「いちばんの収穫は自信」。WBA世界バンタム級王者・井上拓真がゲスト初出演で真吾氏とともにアンカハス戦を振り返る!4月15日(月)に『エキサイトマッチSP』として放送・配信!

プレスリリース発表元企業:株式会社WOWOW

配信日時: 2024-03-29 17:00:00

https://www.wowow.co.jp/sports/excite/



[画像1: https://prtimes.jp/i/1355/7677/resize/d1355-7677-d4be7d76d1000b23b8d4-0.jpg ]

 WBA世界バンタム級王者の井上拓真(28=大橋)が父親でトレーナーの真吾氏とともにWOWOW『エキサイトマッチSP』の収録に臨んだ。井上が解説を務めたのは2月24日に両国国技館で行われた自身の初防衛戦、ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との一戦。エキサイトマッチ初登場の井上は9回KO勝ちを収めたアンカハス戦について「自分でもいい試合だったと思う。過去イチ」と満足そうに振り返った。さらに5月6日に東京ドームで予定される石田匠(井岡)とのV2戦に関しては「5年ぶりの兄弟ダブル世界戦なので、しっかり勝ちを収めたい」と意気込みを口にした。

■「あっ、倒れたと自分でも驚いた」と井上拓真
 井上にとって今回の初防衛戦は試練ともいえる試合だった。昨秋に肋骨を負傷したため3ヵ月延期した経緯があるうえ、相手はスーパー・フライ級王者時代に9度の防衛を記録している実力者。自陣営が選択した相手とはいえ「過去イチの強敵」と井上自身が強い警戒心を抱いていたのは当然であろう。「調整も過去イチだったので練習のときから自信があったが、覚悟を持って挑まないと勝てない相手だったので絶対に勝つと決めて試合に臨んだ」と明かす。

 案の定、アンカハスは序盤から積極的に攻めてきた。サウスポーからテンポよくワンツーを放つが、井上はそれらを外して効率的に迎え撃った。「アンカハスは踏み込みが速く左ストレートが伸びてくると感じた」というが、その左を封じるために「左フックを狙っていった」のだと策の一端を明かす。
比較的近い距離での攻防が続いたが、井上の巧みな戦術と遂行力が光った。セコンドの真吾トレーナーは「ディフェンスから攻撃に、攻撃から攻撃に」と指示していたという。

 前半は競っていたが、5回になると井上の優勢が明白になった。「接近戦になることを想定して練習してきた」という井上は、巧みに出入りを繰り返し、パンチの精度でも上回って確実に引き離しにかかる。アンカハスはボディブローに活路を求めたが、井上は「それほどパンチがあるとは感じなかった」と振り返っている。
 5回から8回まで毎回のように加点した井上は迎えた9回、激しいパンチの交換のなかで右ボディアッパーを挑戦者の鳩尾にクリーンヒット。これを被弾したアンカハスは一瞬の間を置いて前のめりに崩れ落ち、レフェリーのカウントが10まで進んでも起き上がることができなかった。その瞬間のことを井上は「打ち合いのなかでのパンチだったので手応えはよく覚えていない。あっ、倒れたと自分でも驚いた」と話す。

 歓喜のKO防衛に会場も大盛り上がりとなり、真吾トレーナーも涙をこらえることができなかった。「拓真にしか分からないプレッシャーがあったはず。それを思うと涙が出てきた」のだという。
 会心の試合を自己解説し終えた井上は「自分でもいい試合だったと思う」と感想を話した。そして「この試合で得たいちばんの収穫は自信。これからもいい試合を続けていきたい」と決意を口にした。
[画像2: https://prtimes.jp/i/1355/7677/resize/d1355-7677-c9613e8c8e8682d5a4be-1.jpg ]

