成比を見ると、ハイドロゲル素材が主流であることは変わらないが、徐々にシリコーンハイドロゲル素材の構成比が増加している(図2)。カラー・サークルレンズにおいても定着していくのか今後が注目される。
画像 : https://newscast.jp/attachments/abyL7sptax1hRGp4sQ9j.png
【モダリティにおける動向】
足下では2週間使い捨てタイプの縮小が見られている。これは主要メーカーで同タイプの製品の販売終了が続いたことが背景としてある。2023年の2週間使い捨てタイプにおける金額前年比を見ると、39%減と大幅に落ち込んだ。一方で、人気シリーズの新製品発売もあって1カ月交換タイプのカラー・サークルレンズは2024年で好調に転じている。
*1. コンタクトレンズ小売市場のうち、コンタクトレンズ専門店および眼鏡専門店(インターネット販売を含む)が集計対象
GfK Japan Seminar 2024:カラー・サークルレンズの最新市場動向
POSデータで見る市場のトレンドに加え、コンタクトレンズ業界での値上げや、カラー・サークルレンズ製品の新発売・終売動向などのトピックを織り交ぜてお話いたします。
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参加リンク:https://insights.gfk.com/ja/optics-202405
視聴はこちらから : https://insights.gfk.com/ja/optics-202405
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プレスリリース提供元:NEWSCAST
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