オラクル、分散クラウドにより世界中のお客様へより多くの選択肢を提供
配信日時: 2022-10-19 13:00:00
クラウドのオプション拡充により、パブリック、マルチクラウド、ハイブリッド、専用環境において、さらに高い柔軟性をお客様へ提供
オラクルは、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」のお客様の多様なニーズと需要の高まりに対応するため、複数の新しい分散クラウド・サービスを発表しました。新しいオプションには、「Oracle Alloy」、「Oracle MySQL HeatWave for Microsoft Azure」、また、シカゴ、セルビア、メキシコでの新しいパブリック・クラウドの商用リージョンの開設計画が含まれます。OCIの分散クラウドは、パブリック、マルチクラウド、ハイブリッド、専用環境などのオプションを通じて、どこからでもクラウド・サービスにアクセスできる柔軟性をお客様へ提供します。
Press Release
オラクル、分散クラウドにより世界中のお客様へより多くの選択肢を提供
クラウドのオプション拡充により、パブリック、マルチクラウド、ハイブリッド、専用環境において、さらに高い柔軟性をお客様へ提供
新しいOracle Alloy により、世界各国のパートナー様は、クラウド・プロバイダーとしてクラウド・サービスを提供し、ビジネス拡大が可能に
Vodafone、野村総合研究所、Tonomus (旧NEOM Tech & Digital Company)など数千社のお客様が、OCIの分散クラウドを活用
Oracle CloudWorld, ラスベガス – 2022年10月19日
(本資料は米国2022年10月18日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリース https://www.oracle.com/news/announcement/ocw-oracle-distributed-cloud-2022-10-18/ の抄訳です)
オラクルは、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」のお客様の多様なニーズと需要の高まりに対応するため、複数の新しい分散クラウド・サービスを発表しました。新しいオプションには、「Oracle Alloy」、「Oracle MySQL HeatWave for Microsoft Azure」、また、シカゴ、セルビア、メキシコでの新しいパブリック・クラウドの商用リージョンの開設計画が含まれます。OCIの分散クラウドは、パブリック、マルチクラウド、ハイブリッド、専用環境などのオプションを通じて、どこからでもクラウド・サービスにアクセスできる柔軟性をお客様へ提供します。
特定の場所での低レイテンシ接続の要件や、機密データ管理に関する規制など、さまざまな要因から、クラウド導入に柔軟性を求めるお客様の声が高まっています。例えば、お客様は、特定の場所でワークロードを実行し、それらのワークロードを自社で選択したクラウドで実行することを求めることが多くなってきています。分散クラウドにより、お客様はクラウドによるイノベーションと経済的利益も引き続き享受しながら、これまでパブリック・クラウドに移行できなかったアプリケーションやデータのクラウド移行が可能になります。
IDCのリサーチ・ディレクターであるChris Kanaracus氏は、次のように述べています。「オラクルは、顧客企業が戦略的プロバイダーに対して、柔軟性、相互運用性、およびソブリン・クラウド機能を求めていることを認識しています。IDCでは、クラウド・コンピューティングを、単一拠点のタイプを超えたITの運用モデルとして捉える傾向が強まっています。顧客企業は、複数のデプロイモデルによるクラウド・コンピューティングのメリットを求めており、オラクルはこのニーズに応えようとしています。」
Oracle Cloud Infrastructure担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのクレイ・マグワイク(Clay Magouyrk)は、次のように述べています。「企業はワークロードをクラウドに移行したいと考えていますが、多くの場合、複数の課題に直面しています。これらの課題には、規制の厳しい業界や国境を越えたデータ保護に関するセキュリティ、ガバナンス、厳格なガイドラインなどの定義要因が含まれます。OCIの分散クラウドでは、お客様が選択した場所でクラウド・サービスをデプロイするために必要な柔軟性を提供します。そして最終的には、お客様のクラウドに対する考え方が変わるだろうと予想しています。」
OCIパブリック・クラウド: 世界各地のワークロードに対応するプラットフォーム
「Oracle Cloud」リージョンは、あらゆるワークロードに対応するセキュアなプラットフォームです。「Oracle Cloud」リージョンは、共通のクラウド・サービスとシンプルな価格設定で、低レイテンシの、広範かつ一貫したOCIサービス群をお客様の自国内で提供します。その結果、お客様はこれまで性能やセキュリティ、コストの制約により実行できなかったワークロードを、パブリック・クラウド上で実行できるようになります。
OCIは、世界で最も急成長しているハイパースケールのパブリック・クラウド・プロバイダーの1社として、その地位を確立しています。オラクルのパブリック・クラウドのグローバル展開は以下を含みます。
・OCIは、5大陸22カ国で、40の商用および政府向けのリージョンを展開
・OCIは、この1年間で10のパブリック・クラウド・リージョンを開設し、今後さらに6つの商用リージョンを追加予定
・OCIが追加を予定している商用クラウド・リージョンは、以下の6リージョン
◦シカゴ: 米国でOCIの4番目の商用リージョン
◦セルビア共和国: OCIで初のリージョン(ハイパースケーラーでは初めてプランを発表)
◦コロンビア: OCIで初のリージョン
◦チリ、サウジアラビア、メキシコ: それぞれ2拠点目のOracle Cloudリージョンを展開予定
・また、OCIは、民間企業および公共機関の両方の規制対象ワークロードおよび機密ワークロードに対応する、2つのEUのパブリック・ソブリン・リージョンをドイツとスペインに追加する予定です。
