日韓同時刊行! アジア9地域9名が共演する奇跡のアンソロジー『絶縁』、小学館より本日刊行します。日本からは『コンビニ人間』村田沙耶香さんが参加!!

プレスリリース発表元企業:株式会社小学館

配信日時: 2022-12-16 13:30:00



[画像: https://prtimes.jp/i/13640/2002/resize/d13640-2002-590dfde9696db26872b5-0.jpg ]

多くの作品が既存作品の翻訳ではなく、書き下ろしという前代未聞のプロジェクト──きっかけは、ネットフリックスにてドラマ化された『保健室のアン・ウニョン先生』をはじめ、日本でも7作品が翻訳されている韓国を代表する若手作家チョン・セラン氏のひと言でした。
「韓中日+東南アジアの若手世代の作家7~9名で同じタイトルでそれぞれ違う短編小説を書いてアンソロジーを出してみたいです。今、思い浮かんでいるタイトルは“絶縁”です」
この発案を世界 30 言語で翻訳された『コンビニ人間』著者・村田沙耶香さんに伝えたところ「痺れるテーマですね」とご快諾。その後、アジア9地域9名の作家の参加が決定した。「折りたたみ北京」にてヒューゴ賞を受賞した郝景芳氏をはじめ、いずれも世界的に名を知られた作家である。奇しくもコロナによって移動・接触を禁じられた作家たちが描く絶縁世界とは──。韓国でも同時刊行します!


『絶縁』
定価2200円(税込) 四六判416ページ
2022年12月16日発売 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09356745

【作品リスト】
村田 沙耶香『無』
 突如若者に舞い降りた「無」ブーム。世界各地に「無街」が建設され──。
アルフィアン・サアット『妻』(藤井 光・訳)
 夫がさりげなく口にした同級生の名前、妻は何かを感じとった。
郝 景芳『ポジティブレンガ』(大久保 洋子・訳)
 ポジティブシティでは、人間の感情とともに建物が色を変える。
ウィワット・ルートウィワットウォンサー『燃える』(福冨 渉・訳)
 先鋭化する民主化運動の傍らで生きる「あなた」たちの物語。
韓 麗珠『秘密警察』(及川 茜・訳)
 都市に走った亀裂、浸透する秘密警察、押し黙る人びと。
ラシャムジャ『穴の中には雪蓮花が咲いている』(星 泉・訳)
 ブラック職場を去ることにした僕。頭を過るのは死んだ幼馴染の言葉だった。
グエン・ゴック・トゥ『逃避』(野平 宗弘・訳)
 家族の「縁」から逃れることを望んできた母が、死を目前にして思うこと。
連 明偉『シェリスおばさんのアフタヌーンティー』(及川 茜・訳)
 3人の少年には卓球の練習後に集う、秘密の場所がある。
チョン・セラン『絶縁』(吉川 凪・訳)
 6人の放送作家に手を出した男への処罰は不当か否か。

《関連情報》
この作品は、「amazonオーディオブックAudible」にて、三浦透子さん、蒔田彩珠さん、古川琴音さん、山田真歩さん、内田淳子さん、北浦愛さんの朗読で配信中です。
https://www.audible.co.jp/pd/B0BHVXRFB4

本書に参加した作家たちによるメッセージです(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=waHE1bh8LOI

担当編集者が本書制作の舞台裏を綴っています。
https://shosetsu-maru.com/bungei-news/zetsuen_news/02

参加作家たちのプロフィールです(写真付)。
https://shosetsu-maru.com/bungei-news/zetsuen_news/06

読売新聞(12月9日付夕刊)にて、本書が紹介されました。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20221209-OYT1T50122/

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