能登半島地震|石川県珠洲市で行方不明者を救助しました

プレスリリース発表元企業:公益社団法人Civic Force

配信日時: 2024-01-03 20:59:19

4日から物資支援 本格始動! 日本プロ野球選手会と連携 



2024年元旦に能登半島で発生した地震を受け、公益社団法人Civic Force(本部:東京都渋谷区、代表理事:根木佳織)は、2日から能登半島最北端の石川県珠洲市で緊急支援を開始。2日の捜索活動中に行方不明者1人の救出に成功しました。

また本日3日、事務所を置く佐賀県佐賀市の倉庫から非常用トイレを搬出、4日以降珠洲市の避難所などで配布する計画です(今回の物資支援の活動は連携協定を締結する日本プロ野球選手会とともに実施しています)。

生き埋めになった女性を救出、病院へ搬送

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=0XlcgtDspE0 ]
地震から丸2日が経ちました。余震が続き、“72時間の壁”が迫る中、被災した地域では倒れた家屋や家具などの下敷きになった人や行方不明者の捜索活動が続けられています。

Civic Forceが参画する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は行方不明者の捜索要請を受けて、2日午後から珠洲市の一角で捜索活動を開始しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102713/16/102713-16-4a23122e5b8c3e4b2e56564648830d68-1479x1109.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
要請を受けて行方不明者を捜索    (C)︎ARROWS
「倒壊した家屋の下に人がいる」。午後14時頃、消防から行方不明者の捜索依頼が入り、ARROWS捜索救助チームの救助犬とハンドラーら2人が現場へ向かいました。その後、Civic Forceの黄春源(ARROWS捜索救助訓練リーダー)らも合流して、壊れた家屋の内外で捜索活動を開始しました。

捜索にあたる中、現場近くにいた方から「別の場所にも人がいる。崩れた家の下敷きになってしまった女性がいて助けてほしい」と情報が入り、黄が駆けつけたところ、倒れて折り重なった柱や家具の隙間に挟まれ、動けなくなっていた人が見つかりました。声をかけたところ、しっかりとした声で返答がありました。

チームは地元の消防の皆さんと連携して、柱や家具などのさらなる倒壊に注意しながら女性を救出。2階の窓から担架で外へ出し、医師(ARROWS医療チーム)の診察を経て、近隣の病院へ搬送しました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102713/16/102713-16-ab3b8e4881a78a2c17772cb8f18511c5-625x300.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
救助された女性を病院へ搬送    (C)︎ARROWS

助かったのは、その家に住んでいた71歳の女性(写真右)。発見・救出を指揮したCivic Forceの黄春源(写真右)は「手遅れになる前に見つけられて本当に良かった」と話していました。断水続く避難所へ非常用トイレを

また、各地の避難所で「災害関連死」が増えるのを防ぐため、ARROWSでは2日から珠洲市内の避難所に診療所を開設。心身に不安を抱えている方々の相談に乗り、必要に応じて薬を処方するなどの支援を続けているほか、企業と連携して救援物資の調達・配送に力を入れ、本日より七尾市にて物流拠点も確保しました。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102713/16/102713-16-180949703271ae2eb3e577bf396ef1f1-1280x960.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
佐賀の備蓄倉庫から非常用トイレを搬出(1/3撮影)

Civic Force佐賀事務所では3日、佐賀市内の備蓄倉庫から非常用トイレを搬出。Civic Forceの根木佳織代表理事ら2人が出動し、断水が続く珠洲市などの避難所へ届ける計画です。これらの支援は12球団選手が参加する日本プロ野球選手会とCivic Forceとの共同プロジェクト「日本プロ野球選手会災害支援基金(通称:選手会ファンド)」の活動の一環として実施しています。

また、Civic Forceでは被災した地域や復旧・復興支援に取り組む団体をサポートするCivic Forceの独自復興支援プログラム「NPOパートナー協働事業」開始に向けて準備を進めています。


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102713/16/102713-16-cd529a108873083619f9eaffeb27feb6-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
損壊した道を抜けて陸路で珠洲市へ向かうARROWS [画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/102713/16/102713-16-6c325e4cdbbe694bebab32caeed60689-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ヘリから撮影した奥能登半島の被災地の様子 @ARROWS


報道機関の皆様におかれましては、是非ご関心をお寄せいただきますようお願い申し上げます。

■令和6年能登半島地震 緊急支援活動のご寄付について
「令和6年能登半島地震 緊急支援」の指定寄付口座及び特設ページを立ち上げました。
皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
https://www.civic-force.org/activities/earthquake202401/emergency.html

◆公益社団法人 Civic Forceについて
国内外の大規模災害時に企業、NPO、行政などが対等なパートナーシップのもとに協働し、迅速で効果的な支援を行うための連携組織です。発災直後から復旧・復興まで、個々の強みを最大限に生かすことで、被災地のニーズに即した支援を届けます。被災地と被災地をつなぎ、被災の経験や教訓を共有することで、災害に強い地域づくりをサポートしています。2019年からは、空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"の一員として、医師や救助犬を含むレスキューチームを派遣し、救急医療や行方不明者の捜索・救助、物資配布、パートナーとの連携による支援活動などを展開してきました。日本の災害支援の経験をアジア太平洋地域へ伝える活動も続けています。これまでの緊急支援の実績は、以下の通りです。
・2011年3月:東日本大震災支援
・2012年7月:九州北部豪雨支援
・2014年8月:広島土砂災害支援
・2015年9月:関東大雨災害支援
・2016年4月:熊本地震支援
・2017年7月:九州北部豪雨支援
・2018年7月:西日本豪雨支援
・2018年9月:北海道胆振東部地震支援
・2019年7月:佐賀豪雨支援
・2019年10月:台風19号支援
・2020年1月:新型コロナウイルス対策支援
・2020年7月:令和2年7月豪雨支援
・2021年7月:熱海土石流被害支援
・2021年8月:九州豪雨支援
・2022年7-8月:台風14号・15号支援
・2023年5月:奥能登地震支援
・2023年7-9月:大雨・台風支援

設立年月日 2009年1月29日
代表理事 根木 佳織
本部事務所
〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2階
佐賀事務所 〒840-0831 佐賀県佐賀市松原1-3-5 まるなかビル6階
TEL:0952-20-2900
Email:info@civic-force.org
HP:https://www.civic-force.org/about/index.html


◆空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”:https://arrows.red/
大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト。運営は航空機やヘリコプター、船などの輸送手段を活かし、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬などの救助チームが被災地に赴きます。東日本大震災以降、ほぼ全ての国内大災害に出動し、多くの被災者の方々を支援してきました。現場では自治体、病院、NPO、企業、さらに自衛隊・消防などとも連携を図り、発災直後の救助・救命活動から物資配布や避難所運営、中・長期的な復興のサポートまで必要な支援を最適な形で届けます。運営は特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(所在地:広島県神石高原町)。

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