コムスコープがTEコネクティビティのテレコム事業、エンタープライズ事業、ワイヤレス事業の買収に合意
配信日時: 2015-02-02 21:03:00
コムスコープを強力に補完する事業の組み合わせにより、通信インフラの一流プロバイダーとしての基盤を拡大 提供サービスの拡充で、増加する帯域幅の需要に対応 買収取引でコムスコープの調整EPSが大幅に増大し、取引完了から3年目より年間1億5000万ドル相当の相乗効果を実現できる見通し 買収総額は30億ドル
(米ノースカロライナ州ヒッコリー)- (ビジネスワイヤ)--コムスコープ・ホールディング・カンパニー(NASDAQ: COMM)はTEコネクティビティ(NYSE:TEL)のテレコム事業、エンタープライズ事業、ワイヤレス事業を約30億ドルの全額現金取引で買収することに同意しました。本取引は両社の取締役会の承認を受けており、この買収で魅力的な隣接市場に参入して、通信インフラの大手プロバイダーとしての基盤拡大を目指すコムスコープの戦略が加速される見通しです。また取引が完了した暁には、コムスコープの地理的な展開と事業内容がさらに多様化することなります。
TEコネクティビティは、有線・無線ネットワーク向け光ファイバー接続の世界的リーダーで、同社のテレコム事業、エンタープライズ事業、ワイヤレス事業は2014年9月26日締め会計年度に約19億ドルの年間売上高を生み出しています。内訳は、同社が世界トップのテレコム事業が11億ドル、エンタープライズ事業が6億2700万ドル、ワイヤレス事業が1億6400万ドルです。2014年9月30日締めの12カ月間における会社全体のプロフォーマ業績は、純売上高が約58億ドル、プロフォーマ調整EBITDAが12億ドルになっていた見通しです。取引完了後、最初の通年の終わりには、購買会計費、移行コスト、その他の特別項目を除いたコムスコープの1株当たり調整プロフォーマベース利益が20%以上増大する見込みです。
コムスコープのエディー・エドワーズ社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「これはコムスコープを変革する重要な買収です。当社の地理的な展開基盤、対象顧客、製品や技術を補完して、当社の株主、お客さま、従業員に恩恵をもたらします。本取引は当社の全関係者にとって、戦略面・財政面における多数の明らかなメリットがあります。ポートフォリオの統合と多様化によって規模を強化できるため、市場の機会を活用できる好位置に付けると確信しています。」
「コムスコープに優秀な人材、成長市場での強力な顧客関係、革新を生む強固な基盤をもたらす、TEコネクティビティの事業を迎えるのを楽しみにしています。コムスコープは、規律ある買収と統合を成功させてきた実績があります。TEコネクティビティのチームと共に、買収によって得た資産を可能な限り迅速に一体化できるように取り組むつもりです。」
TEコネクティビティの会長兼CEOのトム・リンチ氏は、次のように語っています。「コムスコープは業界リーダーとして実績があり、当社のテレコム事業、エンタープライズ事業、ワイヤレス事業を率いる企業として申し分がありません。これら事業の成功で大きな役割を果たしてきた当社の献身的な従業員が、今後もその実力をいかんなく発揮してくれると確信しています。コムスコープの経営陣と緊密に協力して、本取引を完了させたいと思います。」
本取引により、コムスコープは将来的な成長と価値創造を以下のような方法で達成できる見通しです。
多様な拡大する製品分野と地域で主導的立場を確立:本取引は、コムスコープが有線テレコムネットワーク/ファイバー・ツー・ザ・エックス(FTTx)の隣接市場に業務を拡大し、先進国市場と新興市場で着実に増加するブロードバンドサービスの需要に対応できる機会をもたらす見通しです。取引完了後、コムスコープの全体的な売上高は2014年9月30日締めの12カ月間に基づいた場合、よりバランスが取れた構成になる見込みです。 ワイヤレスによる売上高:現在の65%に対して約46% エンタープライズによる売上高:現在の22%に対して約26% ブロードバンド接続による売上高:現在の13%に対して約28% またTEコネクティビティは欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋の地域で強固な存在感を確立しているため、買収後の当社は展開基盤と世界での競争的地位を有意義な方法で拡大できます。
