【2022年中国人旅行者アンケート調査】コロナ前と変わらない日本人気。変化したのは利用するSNSと欲しいモノ。

プレスリリース発表元企業:株式会社ENJOY JAPAN

配信日時: 2022-11-15 09:30:00

Weibo(ウェイボ/微博)は10ポイントダウンで3番手のメディアへ陥落。日本で購入したい物、第1位は衣類(アパレル)

中国向け訪日インバウンドマーケティング・プロモーションを支援する株式会社ENJOY JAPAN(所在地:東京都新宿区、代表取締役 瞿 史偉、以下「ENJOY JAPAN」)は、中国在住の海外旅行を希望する中国人に対して、WEBアンケート調査(有効回答数:571名、実施日:2022年10月24日から28日まで、対象エリア:一線・二線都市、対象年齢:18~60歳 ※調査対象者の年齢分布18から40歳まで:464名で80%を占めます。)を実施いたしました。
その結果、旅行先として日本は変わらず人気で、コロナ前と比べ購入したい商品(カテゴリー)では、衣類(アパレル)が化粧品を抜いて第1位となり、訪日中国人が利用するSNSにおいては、Weibo(ウェイボ/微博)が3番手メディアへと陥落し、抖音/Douyin(中国版TikTok)が大きく躍進する結果となりました。



■調査背景
 日本政府が訪日旅行消費額5兆円という目標を掲げました。この金額は19年の実績である4兆8135億円を上回る目標となりますが、19年の訪日旅行消費の約4割(※2019年観光庁調査:36.8%/1兆7700億円)は、中国人旅行客の消費額となっており、目標達成には中国市場が重要な位置を占めております。
 一方、2022年10月に実施された中国共産党大会においては、今までのゼロコロナ対策について一定の評価をしているものの、今後のゼロコロナ対策についての方針等は発表されておりません。
海外の一部報道では、来春にもゼロコロナ対策からの方針転換があるとしている報道機関もあります。また、中国国内の市民の間では、早く海外旅行に行きたいという声も日増しに高まっております。
 そこで今回は、いずれやってくるであろう中国人の訪日旅行解禁に備え、中国人の意識調査や情報収集方法、購入商品などがコロナ前とどのように変化したのかをアンケート調査を実施いたしました。


■調査内容1 ~根強い日本人気~
質問:海外旅行が解禁となった場合、どの国に旅行したいですか? ※複数回答可
[画像1: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-e4ed531b0ba22becd8b1-12.png ]


ヨーロッパが最も高い73.73%ではあるが、ヨーロッパは、フランス、イギリス、イタリア、スペインなどの人気エリアを含んだ合計のため、国別で見ると日本が最も高い。

■調査内容2 ~日本への旅行目的は体験と買い物~
質問:(日本を選択した方のみへの質問)日本への旅行目的は何ですか? ※複数回答可
[画像2: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-8bffefe2674a3c662be0-3.jpg ]

日本への旅行目的としては、95%以上の人が観光レジャー体験を選択、また、80%以上の人が買い物も選択しており、コロナ前と変わらず買い物は日本への旅行目的の一つと言える。

■調査内容3 ~買いたい物に変化が!~
アパレル(衣類)が33%(2019年8月調査)から、89%(2022年10月調査)と躍進
質問:(日本・買い物を選択した方のみ)購入したい商品は何ですか? ※複数回答可
[画像3: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-dbffb6cf555b7ffa5666-13.png ]



アパレル(衣類)が、今回のアンケート調査では最も多く選択されており、次いで、化粧品となっている。2019年8月弊社で実施した調査では、化粧品は87%、アパレル(衣類)は33% (参考資料1.)。
2019年年次報告書(観光庁)訪日外国人の消費動向データでも81.9%が化粧品を選択しており、アパレル(衣類)は、38.5%とやはりそこまで高いカテゴリーではなかった(参考資料2.)。

(参考資料)
参考資料1. 弊社2019年8月調査(単位%)
訪日旅行での購入意向商品 ※複数回答可
[画像4: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-01b249dd36428e26b385-15.png ]


参考資料2. 2019年 年次報告書(観光庁)
訪日旅行の消費動向より抜粋
[画像5: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-6323aecaf5c5b34e44bf-16.png ]


■調査内容4 ~SNSプラットフォーム利用傾向にも大きな変化が~
抖音(中国版TikTok)が64%で大躍進、RED(小紅書)は、約60%で第2位、Weibo(ウェイボ/微博)は10ポイントダウンで3番手メディアへ陥落
質問:【認知メディア】購入したい商品を知ったきっかけとなった Web サイト、アプリ、メディア(SNS)はどれですか?※複数回答可


[画像6: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-a5b48fae54de5a37d66e-17.png ]



注目したい点は、抖音/Douyin(中国版TikTok)の大躍進。コロナ前の2019年と比較して、2倍の64%と、商品認知メディアとして今最も中国人が利用しているプラットフォームに。一方2019年コロナ前では、中国No.1メディアであったWeibo(ウェイボ/微博)が10ポイントダウンし、3番手のメディアへ陥落。

(参考資料)
参考資料3. 2019年8月調査:商品を知るきっかけになったSNSメディア ※複数回答可


[画像7: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-583b1d9fac50c8fcd65e-18.png ]


調査内容5 ~観光レジャーでは、RED(小紅書)がNo.1メディア~
RED(小紅書)が約80%でNo.1プラットフォームに。観光分野でもWeibo(ウェイボ/微博)は、3番手メディアに陥落
質問:観光・レジャーの情報を収集する上で、役に立った Web サイト、アプリ、メディアはどれですか?※複数回答可
[画像8: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-e795ce20eaac9dba7328-19.png ]




調査内容6 ~中国人、訪日プロモーションのポイントは3つ~
インフルエンサー施策、SNS公式アカウント、企業ホームページ、どれか一つだけではダメ
質問:商品情報を収集する際に、どの情報源を最も重要視(信頼)しますか? ※複数回答不可
[画像9: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-3e6bf32e01a3aef9c064-20.png ]

中国国内ではあまり企業のHPを見ないと言われている一方で、訪日関連の情報を探す場合には、企業の公式HPを最も信頼しているという結果となった。次いでインフルエンサーと、企業公式SNSがそれぞれ約25%ずつという結果で、中国語HP、インフルエンサー、中国語の公式SNSアカウントのそれぞれでしっかりと情報発信していくことが重要なプロモーションとなる。


[画像10: https://prtimes.jp/i/58185/11/resize/d58185-11-0c641edc5bf1cd189664-11.png ]


■会社概要
会社名:株式会社ENJOY JAPAN
所在地:東京都新宿区四谷三栄町8-7
代表者:瞿 史偉(ク シイ)
設立:2010年2月
事業内容:広告代理、越境EC店舗運営代行、中国マーケティングツール開発
URL:https://enjoy-japan.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCawtcTordTPKIU7S6UlbaYg
Twitter:http://twitter.com/enjoy_japan

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