・さらに、オラクルは、2025年までに全世界のOracle Cloudリージョンの電力供給を100%再生可能エネルギーにすることを約束しています。また、北米、南米のリージョン、欧州の10リージョンを含む複数のOracle Cloudリージョンでは、すでに100%再生可能エネルギーで電力供給されています。
「Oracle Alloy」: パートナー様が完全なクラウド・プロバイダーとなれるよう支援
「Oracle Alloy」は、サービスプロバイダー、インテグレーター、ISVパートナー、および金融機関や通信事業者などの組織がクラウド・プロバイダーとして自社の顧客に新しいクラウド・サービスの提供を可能にする、新しいクラウド・インフラストラクチャ・プラットフォームです。これらの企業は「Oracle Alloy」を利用することで、フルセットのクラウド・サービスや、ブランド、カスタマイズした体験を提供できるようになり、付加価値の高いサービスやアプリケーションをパッケージ化して、それぞれの市場や業界特有のニーズに対応できます。また、自社のデータセンターで「Oracle Alloy」を独立して使用し、特定の規制要件の対応するためにオペレーションを完全にコントロールすることも可能です。
「OCI Dedicated Region」: お客様のデータセンター内で完全なクラウドを利用可能に
「OCI Dedicated Region」は、オラクルによるマネージド・クラウド・サービスのフルセットをお客様のデータセンター内で実行可能にし、OCIが運用する統合ハードウェアおよびソフトウェアとともに、独立した専用クラウドとして提供します。
「OCI Dedicated Region」のお客様は増加し続けています。これらのお客様には、まもなくヨーロッパ全域のデータセンターに6つの「OCI Dedicated Region」を展開する予定のVodafone社( https://www.oracle.com/jp/news/announcement/vodafone-partners-with-oracle-to-accelerate-technology-modernization-2022-06-21/ )、既に2つの「OCI Dedicated Region」で稼働する株式会社野村総合研究所( https://www.oracle.com/jp/news/announcement/nri-deploys-second-oci-dedicated-region-2022-06-22/ )、そしてTonomus社 (旧NEOM Tech & Digital Company)などが含まれます。
OCIハイブリッド・クラウド: エッジからデータセンターまで、大規模にクラウドサービスを提供
オラクルは、「Oracle Exadata Cloud@Customer」を提供し、お客様のデータセンター内で大規模なクラウド・サービス利用を可能にした先駆者であり、フルマネージドのハードウェアとソフトウェアのインフラストラクチャでクラウド・リージョンを拡張しています。「Oracle Exadata Cloud@Customer」の勢いはとどまるところを知らず、OCIは現在、分散クラウドの一環として、60カ国以上のお客様のデータセンター内でクラウド・インフラストラクチャを管理しています。 また、OCIでは2022年6月に、お客様のデータセンター内のマネージド・インフラストラクチャ上でアプリケーション実行を可能にする「Compute Cloud@Customer」のプレビューも発表しています。
OCI マルチクラウド: クラウド間で適切なサービスを組み合わせる
OCIのマルチクラウド・オプションを利用することで、企業は、複数の異なるクラウド間でニーズに合ったクラウド・サービスを組み合わせることにより、ビジネス目標および技術目標に対応することができ、その結果、性能、スケーラビリティの向上や、コスト削減につながります。
「MySQL HeatWave」は、AWSで利用可能で、「Oracle Database Service for Microsoft Azure」の一部として、Microsoft Azureでも利用可能となります。 「Oracle Database Service for Microsoft Azure」は、「Oracle Interconnect for Microsoft Azure」を介して利用可能で、まもなく開設される南アフリカを含む全世界12のリージョンで提供されます。
オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/ をご覧ください。
Oracle CloudWorldについて
「Oracle CloudWorld」は、世界中のお客様とパートナー企業を対象に開催するオラクル最大のイベントです。ビジネス上の最大の課題に取り組むために必要なインサイトの探究、スキルや知識の習得、人脈の構築、クラウド・インフラストラクチャ、データベースやアプリケーションを構築し使用する人々からその詳細を学ぶ機会として、是非イベントにご参加ください。登録方法、基調講演の視聴方法、セッション詳細、ニュースなどの情報は、https://www.oracle.com/cloudworld または http://www.oracle.com/newsroom をご参照ください。
将来の見通しに関する記述
オラクルの将来の計画、見通し、信念、意図に関する本記事内の記述は「将来に関する記述」であり、重大なリスクや不確実性が生じる可能性があります。こうした記述はオラクルの現在の期待と実際の結果に影響を及ぼす可能性があり、実際の結果が大きく異なる可能性があります。これらの記述およびオラクルのビジネスに影響を及ぼすその他のリスクに関しては、Form 10-K での オラクルの最新のレポートならびに Form 10-Q の「Risk Factors」など、米証券取引委員会 (SEC) に提出されているオラクルの報告書に記載されます。これらの報告書は、SECのウェブサイトまたはオラクルのウェブサイト http://www.oracle.com/investor からご覧いただくことができます。本記事内の情報はすべて、2022年10月18日時点で最新であり、オラクルは新しい情報や将来の出来事を踏まえて記述を更新する義務を負いません。
商標
Oracle、Java及びMySQLは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
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