「日本をペット長寿国に!」ペットに関わる複数の企業・団体・獣医師による日本のペットの健康的な長生きを目指す/プロジェクト「ペット長寿国プロジェクト」 本日発足
配信日時: 2014-09-11 19:15:00
P&Gジャパンのプレミアムペットフードブランドの「アイムス」「ユーカヌバ」、ペット保険の「アニコム損害保険株式会社」、メリアル・ジャパン株式会社と日本全薬工業株式会社によるペット保護プロジェクトの「セーブペットプロジェクト」、愛犬用健康サービス「わんダント」を提供する富士通株式会社、および獣医師による「ペット長寿国プロジェクト」が、本日2014年9月11日(木)に発足いたしました。
昨今、日本では犬や猫を家族の一員とする風潮が高まっており、犬と猫の飼育率は犬:15.81%、猫:10.14%(※一般社団法人ペットフード協会調べ、2013年)で、子どもの数を超える約2,000万頭の犬や猫が飼われています。
83.7歳の平均寿命で世界で最も長寿であることがギネス世界記録2014に認められている日本(193カ国中1位、2014年)は、健康的な食文化として和食がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、世界に誇る長寿国です。しかし一方、ギネス世界記録に登録されている歴代長寿の犬と猫の上位3位に日本勢の記録はなく(※2014年6月時点)、犬と猫においては、日本は長寿国とは言いがたいのが現状です。
本日発足した「ペット長寿国プロジェクト」では、日本の犬と猫をもっと健康的でかつ長生きできるようにしていくため、複数のブランド、企業、団体、獣医師でパートナーシップを組み、ペットオーナーの皆さまに正しい知識の啓発を行ってまいります。具体的には犬と猫の健康的な長生きの実現向けた適切な「食事」「運動」「定期予防」を3大ポイントとして掲げ、継続的な活動によって日本の犬と猫の平均寿命を3歳延ばすことを目標としています。そして将来的には、日本がペット長寿国No.1になることを目指します。
長寿への関心が高まる2014年9月15日(月・祝)の敬老の日を前に、ペットにおいても健康的な長寿への意識が高まることを願っております。
■実は日本はペットは長寿国ではなかった!? 犬と猫のギネス歴代長寿TOP3に日本の犬と猫はいない!
ギネス世界記録(R)に登録されたことのある長寿犬・猫
【犬の長寿記録】
1位 ブルーイー(オーストラリア/29歳5か月)
2位 タッフィー(イギリス/27歳と313日)
3位 ブッチ(アメリカ/27歳)
【猫の長寿記録】
1位 クリームパフ(アメリカ/38歳と3日)
2位 マー(イギリス/34歳)
2位 グランパ レックス アレン(アメリカ/34歳)
※ギネス世界記録®はギネスワールドレコーズリミテッドの登録商標です。
※2014年6月現在。
■犬や猫の健康的な長生きに関する知識啓発を継続的に行う。長期目標は日本の犬・猫の平均寿命を3歳延ばす。
ペットフードの発展、獣医学の発達、各種ペットサービスの進化や拡大で、日本の犬や猫は以前よりも健康的で長生きできる環境にあると言えます。しかしながら、今後より大切なことは、ペットオーナーの皆さまが正しい知識を持ってペットに接し、単なる長寿ではなく、健康寿命を重視することだと考えています。本プロジェクトは、犬や猫の健康的な長寿に向けた3大ポイントである適切な「食事」「運動」「定期予防」をペットオーナーの皆さまに継続的に発信しつづけ、正しい知識の啓発を進めてまいります。長期的な活動結果として、日本の犬と猫の平均寿命を3歳延ばすことを目標に掲げ、将来的にペット長寿国No.1を目指します。
■ 犬や猫の健康的な長寿のための3大ポイント
(1)「食事」
ペットの食事は、筋肉を維持し、健康的で長生きに不可欠な運動のために非常に重要です。しかし、ペットは自分で食事を選ぶことができません。ペットの食事は一緒に暮らすペットオーナーの皆さまに委ねられています。そのため、犬や猫の適切な食事に対する知識を持つことが大切だと考えております。
犬も猫も祖先が肉食動物であることから、肉を引き裂くための尖った歯がほとんどです。また、腸の長さは一般的に犬は体長の約6倍、猫は体長の約4倍と言われており、草食動物である牛が体長の約10倍、羊が体長の約25倍、人間では体長の約6~9倍と言われているため、犬や猫の腸は短いことが言えます。体の構造が違うため、人間にとってバランスのよい食事は決して犬や猫にとってバランスがよい食事とは限りません。例えば、人間で健康に良いとされている野菜のねぎ類は、犬や猫が食べると体調不良を起こす場合があります。
