待機児童ゼロを目指して「保育所就職相談会」を開催 公立4施設、私立8施設の保育所と潜在保育士や保育士を目指す学生が参加

プレスリリース発表元企業:かがわ潜在保育士支援事務局

配信日時: 2014-11-27 10:00:00

香川県子育て支援課は、潜在保育士(※1)や保育士を目指している学生などを対象にした「保育所就職相談会」を、2014年11月22日(土)に香川県立文書館 視聴覚ホールで開催しました。

2014年10月1日現在、香川県では34人の待機児童が存在しています。その主な原因は、保育士の不足から保育所で預かることができる児童の数に制限が生じているためです。
同相談会は、香川県内の待機児童解消と潜在保育士の復職支援を目的に行われました。

当日は、高松市など公立4施設、私立8施設の保育所が参加。各採用担当者と次々に訪れる相談者が、職場の環境、勤務待遇、勤務時間、子育てと仕事との両立などについて、熱心に質疑応答を繰り広げました。

また会場では、相談会と合わせて芸術士(※2)によるカードを使ったワークショップも実施。ワンポイントだけデザインされた様々な図柄のカードに絵を加え、絵が完成したカードを使って自由に物語をつくる、リサイクルをテーマにしたワークショップです。保育所でも実践できる親しみやすい内容に、相談者はもちろん、保育所の担当者も参加。楽しい学びのひとときも添えられました。


▼相談会を訪れた参加者の感想
「色んな保育所の方と、一度にお話しができるのでとても便利」
「直接、保育所に行くよりも気軽に、自由にお話しすることができた」
「今すぐに就職を考えていなくても、保育所の方から情報収集をすることができる」

▼保育所の採用担当者の感想
「より多くの求職者とお会いすることができる」
「話しやすい雰囲気なので、お互いの不安を取り除きやすい」
「ミスマッチを減らせる好機会になる」


香川県子育て支援課は「マッチング件数のさらなるアップを目指して、来年度も相談会を開催する予定です。保育士の資格を持っている方が一人でも多く現場で活躍し、県内の待機児童ゼロを目指したい」とコメント。
求人情報は、香川県保育士人材バンク(※3)に登録すると漏れなく無料で配信されます。登録は、かがわ潜在保育士支援事務局(※4)が運営するホームページ「香川県保育士ガイド( http://www.kagawa-hoikushi.com/ )」からアクセスを。


※1:潜在保育士
保育士資格を持ちながらも保育の現場で就業していない人。香川県内で保育士の有資格者は約9,000人存在(2013年現在)、うち半数が潜在保育士といわれています。

※2:芸術士(派遣事業)
絵画や造形、パフォーマンスなど様々なジャンルのワークショップを子どもたちにレクチャーするなどの活動を行っているアーティスト。2009年に高松市の派遣事業として誕生、市内にある35ヶ所の保育所や幼稚園を週に一度、訪問。自治体では全国で初めての試みです。

※3:香川県保育士人材バンク
潜在保育士に対して就職の相談と仕事のあっせんを無料で行う公的機関。登録すると、さまざまな求人サポートが受けられます。潜在保育士の復職支援と待機児童の解消を目的に、2013年8月、香川県社会福祉協議会 福祉人材センター内に設置されました。保育所で長年、勤務経験のある専任のコーディネーターも常駐し、細やかなニーズに対応します。

※4:かがわ潜在保育士支援事務局
香川県の保育所(園)の求人情報や施設情報、現場保育士のナマの声、研修会のお知らせなどを定期的にリリース。ホームページ「香川県保育士ガイド( http://www.kagawa-hoikushi.com/ )」も運営し、香川県保育士人材バンクと連携して、潜在保育士のスムーズな復職を支援するPR事務局です。

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