「納品のない受託開発」を行うソニックガーデンが出版事業を開始、レーベル名『倉貫書房』から3月9日発売の第1作目はシリーズ展開の小説
配信日時: 2024-03-08 13:19:19
大きな不満もなければ、大きな喜びもない、“普通”の社会人3年目の健太が、不思議な男リッキーとの出会いから憂鬱を溶かす物語
お客さまのパートナーとなり事業開発や業務改善をソフトウェアで支援する「納品のない受託開発」を主業とする株式会社ソニックガーデン(本社:東京都大田区、代表取締役社長:倉貫 義人、以下「ソニックガーデン」)は、出版事業を開始いたしました。
レーベル名を『倉貫書房』とし、第1弾は、不思議な男リッキーが働く人々の憂鬱を溶かしていく小説「リッキーシリーズ」の展開を予定しております。
第1作目は、“ロボット”のように働き、鬱々とした日々を過ごす、社会人3年目の健太が、不思議な男リッキーとの出会いをきっかけに、「いい感じ」で働くための知恵を手に入れていく物語です。
紙の本の持つ力は大きいと考え、ブックデザインに鈴木成一デザイン室、イラストレーションに大桃洋祐氏、と豪華制作陣を迎えました。
シリーズ10作以上を目指し、第2作目は今冬発売予定、第1作目には次作紹介の仕掛けも施しております。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/22534/8/22534-8-440f418e0dfdc9d0f7d1da370f6f2360-1614x829.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『倉貫書房』サイト
https://kuranuki.sonicgarden.jp/shobo
事業開始の背景
出版業界におきましては、近年、出版点数が増える一方で、総発行部数は減少しており、従来のビジネスモデルが市場に合わなくなりつつあることにより、多くの課題を抱えています。短期間で売ることを目的とした企画が増え、書店の陳列棚を奪い合うことで返本率が高まり、結果として本そのものの命が短くなっていることも、その一例です。
しかし、本とは本来、長く読み継がれることのできるメディアです。電子書籍も広まっていますが、読書体験としては今はまだ紙の本に勝るものはありません。
これまでソニックガーデンは、システム開発の業界で「納品のない受託開発」という顧問型の新しいビジネスモデルを発明し、一括請負による業界の問題を解決するべく取り組み、一定の成果を出してきました。
「納品のない受託開発」で問題解決に着目したのは、ビジネスを取り巻く構造です。前提となる構造を見直すことで、顧客も開発者も関わる人すべてを幸せにできると考えています。
そして出版業界で起きている状況も同様に、構造の問題であると捉え直すことで、著者の意向を余さず反映した本を作り、長期的な視点で販売戦略を練り、環境に配慮した印刷部数で無駄を減らし、本当に必要とする読者に届けていくことができるはずです。
このたび出版のビジネスモデル変革にチャレンジし、著者・編集者・装丁家・印刷所・取次会社・書店、そして読者、本に関わるすべての人を幸せにすることを目指して、ソニックガーデンは出版事業を始めます。
事業の特徴
出版事業を始めるにあたり、ソニックガーデン社内で、新たなレーベル『倉貫書房』を立ち上げました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/22534/8/22534-8-8412f2fb248f8dc971ea316a5d6e83d7-1200x272.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
倉貫書房では「末永く読んでいただける本を、必要としている人に、無駄なく届ける」ことを実現するために、以下のコンセプトから始めます。
わたしたちは、紙の本が持つ力はなにものにも代えがたく、遠い未来まで受け継がれるべき文化だと考えています。主業とは別で、スポーツや芸術の振興に取り組む企業があるのと同じように、本に関わるすべての人を幸せにするために、出版活動の振興に取り組みます。
そのために、自らが出版社として、本に関わるすべてのことを経験することはもちろんのこと、長く続けることが必要と考え、ISBN(書籍出版物の書誌を特定することができるコード)を取得し、流通できる体制にしながらも、初版は取次会社に依頼せず、直取引に限定し、販売します。
「返本及び廃棄を減らすこと」、「1冊ごとに長い期間をかけて販売すること」、「著者と一体になって読者に届けること」を軸とし、自分たちに合っていると考えた企画・販売戦略をとっていますが、今後の活動の中から得られる知見をもとに、試行錯誤していく予定です。
発行者・倉貫義人のメッセージ
もっと社会に創造的な仕事を増やして、そうした仕事を楽しむ人を増やしていきたい。まるで遊ぶように働く大人が増えたら、きっと未来は明るい。そうした思いが、倉貫書房の出発点です。
アジャイル開発・自律型組織・リモートワーク。これまで私はソニックガーデンという会社で、様々な新しい働き方や組織づくりを実践し、その経験をブログや書籍の形で発信してきました。
それらは私にとって「遊ぶように働く文化」を広げる活動でした。さらに推し進めた結果、出版事業まで手がける機会を得ました。ひとりの本好きとしては、この上ない喜びであり挑戦です。
また、文化資本の経営に取り組むソニックガーデンとしても、本事業は文化への投資と言えます。本という素晴らしい文化を絶やさぬよう、書籍や出版に少しでも貢献できればとの思いです。
第1作目となる「私はロボットではありません」は、本当に面白く読めて、人生の学びも得られる本に仕上がったと思います。装丁もイラストも印刷も素晴らしく、手元に置いておきたくなる本です。
ぜひ、最後までお楽しみください。そして倉貫書房のこれからに、どうぞご期待ください。
『倉貫書房』サイト
https://kuranuki.sonicgarden.jp/shobo
私はロボットではありません(商品ページ)
https://kuranuki.base.shop/items/82969163
<代表取締役社長 倉貫 義人 略歴>
大手SIerにて経験を積んだのち、社内ベンチャーを立ち上げる。2011年にMBOを行い、株式会社ソニックガーデンを設立。月額定額&成果契約で顧問サービスを提供する「納品のない受託開発」を展開。全社員リモートワーク、オフィスの撤廃、管理のない会社経営など新しい取り組みも行っている。著書に『人が増えても速くならない』『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』『「納品」をなくせばうまくいく』など。
ブログ https://kuranuki.sonicgarden.jp/
■株式会社ソニックガーデン 会社概要
会社名 株式会社ソニックガーデン
代表者 代表取締役社長 倉貫 義人
設立日 2011年7月1日(創業は2009年5月1日)
所在地 東京都大田区田園調布2-14-5
事業内容 納品のない受託開発・自社企画のクラウドサービス
URL https://www.sonicgarden.jp/
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「株式会社ソニックガーデン」のプレスリリース
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