革新的ソリューションを生む基盤を大幅に強化:本取引により、TEコネクティビティが世界で有する約7000件の特許と特許申請が加わるため、コムスコープの革新を生み出す基盤が大幅に強化される見通しです。さらに、消費者や企業の帯域幅に対する要件が増大し、ネットワークやデータセンターでのファイバー導入が本格化するに伴い、コムスコープはTEコネクティビティの優れたファイバー技術によって、ファイバー移行への対応を向上できると期待されます。こうした革新的ソリューションが加わることで、コムスコープは顧客の通信に関する課題をこれまで以上に解決しながら、ビジネスパートナーにより大きな機会を提供できる見通しです。 補完的な市場機会の創出:新会社は、顧客とパートナーにより大きな価値と広範なサービスを提供できる技術・ソリューション・人材を得ることになります。さらに新会社は、TEコネクティビティが主要業界の企業と構築している既存の関係により、複数市場における地位を有意義な方法で強化できる見通しです。 大きな相乗効果と強固な財務内容を提供:コムスコープは取引完了から3年目より、年間1億5000万ドル以上の相乗効果を実現できると予測しており、それには最初の通年に達成する5000万ドル以上が含まれます。コムスコープは販売、マーケティング、一般管理、運営、研究開発など、社内の全分野で相乗効果を促進する予定です。本取引により、取引が完了した最初の通年の終わりには、購買会計費、移行コスト、その他の特別項目を除いたプロフォーマベースの利益が20%以上増大することが予想されます。 より大規模な組織として従業員の機会を拡大:TEコネクティビティのテレコム事業、エンタープライズ事業、ワイヤレス事業の買収により、約1万人の従業員と65施設がコムスコープに加わります。両社の組み合わせにより、高度なスキルを持ち、顧客に対するサービス提供に強い決意で取り組む多様な従業員が一体化するので、以前に増して強力な人材基盤が生まれることが期待されています。コムスコープとTEコネクティビティの従業員は、これまで以上に強固で大規模な企業の一員として、キャリアおよび専門能力を開発するより大きな機会を得られる見通しです。 経営陣、取引完了、資金調達について
取引完了後、エドワーズCEOはコムスコープのその他の経営管理チームと共に、今後も当社を統括していきます。コムスコープの経営陣は取引が完了した後、TEコネクティビティの経営チームを迎え入れます。コムスコープの本社は引き続きノースカロライナ州のヒッコリーに置きます。
本取引は、検討中の資金調達を終え、規制当局の承認やその他の慣例的な取引完了条件を満たした後に完了する見通しです。
コムスコープは取引の資金として、現金残高と最高30億ドルの増分借入を充てる予定で、JPモルガン・セキュリティーズ、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ドイツ銀行、ウェルズ・ファーゴから融資確約を取り付けています。取引完了後、コムスコープの純負債に対する2014年の調整プロフォーマEBITDAの比率は4.0~4.5倍になる見込みです。
顧問
コムスコープの財務顧問は、アレン・アンド・カンパニー、JPモルガン・セキュリティーズ、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ドイツ銀行が務めます。コムスコープの財務顧問は、オースストン・アンド・バード、レイサム・アンド・ワトキンズ、ベイカー・アンド・マッケンジー、ジョーンズ・デイが務めます。
電話会議およびウェブキャストについて
当社は本取引について説明するために本日、2015年1月28日の米東部時間午前8時に電話会議を開催します。北米からは866-610-1072、北米外からは973-935-2840に電話をし、アクセスコードの73069027を入力して聴取できます。会議の録音再生は、2015年1月28日の東部時間午前11時から2015年2月11日東部時間午後11時59分までお聞きいただけます。北米からは800-585-8367、北米外からは404-537-3406に電話をし、アクセスコードの73069027を入力してください。電話会議と関連プレゼンテーションは会議開始前に、コムスコープのウェブサイト(www.CommScope.com)でご覧いただけます。
コムスコープについて
コムスコープ(NASDAQ:COMM)は、世界中の企業が有線・無線ネットワークを設計・構築・管理できるように支援しています。当社のネットワークインフラソリューションは、顧客の帯域幅の増加、既存容量の最大化、ネットワークの性能および利用可能性の向上、エネルギー効率の改善、技術移行の簡素化に貢献しています。当社のソリューションは最も大きな建物、会場、屋外スペース、データセンターやあらゆる形状・サイズ・複雑性の建物、無線基地局とケーブルヘッドエンド、空港、列車、トンネルなどで利用されています。世界各地の重要なネットワークが、コムスコープのソリューションによって動作しています。
将来見通しに関する記述
