トレンドフォース: キングストンテクノロジーが2013年のDRAMモジュール市場で首位に立ち、マイクロン・グループがADATAとRamaxelを追う
配信日時: 2014-07-22 16:59:00
トレンドフォース: キングストンテクノロジーが2013年のDRAMモジュール市場で首位に立ち、マイクロン・グループがADATAとRamaxelを追う
(台湾・台北)- (ビジネスワイヤ) -- 世界のPC用DRAMモジュール市場の売上高は2013年に73億米ドルに達し、2012年の55億米ドルに比べて対前年比32%増になったと、トレンドフォースのメモリー/ストレージ調査部門DRAMeXchangeが報じています。この売上高の伸びの主な要因としては、PC用DRAMの価格上昇、スポット市場での需要増、契約市場における取引比率の増加などが挙げられます。
2013年にはモジュールメーカーの上位10社で市場全体の売上高の88%近くを占め、キングストンテクノロジーが例年どおり業界首位を維持しています。それぞれ2位、3位となったADATAテクノロジー(威剛科技)とRamaxel(記憶科技)は、売上高成長率がそれぞれ116%および 37%となりました。モジュールメーカーの事業が次第に多様化する中、この2013年ランキングは各社のDRAM事業による年間売上高だけに基づいています。
これまでと同様、キングストンテクノロジーは2013年もモジュール業界で首位を維持しましたが、これは契約市場およびスポット市場での成功によるものです。最近では、同社子会社のKSIで開発されたeMCP製品ラインのおかげで中国市場での売上高が増加し、それに促されて同社は一流メーカーのサプライチェーンをターゲットに設定することになりました。第2位となったADATAは2013年に116%もの大幅増となり、同社の低コストでの在庫管理と柔軟性のある事業戦略によって、台湾のモジュールメモリー市場で上位を維持できました。Ramaxelは、レノボなどの国内顧客からの製品受注や海外市場での堅調な販売に支えられて2013年は3位となり、売上高は37%増加しました。親会社マイクロンから一貫して安定供給を受けたクルーシャル・テクノロジー(将来は正式名がマイクロン・コンシューマー・プロダクツ・グループに変更されることに決定)は4位に終わりました。トランセンドは今年、8位から5位へと上昇しましたが、これは産業用メモリー製品の販売の大幅増によるものです。
レポート全体についてはhttp://press.trendforce.com/press/20140718-1488.htmlをご覧ください。
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