英検のテストブランドを統一

プレスリリース発表元企業:公益財団法人 日本英語検定協会

配信日時: 2014-12-19 13:00:00

「英語能力判定テスト」「児童英検」名称変更およびロゴデザイン刷新のお知らせ

公益財団法人 日本英語検定協会 (理事長:松川孝一、所在地:東京都新宿区、以下、「英検協会」) は、2015年4月より、「英語能力判定テスト」と「児童英検」をそれぞれ「英検IBA(Institution Based Assessment)」「英検Jr.」と名称変更いたします。それに伴いロゴデザインも刷新し、「実用英語技能検定(英検)」のテスト群(「テストファミリー」)として統一ブランドで展開していくことをお知らせいたします。

「英検」「英検IBA」「英検Jr.」のロゴ
※PDFをご参照ください。

【ブランド統一の背景】

英検協会では、一般財団法人 日本生涯学習研究所と共同で、本年9月、国際基準規格のCEFR(欧州言語共通参照枠)との関連性を持たせた、ユニバーサルな新しいスコア尺度「CSE(Common Scale for English)」*を発表しました。CSEは、英検をはじめ各種資格・検定試験のスコアを統一尺度で比較可能とするものです。これにより、学習者自身が様々な資格・検定試験の結果をCSEで測り、自身の英語力の推移を経年的に把握できるようになります。今後は、「英検」だけでなく、「英検」関連のテストである「英語能力判定テスト」と「児童英検」におきましても、CSEスコアの表示を検討していくこととなります。

こうしたCSEの実用化により、「英語能力判定テスト」と「児童英検」を「英検テストファミリー」と位置づけ、学習者にとって、より統合的にご活用いただける環境が整ったため、このたび、それぞれを「英検」と紐付けた名称とロゴデザインに変更し、今後、英検統一ブランドとしてご提供させていただきます。

*CSEにつきましては、本年9月1日付のプレスリリースをご参照ください。(http://www.eiken.or.jp/association/info/2014/pdf/0901/20140901_pressrelease_01.pdf


◎CSEでつながる英検、英検IBA、英検Jr.(イメージ図)
※PDFをご参照ください。

◎「英語能力判定テスト」とは

英検の良質な問題を使用し、英検級レベルの判定を可能にしたテストです。団体受験を対象としています。学校および社内英語研修におけるクラス分けや効果測定をはじめ、英検受験前の実力測定など、ご利用者様の目的に応じて幅広くご活用いただけます。また、「手頃な価格で365日いつでも試験を実施することができる」「迅速に成績が通知される」という利便性もあり、ご利用者様から多くの支持を集めています。

◎「児童英検」とは

1994年の開発以来、学校や塾を中心に幼児から小学生まで多くの皆様に親しんでいただいているリスニングテストです。英語学習を始めたばかりの子どもたちが英語や異文化への興味・関心を広げ、英語によるコミュニケーションの楽しみを知ることを目的としています。3つのグレードによるテストはそれぞれ、音声を聞いてイラストを選ぶ、ゲーム感覚で受験できるリスニング形式の問題構成となっており、
「正答率」で成績を表示して学習意欲の向上につなげます。

【変更後の名称およびロゴデザイン】
2015年4月より、「英語能力判定テスト」は「英検IBA(Institution Based Assessment)」に、「児童英検」は「英検Jr.」にそれぞれ名称およびロゴデザインを変更いたします。いずれもテスト名に「英検」を冠することで、「英検」の関連テストであることがひと目でご理解いただけます。
※PDFをご参照ください。


◎「英検IBA(Institution Based Assessment)」の名称について

テスト名にInstitutionと表記することで、学校、企業、自治体といった団体受験を対象としたテストであることを明確にしました。また、英検の模擬試験としてもご活用いただけるテストであることから、Assessmentの言葉も付加しました。

◎「英検Jr.」の名称について

昨今、グローバル化や小学校の外国語活動の導入といった背景から、小学校入学前から英語学習を始める子ども達がますます増えています。同時に、児童英検の受験者層も、開発当初の対象であった小学生だけにとどまらず、幼児の受験者も多く見られることから、「児童(=小学生)」という日本語の意味合いを、実際の受験者層に合わせてJr.とすることで、対象年齢の幅広さを表しました。

◎ロゴデザインについて

すでに多くの皆様に親しまれている「英検」のロゴにそれぞれ「IBA」「Jr.」を添えたイメージとなります。生徒や社会人を受験対象とする「英検IBA」は、シックで落ち着いた緑色を基調とし、幼児や児童を受験対象とする「英検Jr.」は、元気で明るく、未来をイメージさせる黄色を基調といたしました。

【今後の展開について】

このたびのブランド統一により、「英検」を軸とした「英検テストファミリー」を確立してまいります。そして今後、英検協会が開発する、質の高い英検関連の各種テストを「英検テストファミリー」として位置づけ、それにより英検ブランドのさらなる強化を図ってまいります。

「英検IBA」のテスト詳細につきましては、2015年4月のリリースに向けて、2015年1月頃に、あらためてお知らせいたします。また、「英検Jr.」のスコア化導入についても、詳細が決まり次第、速やかにお知らせいたします。


英検協会は、今後も受験者の皆様のニーズに寄り添うことを大切にし、「英検テストファミリー」をはじめとする各種検定事業のほか、実用英語の普及、向上を目的とした調査研究および研修、研究助成などの事業を通じて日本の英語教育の発展へ寄与してまいります。

公益財団法人 日本英語検定協会は、「実用英語の普及と向上」を目的に1963年に設立されました。以来、“英検”の名称で親しまれている実用英語技能検定の実施・運営のほか、児童向けの「児童英検」やビジネスパーソン向け英語能力テスト「BULATS(ブラッツ)」、留学・海外移住のための英語運用能力試験である「IELTS(アイエルツ)」、さらには英語教育に関する優秀な研究企画に助成金を交付する「英検研究助成金」制度など、実用英語の普及・向上に向けた様々な取り組みを展開しております。2012年4月、内閣府からの認定書交付を受けて正式な団体名称を「公益財団法人日本英語検定協会」に改めています。
英検協会ウェブサイト:http://www.eiken.or.jp/



本件に関するお問合わせ先
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