本通知には、コムスコープ、コムスコープによるTEコネクティビティのテレコム事業、エンタープライズ事業、ワイヤレス事業の買収案、その他の事項に関連した将来見通しに関する記述(1995年民事証券訴訟改革法の意味における将来見通しに関する記述を含む)が含まれています。これらの記述は、コムスコープおよびTEコネクティビティの経営陣の現在の見解に基づき、将来の計画、動向、出来事、事業の成果、財務状況などに関する目標、意図、予想のほか、経営陣が現在入手可能な情報に基づいて行なった仮定を述べている場合があります。将来見通しに関する記述は「目指す」、「予期する」、「考える」、「計画する」、「するかもしれない」、「する」、「すべきである」、「見積もる」、「期待する」、「予測する」、「将来」、「ガイダンス」、「意図する」、「可能性がある」、「予定である」、「可能である」、「可能性」、「予見する」、「推定する」や、それらに類似した言葉、句、表現を使って述べることがあります。こうした将来見通しに関する記述は、さまざまなリスクや不確実性の影響を受ける可能性があり、その多くはコムスコープとTEコネクティビティが制御できる範囲を超えています。従って、これら将来見通しに関する記述に過剰な信頼を寄せるべきではありません。実際の結果が、将来見通しに関する記述によって示されたものと大きく異なる場合の要因としては、コムスコープまたはTEコネクティビティにとって許容可能な条件で規制当局からの承認を適時に得られないこと、またはまったく得られないこと、取引案に関するその他の取引完了条件を満たせないこと、株式・資産購入契約に基づきコムスコープが買収企業による契約解除費を支払わねばならないリスク、TEコネクティビティの事業がコムスコープに首尾よく統合できないリスク、もしくはコムスコープが推定したコスト削減、相乗効果、成長を実現できなかったり、そうしたメリットの実現が予想よりも時間を要するリスク、コムスコープが予想した買収のメリットを実現できないこと、統合に関連した想定外の出費が発生するリスク、さまざまな重要な取引サービスに関してTEコネクティビティに長期にわたって依存することのリスク、顧客による支出の減少あるいは顧客による支払いの停滞、顧客間における利害の衝突を管理できないこと、電気通信業界の競争的要因に関する予測できない変化、重要な人材を雇用・保留する能力、買収案の発表または買収完了が顧客、従業員、競合他社を含む第三者との関係に及ぼすかもしれない影響、予想通りの方法で新規顧客を引き付け、既存顧客を維持する能力、コムスコープおよび買収するTEコネクティビティの事業に影響を及ぼすかもしれない法案や政府規制の変化、コムスコープおよび買収するTEコネクティビティの事業、同事業の顧客に悪影響を及ぼす可能性がある国内・国外、あるいは地方の経済・社会・政治状況、買収資金調達に関連したコストに影響を及ぼす可能性がある金融市場の状況、事業分野の説明や、コムスコープあるいは買収するTEコネクティビティの事業による法的手続きを含め、重要な会計予測との関連で行なった仮定に関するリスク、為替変動および為替レート管理のリスクが伴うコムスコープの海外事業、そして買収するTEコネクティビティの事業の海外事業などがあります。前述の要因のリストはすべてを網羅しているわけではありません。前述の要因やコムスコープの事業もしくは買収するTEコネクティビティの事業に影響を及ぼすかもしれないその他のリスクや不確実性を慎重にご検討ください。そうした要因には、コムスコープとTEコネクティビティ各社のフォーム10-Kによる年次報告書、フォーム10-Qによる四半期報告書、フォーム8-Kによる最新報告書、そして米証券取引委員会に適宜提出するその他の文書に述べられているものが含まれます。適用法令で要求されている場合を除き、両社はこれらの将来見通しに関する記述を更新する一切の義務を負いません。
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連絡先
Investor Contact
Phil Armstrong, CommScope
Senior Vice President, Corporate Finance
+1 828-323-4848
phil.armstrong@commscope.com
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Rick Aspan, CommScope
Vice President, Corporate Communications
+1 708-236-6568
rick.aspan@commscope.com
or
James Golden / Joe Snodgrass / Joseph Sala
Joele Frank, Wilkinson Brimmer Katcher
+1 212-355-4449
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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