発表。国立長寿医療研究センター×SARABiO温泉微生物研究所。温泉藻類由来成分による炎症抑制と老化制御に関する共同研究が、スタート。

プレスリリース発表元企業:株式会社SARABiO温泉微生物研究所

配信日時: 2022-11-07 10:50:39

この研究が、『健康長寿社会の実現』への新たな一歩になることを信じて。
国立研究開発法人国立長寿医療研究センターと、株式会社SARABiO温泉微生物研究所は、
別府温泉より単離した温泉藻類由来の成分について、幅広い活用に向け共同研究を開始します。



2022年10月28日
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
株式会社SARABiO温泉微生物研究所

別府温泉より単離した、抗炎症作用のある温泉藻類由来の成分について、幅広い分野で活用し、社会貢献していくことを目的に、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターと株式会社SARABiO温泉微生物研究所とは、「温泉藻類由来成分による炎症抑制機構の解析と個体老化制御」に関する共同研究を開始いたします。
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株式会社SARABiO温泉微生物研究所は、抗炎症作用をもつ藻類を探索した結果、別府温泉より藻類、ムチドスフェリウム RG92株(Mucidosphaerium sp.RG92) を単離し、その効果で社会貢献するべく、研究を進めてきました。経済産業省(サポイン事業)の支援を受け、モデル動物及びヒト臨床試験において温泉藻類粉末を与えることで糖尿病予防効果を示すことを報告しました。太り気味の被験者を用いた無作為化二重盲検プラセボ対照ヒト試験において、温泉藻類乾燥物配合食品の摂取は、インスリン抵抗性指数(HOMA-IR)を改善し、また、血圧及び腹囲長を減少させました。応用として、温泉藻類やその成分を配合した、化粧品、食品、飼料等を市販し、多くの方々に効果を実感してもらっています。

温泉藻類より抽出した成分は、様々な培養細胞において急性炎症抑制作用、抗酸化作用などを示すことが分かっています。今回、これら抗炎症効果を示す原因物質を明らかにし、また、炎症抑制効果のメカニズムならびに加齢による慢性炎症に対する温泉藻類成分の抑制効果について解明するために、国立研究開発法人国立長寿医療研究センター ジェロサイエンス研究センター(丸山光生 センター長)と株式会社SARABiO温泉微生物研究所との共同研究を開始します。

ジェロサイエンス研究センター(GeroScience Research Center, GSRC)は、2021年4月に、国立長寿医療研究センター内に、加齢に伴って生ずる心身の変化および疾患の発症の要因やメカニズム等、本態の解明を目指し、予防、診断、治療法の開発につながる基盤的な調査や研究を行う組織として設立されました。

高齢化社会の先進国であるわが国においては健康寿命の延伸に貢献する高齢者の生活の質(QOL)を向上させ、健康長寿社会を実現する事が重要です。株式会社SARABiO温泉微生物研究所の温泉藻類に代表される温泉研究技術と国立長寿医療研究センター ジェロサイエンス研究センターの炎症と免疫機能の仕組みを解明する高度な研究技術を共同研究で融合することにより、健康寿命の延伸に貢献できる新たな応用領域を開拓します。培養細胞における急性炎症抑制作用、抗酸化作用の詳細を解明し細胞老化に伴う変化における炎症抑制効果のメカニズムを解明します。また、加齢による慢性炎症に対する抑制効果についてもその原因物質等を明らかにし、人々の健康に役立つ応用をはかっていきます。


[画像3: https://prtimes.jp/i/38987/26/resize/d38987-26-75c158fc857f8e3020ff-2.jpg ]



※温泉藻類 (Mucidosphaerium sp.RG92)の顕微鏡写真


国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (理事長 荒井秀典)
2004年に、長寿医療を扱う6番目のナショナルセンターとして設立され、2010年に独立行政法人に移行しました。高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律により、加齢に伴う疾患の調査、研究、技術の開発、医療の提供、技術者の研修などを行うことを目的としています。
〒474-8511 愛知県大府市森岡町7-430

株式会社SARABiO温泉微生物研究所 (代表取締役社長 濱田拓也)
2006年サラヴィオ化粧品として、大分県別府市に設立し、温泉微生物等の研究を進めるとともに、育毛剤等の医薬部外品・化粧品の製造販売をおこない、事業を拡大しています。食品・飼料分野等へ進出とともに、「炎症による痛みや痒みのない世界をめざして」の志のもと、2020年に株式会社SARABiO温泉微生物研究所に社名を変更し、たゆまない研究を続けています。
〒874-0842 大分県別府市大字鶴見1356-6
URL:https://sarabio.jp/
お問い合わせ先:release@sarabio.jp

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