「東京大学大槌イノベーション協創事業」に参加、カラオケ機材等を提供し、音楽療養コンテンツの実証研究本格化

プレスリリース発表元企業:株式会社エクシング

配信日時: 2014-09-22 11:14:53

株式会社エクシング(名古屋市瑞穂区、社長吉田篤司)は、経済産業省の産学連携イノベーション促進事業「東京大学大槌イノベーション協創事業」(平成25年4月~平成27年3月)における『コミュニティプレイス』でのコミュニティサービスの実証研究に、カラオケ機材及び音楽療養コンテンツを提供し、本格参加します。

同実証研究は、被災地におけるコミュニティプレイス事業の柱として、岩手県大槌町民が集える「集会所」を建設、町役場や町民、NPO団体、学校などが共同して運営できるコミュニティの形成・交流の場を提供するために、参加企業が研究を行うものです。

エクシングは、昨年より販売開始した一体型の通信カラオケシステム「JOYSOUND FESTA」と、同システムに搭載して400種類以上のプログラムをできる音楽療養コンテンツ「健康王国」を提供して、健康維持に効果があるかを検証します。大槌町では平成25年時点の高齢化率が32.7%(全国平均25.1%)となっており、最終的にはコミュニティプレイス事業を通じて、健康維持・重度化防止による医療費や介護費の抑制効果を共同で提言することを目指しています。

今回提供する音楽療養プログラムの内容は、運動療法、歌唱療法、映像による回想法、口腔体操(「パタカラ」)、脳トレ(クイズ・ゲーム)、合唱などを組み合わせたもので、すでに7月と8月の実証実験を行い、60~80歳(女性)の参加者からは、「楽しい」「体が楽になった」「また参加したい」などのコメントをいただき、好評を得ております。

第3回目となる9月24日には、これまでと同様に、20名ほどの参加者に音楽療養プログラムを体験していただき、継続参加することでの精神状態や健康状態の測定やアンケートを実施、分析を進める予定です。

今後は、定例として、月に2回程度同様の実証研究を開催し、研究の精度を高めて、集会所建設後の運用へとつなげていく予定です。また同研究と併せて、高齢者と学生や若い就業者との交流会も継続して行うことで、エルダー向けのコンシェルジュ的な人材の育成を現地で行うことも狙っております。

 今回の実証研究を通じて、当社は、音楽の持つ有用性を実証し、高齢化社会における新たな機器やコンテンツの開発・提案を目指してまいります。

== 「第3回実証研究」 概要 ==

◆実施日 : 2014年9月24日(水)13:30 ~15:00(開場13:15、開演13:30)
◆場所 : 岩手県上閉伊郡大槌町小槌第27地割3番地4
シーサイドタウンマスト2階マストホール
◆実施プログラム例(90分):
・健康体操(運動/音楽療法~クイズ・ゲームで脳トレ~パタカラ口腔体操):45分
・昔のニュース映像による回想法:15分
・懐かしの楽曲で合唱:30分

▽ 「東京大学 大槌イノベーション協創事業」の詳細については特設ページをご覧ください。 http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/otsuchi-i/

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