菊間国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について

プレスリリース発表元企業:JOGMEC

配信日時: 2014-10-07 14:34:02

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)が国から委託を受けて管理している菊間国家石油備蓄基地(愛媛県今治市、以下「菊間基地」)において、10月1日、平成26年度総合防災訓練が実施されました。

 本訓練は、平成26年度の菊間基地防災訓練計画に基づき、災害発生時における被害の最小化を図るため、総合防災訓練における演習を通じて関係機関との連携体制の再確認を行うとともに、従来にも増した協力体制の強化・充実並びに基地関係職員の防災意識の高揚を図ることを目的として、陸上、海上において実施されました。

 陸上防災訓練は、「南海トラフを震源とする南海トラフ巨大地震(今治市菊間町は震度6弱)が発生し、原油タンクの付属配管より原油(約1kl)が漏洩、また、防油堤に亀裂が生じ、土のう構築中の工作班員が負傷、その後、原因不明の火源により原油タンクのリング火災が発生した。」との想定で実施されました。今治市西消防署及び菊間地区共同防災組織等も参加し、自衛防災本部及び現場指揮所の設置、各担当班との情報伝達訓練、地元住民に対する災害広報訓練、漏油箇所の応急処置訓練、漏油タンクからの原油移送訓練、防油堤亀裂箇所への土のう構築訓練、漏油タンクのリング火災発生に対する消火・延焼防止訓練、負傷者の救出・救護・救急搬送訓練、津波避難訓練等が行われました。

 海上では、「地震により、原油タンクの付属配管から漏洩した原油が、雨水排水溝を経てガードベースンに流入し、ガードベースンから海上に流出した。」との想定で、今治海上保安部及び菊間地区共同防災組織等の参加を得て実施し、防災組織の編成、情報伝達訓練、流出油の拡散予測、航行制限区域の設定、流出油の防除及び回収、浮流油の拡散処理等の訓練が行われました。

 今回の訓練に係る参加防災関係機関は6機関、参加人員は約100人、参加車両は大型化学高所放水車など9台、船舶は巡視艇・多目的防災船など8隻でした。   
 

       
    
      
       
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