■5月6日に5年ぶりの兄弟ダブル世界戦@東京ドーム
 2度目の防衛戦は5月6日、東京ドームで行われる。兄・井上尚弥対ルイス・ネリ(メキシコ)をメインカードとする4大世界戦に出場するのだ。前戦から2ヵ月半という短いスパンとなるが、井上は「約5年ぶりの兄弟ダブル世界戦なので、しっかり勝ちを収めたい」と意気込む。
 挑戦者の石田は15年のプロキャリアで37戦34勝(17KO)3敗の戦績を残している右のボクサーファイター型で、2017年10月にはイギリスでWBA世界スーパー・フライ級王座に挑んだ経験を持っている(12回判定負け)。今回は挑戦者決定戦で勝って6年半ぶりの大舞台を迎える。そんな挑戦者を井上は「長身で教科書どおりの選手」と分析。真吾トレーナーは「左ジャブが巧くボディも打ってくるので対策を考える」と話した。

 すでに前哨戦は始まっている。石田は「理想はTKO勝ち。思いっきり殴り合って盛り上げたい」と宣戦布告。これに対し井上拓真は「中間距離でも接近戦でも自分が上」と受けて立っている。
 5万人超の収容能力を持つ大会場での試合となるが、井上は「初ドームなので入ってみないと分からないけれど楽しみ」と当日を待ち望んでいる様子だ。
 アンカハス戦のあとは「3日ほど休養を取り、4日目には軽く走り1週間後にはジムワークを開始した」という。長身で左ジャブが鋭い同門の日本フェザー級王者、松本圭佑を相手にスパーリングも始めている。体重は60kgを少し超える程度で、「体ができている状態で練習ができているので、すごくいい感じ」と話す。井上は「(石田が)バチバチ来ようがどう来ようが何もさせないよ、という感じ」とV2戦に向け腕を撫している。

『エキサイトマッチSP「井上拓真vsアンカハス」「ユーリ阿久井政悟vsダラキアン」』は、4月15日(月)午後9時からWOWOWで放送・配信される。

◆◆◆WOWOW 番組情報◆◆◆

★『生中継!エキサイトマッチSP「チューvsフンドラ」』
WBO世界S・ウェルター級王者ティム・チューと元WBC同級暫定王者セバスチャン・フンドラが相まみえるビッグマッチを筆頭にスター選手が集う豪華興行をお届けする。
<放送・配信日>3月31日(日)午前10:30[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
 ※3月31日(日)午前9:00頃~WOWOWオンデマンドでアンダーカードを先行ライブ配信
<出演>スペシャルゲスト:村田諒太/解説:亀海喜寛

★『エキサイトマッチSP「寺地拳四朗vsカニサレス」「那須川天心vsロブレス」』
L・フライ級最強王者の寺地拳四朗が日本人キラーの異名を持つ元王者カルロス・カニサレスを相手に迎えた防衛戦と「神童」那須川天心の第3戦を振り返る。
<放送・配信日>4月8日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<出演>スペシャルゲスト:寺地拳四朗/解説:飯田覚士、西岡利晃

★『エキサイトマッチSP「井上拓真vsアンカハス」「ユーリ阿久井政悟vsダラキアン」』
WBA世界バンタム級王者の井上拓真とS・フライ級王座9度防衛を誇るアンカハスの激闘とWBA世界フライ級王者ダラキアンにユーリ阿久井政悟が挑んだ大一番を振り返る。
<放送・配信日>4月15日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<出演>スペシャルゲスト:井上拓真、井上真吾/解説:ジョー小泉

★『エキサイトマッチSP「田中恒成vsバカセグア」「中谷潤人vsサンティアゴ」』
世界最速で4階級制覇を成し遂げた田中恒成の偉業達成の瞬間と中谷潤人がみせた戦慄の3階級制覇の舞台裏をそれぞれ本人解説で振り返る。さらにホープ増田陸の一戦も!
<放送・配信日>4月22日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<出演>スペシャルゲスト:田中恒成、中谷潤人/解説:浜田剛史

■番組HP/ https://www.wowow.co.jp/sports/excite/
■公式X(旧Twitter)/ @Excite_Match

PR TIMESプレスリリース詳細へ