コーセー 2024年度 入社式を開催

プレスリリース発表元企業:株式会社コーセー

配信日時: 2024-04-01 15:29:16



 株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊)は、4月1日に本社にてグループ会社3社合同(※1)での「2024年度 入社式」を行いました。今年度の採用は、3社合計で52名です。入社式では、代表取締役社長 小林 一俊より以下の内容の訓示を行いました。
(※1)株式会社コーセー、コーセー化粧品販売株式会社、コーセーインダストリーズ株式会社
[画像: https://prtimes.jp/i/41232/555/resize/d41232-555-7e28e0d2d3ba79fb7aa0-0.jpg ]

《訓示趣旨》
 今年は初めてコーセーグループ3社合同で入社式を開催した。本日こうして皆さんを迎えられたことを嬉しく思う。創業80周年を目指して策定した中長期ビジョン「VISION2026」において、今年は「フェーズII」の最終年度となる年で、当社にとって重要な時期に入社したと皆さんには捉えてもらいたい。今コーセーが大切にしていること、新入社員の皆さんに期待することをお伝えする。

「3G」と「KOSE Beauty Partnership」
 まずは、「3G」。これは、これからのお客さまづくりのポイントである「グローバル(Global)・ジェンダー(Gender)・ジェネレーション(Generation)」の頭文字をとったキーワードだ。一つ目のグローバルという点では、世界での存在感を高めるため、ボーダーレスに、世界中の人々に受け入れていただけるような商品やサービスを生み出し、届けていかなくてはならない。二つ目のジェンダー、三つ目のジェネレーションという点では、化粧品は「ある程度年齢を重ねた女性のためのもの」という先入観を払拭することで、大きな伸びしろがあると考えている。ジェンダーにおいては、単純に「メンズ化粧品」を展開するということではなく、男女の性差に関わらず、当社の商品価値を知ってもらい、ケアや美容、化粧を楽しんでもらうことが重要だ。また、ジェネレーションにおいては、メイク習慣の若年化というトレンド的な要素もあるが、一方で、当社の様々な研究から近年明らかになってきた幼少期からスキンケアを行う有用性といった要素もおさえ、新たなお客さまづくりを推進していく。

 現在、表参道で『コスメデコルテ』が大谷選手を起用したポップアップショップを展開し話題になっているが、この「3G」を具現化するために、各ブランドの広告で、羽生選手、大谷選手、高橋選手などのスポーツ選手を起用している。これからもスポーツ振興に注力し、コーセーらしい取り組みとして、幅広いお客さまに当社を知ってもらうきっかけにしていきたい。
 次に、「KOSE Beauty Partnership」。これは、当社と取り巻くステークホルダーの皆さまと、互いに高め合う関係を構築する、という考え方だ。当社は、創業時から「共存共栄」という考え方を持ち、お客さまはもちろん、販売店やサプライヤーなどの取引先とも重要なパートナーとして長年にわたり一緒に活動してきた。その考えが発展し、今では社員はもちろん環境、行政、時には同業他社などと一緒に手を組むこともある。これからも当社に関わるあらゆるステークホルダーを重要なパートナーとして位置付け、企業活動を推進していく。
 海外事業においては、日本、中華圏に続く当社の成長市場として、北米・欧米・グローバルサウス市場の攻略に注力している。北米市場では、活動の成果が見え始めている『雪肌精』に加えて、『コスメデコルテ』や『アディクション』の存在感を高めることを重要課題として取り組みを強化している。欧州事業では、営業力強化とグローバル薬事体制の強化を進めている。また、インド・ASEANを一体で攻略するため、グローバルサウス事業として強化していく。もちろん、日本市場での利益創出、中華圏市場での実績挽回にも取り組むが、これからの当社の成長には、これらの市場で存在感をしっかり高めることが必要不可欠だ。

新入社員の皆さんへ期待すること
 まずは、「良い商品を、良いお店で、きちんと売る」という活動理念を紹介したい。「良い商品」を開発するだけでなく、「良いお店」を通じて、正しいカウンセリングや使い方の指導ができること、お客さまが商品を選びやすくなっていること、など「きちんと売る」ところまで意識した活動が重要だ。私はそのようなことを一つひとつ積み重ねていくことが、企業が広く社会から信頼されることにつながるものと考えている。
 次に、「チャレンジすることの大切さ」を伝えたい。当社にはこれまでも多くのピンチが訪れてきたが、その時々で、先を見据えた打ち手を講じ、それぞれのピンチをその後の飛躍のチャンスとしてきた。まさしく2020年からのコロナ禍、そしてそこで様々な課題が顕在化した今は、これに次ぐピンチと言える。皆さんには、まさしくこのピンチをチャンスに変えるため、貪欲かつ泥臭く、逞しさをもって、失敗を恐れずに、多くのことにチャレンジして欲しい。
 最後に伝えたいことは、「改革」と「変革」という視点をもって、将来を見据えて様々な提案をして欲しいということだ。「変えるべきことと、守るべき(変えてはならない)ことの峻別が大切」であるということと、自分自身も変わり続けなければ周りの変化についていけないということを、改めて自覚することが大切だ。
 皆さん自身の強みとなる多様な個性を活かし、今日からコーセーの一員として、我々と一緒に新たな未来を切り開いていくことを期待している。

※参考情報:グループ会社3社 採用人数内訳
株式会社コーセー 30名
コーセー化粧品販売株式会社 14名
コーセーインダストリーズ株式会社 8名


※合わせて、ビューティコンサルタント職として243名の新卒採用を行いました。
こちらの入社式は4月1日・5日・9日の3日間に分けて、研修センターにて実施します。




PR TIMESプレスリリース詳細へ