ブレンボ、第2回HACKATHON（ハッカソン）を開催

ブレンボの戦略ビジョン「Turning Energy into Inspiration」に則し、このイベントを通じて、従来のイノベーションプロセスの枠を超えた新しいソリューションを見出します



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2023年10月13日 ステッツァーノ（ベルガモ）

自動車用ブレーキ技術の世界的リーダーであり、イノベーターであるブレンボは、10月13～15日、米国カリフォルニア州サニーベールのブレンボ・インスピレーション・ラボにおいて「第2回ブレンボ ハッカソン」を開催いたします。

ブレンボ ハッカソンでは、出場者が機械学習と人工知能（AI）の可能性を掘り下げ、現在のブレーキ技術を根底から変える新しい発想に挑戦します。今回の「ブレンボ データ&AIハッカソン」では、データ駆動型の力を駆使しながら新しいブレーキシステムのための最先端の製法や材料化合物を考案し、安全性と性能、効率性の向上に役立つ保証請求データモデルの改善を図ります。シリコンバレーの中心に位置するブレンボ・インスピレーション・ラボは、ソフトウェア開発、データサイエンス、人工知能に関するノウハウの強化に特化したCoE（研究開発拠点）です。

ブレンボ ハッカソンの軸になるのがブレンボが提供する膨大かつ多様なデータセットです。非特定化したデータセットには各種自動車モデル、そのブレーキシステム、性能測定項目、現実世界の運転シナリオの情報が含まれます。こうしたデータを武器に、出場者には画期的機械学習モデルの構築という課題が与えられます。テーマはブレーキ設計の予測と最適化ができること、または保証データベース問題を解決し、ブレンボの既存モデルをさらに改善できることのいずれかです。

出場者には以下に説明する2つのハッカソン課題からどちらかを選択していただきます。どちらにも独自のデータセットとサンプルモデリングが用意されます。

ブレンボのCEOであるダニエレ・スキラッチは次のように述べています。「ブレンボ ハッカソンにはシリコンバレー屈指の優秀な頭脳が集まり、ビジネスとして実現可能な画期的ソリューションが編み出されます。自動車業界は常に変化し、課題に対する解決策はありとあらゆるところに存在します。ハッカソンの優勝者は『ソリューションプロバイダーであれ』というブレンボのモットーの体現者ということになります。そして、このイベントの開催地にブレンボ・インスピレーション・ラボほどふさわしい場所はありません。ハッカソンの出場者と同様、技術で何ができるのか、この場所で私たちも日々挑戦を続けています。」

ブレンボ ハッカソンは現実世界の課題に立ち向かうためにブレンボに加わりたいという熱意あるスタートアップ企業や個人の参加をお待ちしております。

ハッカソン出場者に選んでいただく課題は次の2つです。

生成AIとブレーキパッド製法の考案
ブレンボから摩擦試験データを提供します。生成AIを使って新しい化合物を考案し、試験結果と、ブレンボの新しいブレーキ製品の有効性と特性を予測するための枠組みを予測してください。ソリューションには必ず生成AIを使用し、これを応用して候補化合物の数を増やせる新製法を提案できるモデルを構築するとともに、事業性と優れた性能を確保してください。

保証分類のための合成データ
顧客からの請求を含む過去の保証データベースに基づき、ブレンボの既存データセットを増強し、現在の生産モデルを再トレーニングし、最終的な識別子の改善余地を判断できる合成データを生成してください。生成した合成データはブレンボが提供するデータに類似し、ブレンボの既存モデルを改善するために使用できることが条件です。

優秀プロジェクトには賞を授与し、ブレンボとのインキュベーション契約の可能性もあります。

詳しくは、以下ブレンボ ハッカソン公式ページ（bemyapp.com）をご覧ください。
https://brembo-hackathon.bemyapp.com/


■ブレンボS.p.A. について

ブレンボは、高性能ブレーキシステムおよびコンポーネントの設計・開発・生産の世界的なリーディングカンパニーです。1961年にイタリアで創業して以来、乗用車やバイク、商用車の一流メーカーへ革新的なソリューションを提供し続け、過酷なモータースポーツの世界選手権においては600以上のタイトルを獲得しています。15カ国に31の生産・事業拠点と9つの研究開発センターを構え、約15,000名の従業員と共に、最高のドライブ体験を追求する全ての人々が信頼できるソリューションを開発し続け、2022年の売上高は36億2,900万ユーロに達しました。「Turning Energy into Inspiration（エネルギーをインスピレーションに）」をビジョンに、最先端のデジタル技術と持続可能なソリューションを通じて、モビリティ分野の発展と未来の形成に貢献します。



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