オーストラリアで一般炭の共同探鉱契約を締結
配信日時: 2014-07-30 11:25:25
~ボーエン堆積盆で初めてのJV調査を開始~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、7月14日、オーストラリアの石炭探鉱会社であるアリージェンス・コール社とキルメイン地域を対象とした共同探鉱契約を締結しました。JOGMECは、石炭の共同探鉱(JV調査)制度を設置した昨年度に、オーストラリアで1件の共同探鉱契約を締結し、JV調査を開始しました。本件は石炭のJV調査としては2件目であり、石炭ポテンシャルの高いボーエン堆積盆においては初めての案件です。
キルメイン地域は、オーストラリア・クイーンズランド州の南東部に位置し、石炭ポテンシャルが高いボーエン堆積盆の南西部にあります。本地域では、高品質の一般炭の賦存が有望視されています。
昨今の日本のエネルギー情勢において、石炭火力発電に寄せられる期待は大きく、本プロジェクトが開発に繋がれば、日本への、高品質な一般炭の安定供給に貢献することになります。
■ プロジェクトの概要
●対象地域
2鉱区(合計約56km2)から構成され、過去に行われた調査により、石炭層の存在が既に確認されている。本地域の東隣にはBHP・ビリトン社が探鉱を進めているトガラ・サウスプロジェクトがあり、西隣にはバンダナ・エナジー社が探鉱を実施しているアークチュルスプロジェクトが位置する。なお、本地域の南には、グレンコア・エクストラータ社が操業するロレストン炭鉱が存在する。
●契約内容
JOGMECは2年間で225万豪ドルの探鉱費用を負担することで、本プロジェクトの30%の権益を取得することができる。また、その後1年間で75万豪ドルの探鉱費の追加負担を選択した場合、さらに10%(合計40%)の権益を追加できる。なお、JOGMECはいつでも、本プロジェクトの契約者としての地位や取得した権益を日本企業に譲渡することができる。
●調査内容
これまでにアリージェンス・コール社やその他の鉱業権者等により10孔程度のボーリングが実施されており、本地域周辺における主要な石炭層の賦存が確認されている。特に、対象地域の南西部では、露天掘りにより採掘可能な石炭層の賦存が期待される。
■ アリージェンス・コール社について
オーストラリア・シドニーを拠点とする石炭探鉱会社で、豪州証券取引所に上場している。クイーンズランド州のボーエン堆積盆やスラット堆積盆等において12件の石炭探鉱案件を保有しており、探査対象とする炭種も原料炭から一般炭までと幅が広い。なお、キルメイン地域の権益については、同社の完全子会社であるミネラル・アンド・コール・インベストメンツ社が100%を保有している。
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000121.html?mid=pr_140730
JOGMECは日本の資源・エネルギーの安定供給確保を使命とし資源に関わる様々な業務に携わっています。
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JOGMEC
総務部広報課 西川
105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1虎ノ門ツインビルディング
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FAX:03-6758-8008
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