観光地のごみ問題を解決する「Go!ME(ゴーミー)」 川越・京都の商店街で第2回目の実証実験を実施 ~モード学園との産学連携により学生考案のごみ箱デザインを初採用~

プレスリリース発表元企業:株式会社JTB

配信日時: 2023-02-08 12:00:00

株式会社 JTB(以下、「JTB」)は、専門学校モード学園(以下、「モード学園」)(※)との産学連携により作成したオリジナルデザインのごみ箱を、京都(錦市場商店街)と川越(一番街商店街)にて、2023年2月10日(金)~3月10 日(金)に実施するごみの有料処分の実証実験にて導入します。実証実験は、ごみをテーマとした地域共創型ソリューション「Go!ME」の事業検証の一環です。
昨年2月、同エリアでJTBが実施した第1回目の実証実験では、ごみ箱が「気づかれない」「メッセージが伝わりにくい」という課題が得られました。これに対し、今回初めてモード学園の学生が考案したデザインのごみ箱で、行動変容に繋がるかを検証します。本実証実験での結果を踏まえ、地域のごみ問題を解決し持続可能な観光地を共創するソリューションとして、2023年度に事業化し全国展開する見込みです。



■Go!ME(ゴーミー)とは

[画像1: https://prtimes.jp/i/31978/987/resize/d31978-987-1c489033efa9bd3bf901-0.png ]

地域共創型ソリューション「Go!ME」は、観光客に対し「ごみは自宅に持って帰る」という選択肢に加え、「有料で、その場でごみを処分してもらう」という新しい選択肢(価値観)を提供し、環境と地域社会に貢献する事業です。来訪者、地域事業者、地域住民が気持ちよく過ごせる「三方よし」で、持続可能な観光地づくりをめざします。

■Go!ME デザイン プロジェクトとは
産学連携プロジェクトを推進しているモード学園よりGo!MEの主旨に共感・賛同いただき、Go!MEで利用する専用ごみ箱の「デザイン」と「広めていくアイデア」を学生から募集。審査はJTBの審査員による加点式で行われ、一次選考に残った作品は最終選考で学生本人にデザインした作品をプレゼンテーションしていただき、審査を行いました。、選ばれた優秀作品の中から2作品を専用ごみ箱のラッピングとして実証実験にて利用します。

【デザイン案A (京都錦市場商店街設置)】 ※大阪モード学園

[画像2: https://prtimes.jp/i/31978/987/resize/d31978-987-2b9982270371a1db87eb-1.png ]


【デザイン説明】
オリンピックでも採用されたピクトグラムを使ってデザインしました。
どなたにでも分かりやすいをコンセプトに、ゲーム要素もつけ楽しんでいただけるデザインです。

【学生コメント】
この様な貴重な経験を学生である私たちにくださったことを大変感謝いたします。
賞をいただき、一緒に制作したメンバー達と喜びを分かち合いました。


【デザイン案B (川越一番街商店街設置)】 ※名古屋モード学園

[画像3: https://prtimes.jp/i/31978/987/resize/d31978-987-2e9189da4691484648b3-2.png ]


【デザイン説明】
写真で視覚的に、ごみを捨てて現実的に、「私がそこに行くことで綺麗になる街」をテーマにし、SNSを通じて広がる様子を波紋で表現しました。

【学生コメント】
この活動がまずは多くの人に知ってもらう必要があると考え、写真がSNSで広がるよう工夫しました。みなさんに気持ちよく使っていただきたいです。


■実証実験について
1.1回目 (実施済)
・実施時期:2022年2月10日(木) ~ 3月10日(木)
・実施場所:京都錦市場商店街(10店舗参加)、川越一番街商店街(12店舗参加)
・実施目的:旅行者に「お金を払ってごみを処分してもらう」という新しい選択肢(価値)が受容されるかを調査。
・実施結果:錦市場1,118円(10件)、川越一番街4,255円(47件)
      まん延防止等適用措置や入国制限の影響により、来訪者が激減し想定を下回る集金額となった。
      一方、利用者の声として若年層を中心に新しい取り組みについてポジティブな意見が多く、
      商店街や地域からも継続的な取り組みに賛同する声も多かった。
・課題:ごみ箱が「気づかれない」「メッセージが伝わりにくい」という視認性・認知度の低さ。

2.2回目 (今年度実施分)
・実施時期: 2023 年2月10日(金) ~ 3月10日(金)
・実施場所:京都錦市場商店街(デザインA設置)、川越一番街商店街(デザインB設置)
・実施目的:視認性を向上させたごみ箱で、認知向上・行動変容に繋がるかを調査。
・実施内容:

参画店舗が「Go!ME」専用オリジナルデザインごみ箱を設置します。
観光客はごみを捨てる際に、二次元バーコードを読み取り、キャッシュレス決済にて100円を支払います。
集まったお金をごみ処理関連費用に充当し、実証実験終了後(2023年3月末以降)に Go!ME の専用WEBサイトで金額を公表します。※WEB サイト:https://www.jtbcorp.jp/jp/company/tourismlab/gome/


■設置箇所
<京都錦市場商店街:9箇所(予定)> https://www.kyoto-nishiki.or.jp/
・大國屋、元蔵、野村佃煮、湯波吉、レッグヤスダ、桝悟、川勝屋、商店街振興組合2箇所 ※順不同

<川越一番街商店街:20箇所(予定)> https://kawagoe-ichibangai.com
・龜屋本店、龜屋時の鐘店、龜屋kashichi、菓匠右門一番街店、寿庵 蔵のまち店、川越幸すし、中市本店、Mio Casalo 川越 蔵のまち店、川越アルファアルファ、開運亭、椿の蔵 倭物やカヤ岩座、河村屋 川越店、ぽっちり川越店、くらづくり本舗一番街店、長峰園、こまち salon and KUROcafe、花小路川越時の鐘店、株式会社08小江戸焼き芋はち鳥もと、甘味茶房かすが、おかき処寺子屋本舗 ※順不同
[画像4: https://prtimes.jp/i/31978/987/resize/d31978-987-cb968dd28ab97d4e144e-3.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/31978/987/resize/d31978-987-c174d646ee34de0a5ae8-4.jpg ]



<錦市場商店街>(イメージ)                  <川越一番街商店街>(イメージ)

■今後の展望
本実証での結果を踏まえ、地域のごみ問題を解決に貢献し、持続可能な観光地を共創するソリューションとして2023年4月に事業化し、全国展開する見込みです。
[画像6: https://prtimes.jp/i/31978/987/resize/d31978-987-9773a5d54603de42846f-5.png ]

                   <Go!ME利用イメージ>


※専門学校 モード学園
東京・大阪・名古屋・パリにキャンパスを構え、ファッション・デザイン・ビジネスからインテリア、グラフィック、美容業界まで、ひとり1人の個性を見つけ伸ばし、即戦力となるプロを育成する専門学校です。


◆JTB グループは創立 110 周年となる2022年を機に、事業ドメインである「交流創造事業(*)」におけるサステナビリティへの取り組みを更に加速し、「心豊かで持続可能な社会の実現」をめざします
*「交流創造事業」は当社の登録商標です。

■自治体・観光事業者の方からのお問合せ先:Go!ME事務局 gome@jtb.com

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