団地・地域のコミュニティづくり「@団地 大学×地域 活性化プロジェクト」――法政大学

プレスリリース発表元企業:法政大学

配信日時: 2015-04-01 09:45:49

法政大学多摩地域交流センターは、多摩キャンパスにほど近い団地「グリーンヒル寺田団地」にて、地域コミュニティ再生の「@団地 大学×地域」プロジェクトを行っている。
「@団地 大学×地域」プロジェクトは、法政大学多摩キャンパス周辺にあるグリーンヒル寺田団地が、現在は空き家、少子高齢化、コミュニティづくりなど、さまざまな課題を抱えていることを受けて発足。2014年5月〜7月まで、リノベーションのパイオニア「団地R不動産」の協力を得て3回の連続ワークショップを開催し、学生や地域の皆さんとともに、キャンパス近隣地域の団地に向き合った。その後、ワークショップの結果を受け、団地の空き店舗を利用した企画「おいでよ! アッとほーむ」を学生・地域で協力し開催している。


■過去の活動一覧
2014年
 5月20日: 第1回ワークショップ
 6月20日: 第2回ワークショップ
 7月15日: 第3回ワークショップ
 11月6日: 第1回 おいでよ! アッとほ〜む 〜持ち寄り晩ごはん〜
 12月11日: 第2回 おいでよ! アッとほ〜む 〜報告会&持ち寄りお茶会〜
2015年
 3月8日: 第3回 おいでよ! アッとほ〜む 〜持ち寄りアイデア&持ち寄り一芸〜
 活動継続中…

■「@団地 法政大学×地域 地域コミュニティ再生の連続ワークショップ」の詳細
 「@団地ワークショップ」は、法政大学多摩地域交流センターと、リノベーションのパイオニア「東京R不動産」の協力により行われ、学生や地域の皆さんが共に行う全3回の連続ワークショップを通し、キャンパス近隣地域の団地の抱える問題に向き合った。
【第1回】
・「団地再生」の捉え方 (30分程度)
  〜リノベーションのパイオニア・東京R不動産からの問題提起〜
・全国に出現するLIVING ROOM!そのなぞに迫る。(30分程度)
  〜アーティスト北澤潤さんからのメッセージ〜
・参加者アイデアWS(60分程度)
  〜ワークショップ〜  モデレーター:保井美樹(現代福祉学部教授)
【第2回】
・近隣地域の活動事例 〜館ヶ丘団地でのトライアル〜
  (ゲスト)八王子市シルバーふらっと相談室館ヶ丘 室長 今泉靖徳さん
       UR都市機構東日本賃貸住宅本部団地マネージャー 浅野修一さん
  (進行)東京R不動産スタッフ(モデレーター)保井美樹(現代福祉学部教授)
・みんなで撮ってきた写真を見よう!
  〜写真を見ながら、みんなで地域の魅力を再発見しよう〜
・ワークショップ みんなでアイデアを「持ち寄り」実現へ向けたスキームを考えよう!
【第3回】
・東京R不動産からのまとめと提案
・本気の学生プロジェクト〜ここたのの実践(株式会社まちづくり立川 藤原 祥乃 氏)
・ワークショップ お題は当日発表します。
  (進行)東京R不動産スタッフ(モデレーター)保井美樹(現代福祉学部教授)

■「おいでよ! アッとほーむ」イベントの詳細
【第1回】 おいでよ! アッとほ〜む 〜持ち寄り晩ごはん〜
 ワークショップで出たアイデア、みんなで居場所をつくる“持ち寄り居酒屋”をもとに企画された。昨年11月6日に開催。利用する家具なども持ち寄りとして、学生たちが提供してくださる方の家まで取りに行くなどの活動を行った。
 当日は空き店舗スペースに持ち寄られた家具でお茶の間を創りだし、持ち寄りの料理が並び、さらに、法政大学カフェ部によるカフェや、ちょっと遅めのハロウィンパーティー、学童保育の子どもたち向けの宿題指導のほか、おかずを持ち寄り一緒に晩ご飯を食べるなどの企画を行い、団地の皆さんと学生によるコミュニケーションを演出した。
 寒い時期にも関わらず、団地・近隣住民の方を中心に250名にご参加頂き、多世代交流・新しい居場所づくりのはじめの一歩を大盛況で終えることができた。住民の方々から「継続してほしい」「学生のみなさんに来てほしい」との声を寄せて頂いた。

【第2回】 おいでよ! アッとほ〜む 〜報告会&持ち寄りお茶会〜
 第1弾の映像(ケーブルテレビで取り上げられたニュース)やアンケートの集約結果などを共有して、この空き店舗をこれからどんな風にしたいか、参加者で話し合いを行った。
 地域の方・学生合わせて50名が参加し、地域課題に対する想い(団地の空き家化、高齢化、孤独死への危惧、等)や、大学生が入ることへの期待(イベントによる賑わいづくり、居場所づくりによる新しいコミニティの形成、高齢者と子どもたちの繋ぎ手、等)などを共有し、最後は今後実施してほしい企画などのアイディア出しをした。

【第3回】 おいでよ! アッとほ〜む 〜持ち寄りアイデア&持ち寄り一芸〜
 はじめての休日開催、参加者は約200名を超えた。
 小雨の降る中、初めてミニ・マルシェとして、スープの販売、子どもへのわたがしづくりサービス、そしてカフェこすもすの出張パン屋などが並び、空き店舗ではカフェ部のオープンカフェと、多くのお店が開店。 学生や大学の企画だけでなく、地域の方のつるし雛の展示会も同時に実施された。
 また、歌う人類学者・佐藤壮広氏のリードで、地域の方と即興のワークショップを開き、「アッとほーむ、寺田song」を創り、青空ライブも開催され、子どもからご高齢の方まで一緒に楽しんだ。
 まだ3回を数えるアッとほーむイベントではあるが、地域の方々にも浸透しはじめ、「次の開催は?」と聞かれることが多くなった。

■現在までの活動結果
 この大学生の活動をきっかけとして、地域の方々が集い、また運営する話し合いにも参加いただきはじめている流れが注目され、「八王子地域福祉推進協議会」で成果報告をさせていただいた。
 また、八王子市ボランティアセンターでもご紹介頂き、今後の地域連携や大学・学生のまちづくりへの参画が期待されている。

■今後の活動
 この場所をもっと日常的に「居場所づくり、新しいコミュニケーションの場」にできないかと、可能性を探り、八王子市役所・UR都市機構・法政大学(保井研究室・多摩地域交流センター)が話し合いをはじめている。

■備考
・法政大学多摩地域交流センター URL: http://hucc.hosei.ac.jp/
 2013 年4月開設。近隣地域の取り組みや、その課題解決に参加することを通じて、学生の成長やキャリア形成をはかるとともに大学の社会貢献につとめ、また、近隣地域と本学の各種活動や事業を双方向に告知し、人の交わりを促進することで、地域と大学双方の発展につとめている。

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学多摩地域交流センター(HUCC)
 担当: 本野
 〒194-0298 東京都町田市相原町4342
 TEL: 042-783-3014
 FAX: 042-783-2167
 E-mail: chiiki-kouryu@ml.hosei.ac.jp

【ニュース提供元】 大学プレスセンター http://www.u-presscenter.jp/

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