また、犬や猫の食事にかかせない6つの栄養素は、タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラル、水です。特に身体機能を支えるためには各種アミノ酸が不可欠で、アミノ酸の重要なソースはたんぱく質であることから、良質なたんぱく質を食事として与えることが重要です。犬や猫は祖先が肉食動物であるために、お肉などの動物性たんぱく質が健康的な長生きに必要なのです。
(2)「運動」
ペットの運動は人間同様、骨格、筋肉、内臓機能の活性化を促し、健康の維持ならびに身体のメンテナンスにつながります。逆に言えば、運動不足は肥満や臓器全般の衰退を引き起こし、病気に対する抵抗力を低下させてしまいます。生活習慣病を含めた各種疾患にかかるリスクが増え、結果的に寿命を縮めることにつながりかねません。
犬の場合は1日2回の散歩で、一回当たりの時間は、小型犬は20分~30分程度、大型犬は50分~60分程度が一般的な目安です。猫はリードをつけての散歩がほとんどできないですが、高いところへの昇降運動を行うことで良い運動になります。猫がずっと室内にいる場合は、昇降運動を行えるキャットタワーや、高さの違う家具を階段状に配置することを心がけてださい。
(3)「定期予防」
愛犬・愛猫のために人間同様、平常時から健康管理を習慣化しておくのが飼い主としての愛情の証です。
犬や猫は言葉が話せないことに加え、不具合や体調不良を我慢して周りに悟られないようにする本能があり、ペットオーナーの皆さまがペットの不調に気がつかずに見過ごしてしまうことも少なくありません。 “いつもと違う”という犬や猫が発するちょっとしたサインを見逃さないようにするために、まめにスキンシップを行って健康な状態をしっかりと把握しておくことが大切です。
早期発見、早期治療または、異常をいち早く見つけるために、信頼できるかかりつけの獣医師を決めて、健康な時でも気兼ねなく相談することも定期予防の大切なポイントです。
■「ペット長寿国プロジェクト」のWEBサイトを公開。ペットオーナー様へ情報提供。
本プロジェクト発足と同時に本プロジェクトのWEBサイト(http://www.iams.jp/longerlifeproject/)をオープンし、犬や猫の健康的な長生きのための適切な「食事」「運動」「定期予防」に関する情報を発信してまいります。意外と知られていない豆知識やすぐに役に立つ情報を、わかりやすく楽しいクイズ形式で紹介いたします。また、賛同各社・団体からの新着情報も随時更新いたします。
■店頭でペットオーナーの皆さまからのご相談に対応。「ペット長生きアドバイザー」の育成を行います。
ペットショップやホームセンターなどペット関連用品販売店のご協力を得ながら、本プロジェクトが犬や猫の健康的な長寿に向けて掲げる3大ポイントである、適切な「食事」「運動」「定期予防」に関する知識を有する販売員を「ペット長生きアドバイザー」に認定いたします。本プロジェクトが主催する販売店向けセミナーに参加された販売員の方々に認定書とバッジをお渡し、店頭でも、ペットオーナーの皆さまから犬や猫の健康や長生きに関してのご相談に対応できる体制を整えてまいります。
■「ペット長寿国プロジェクト」代表監修獣医師
草場治雄(公益社団法人 福岡県獣医師会会長 / 室見動物病院 院長)
「外科専門医」の資格を有し、元日本大学講師。開業25年となる室見動物病院では豊富な症例や経験から外科疾患にアドバイスを行っている。また昨年には、福岡県獣医師会会長としてVMAT(災害派遣医療チーム)を結成し、福岡県と災害時における愛護動物の救護についての協定を結ぶなど精力的に活動。
■プロジェクトロゴ
日本のペットが世界一の長寿になる事を目指す志しとその決意表明の標(しるし)として旗をシンボルにし、旗の中央には犬と猫の横顔を重ね合わせ、一丸となる様にとその願いを込めています。
■参画ブランド・企業・団体のご紹介
アイムス(P&Gジャパン)
1946年に米国で創設され、ペットの健康で活動的な毎日をお肉たっぷりのペットフードの提供を通して支援します。
ユーカヌバ(P&Gジャパン)
1969年に米国で創設され、高品質な原材料を使ったプレミアムなペットフードで犬・猫の健康的な毎日をサポートしています。
アニコム損害保険
ペット保険の提供を通じて、どうぶつがケガや病気をせず、いつまでも健康に暮らせる社会創りを目指しています。
セーブペットプロジェクト
ノミ・マダニ駆除薬「フロントライン」の売り上げの一部を役立て、殺処分数の低減を目的とするプロジェクトです。
富士通
愛犬用健康サービス「わんダント」は、人とペットが共生できる、安心と豊かなペットライフの実現を目指しています。
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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