大塚製薬とジョリーグッド、統合失調症向けVR支援プログラム 「FACEDUO(フェイスデュオ)」を提供開始!
配信日時: 2022-10-10 11:00:00
株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役CEO:上路健介、以下 ジョリーグッド)と大塚製薬株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:井上眞、以下 大塚製薬)は、VRを活用したメンタルヘルスケア共同事業の第一弾として、統合失調症患者さん向けのソーシャルスキルトレーニング(以下、SST)プログラム「FACEDUO(フェイスデュオ)」の申込み受付を2022年10月17日より開始いたします。
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本VRプログラムは、VR映像内でコンビニや職場などの日常場面におけるリアルな当事者体験が再現されることで、場面が理解しやすくなり、患者さんと支援者との状況共有が圧倒的にスムーズになります。また、VR映像内には患者さん向けの「アドバイス」が表示され、経験の少ない支援者もSSTを実施することができます。
なお、VRコンテンツは全て、精神科専門医でジョリーグッド上級医療統括顧問を務める蟹江絢子医師が制作責任者として携わり、一般社団法人SST普及協会の監修も受けています。
今後「FACEDUO」では、入院患者さん、デイケアに通所する患者さん、就労準備中の患者さん向けに分類してコンテンツを拡充し、フェーズごとに一貫性を持ったSSTを医療・福祉施設に提供することで、各施設が連携したメンタルヘルスの地域連携プラットフォーム構築を目指していきます。
【参考】ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは
ソーシャルスキルトレーニングとは、社会生活を送る上で必要な対人関係や自己管理能力などを養い、身に付ける訓練です。
■医療・福祉施設における統合失調症患者さんに対するSSTの実施率は16.2%
薬剤を継続服用しても再発率が30%を超える統合失調症患者さんの社会復帰には、薬物療法に加えて心理社会的療法が必要不可欠です。しかし、心理社会的療法の中でも社会復帰を支えるSSTは実施率が高くなく、医療・福祉施設では、SSTを実施できる専門スタッフの不足や専門家が身近にいないことなどが原因で実施率は16.2%に留まっています。
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▲精神疾患におけるリハビリテーションの実態に関するオンライン調査:2021年10月EPOCAマーケティング実施、対象は精神科リハビリテーション(対象:統合失調症)に携わる医療福祉関係者121名
■統合失調症向けソーシャルスキルトレーニングVR「FACEDUO(フェイスデュオ)」概要
「FACEDUO」は、社会生活の様々な場面をリアルに再現した場面をVRで体験することができる精神科専門医監修のSST支援プログラムです。
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<サービス名称の意味>
「患者さんに対して、人間の支援者とVRの支援者の二人で向き合いながら支えていく」、「患者さん自身も過去の自分、未来の自分に向き合っていく」ことを意味しています。
<サービス概要>
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<VRコンテンツイメージ(一例)>
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<会話を始める>
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<嬉しい気持ちを伝える>
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<会話に加わる>
サービスの詳細については「FACEDUO」公式サイトをご覧ください。
■各関係者のコメント
<大塚製薬株式会社 代表取締役社長 井上 眞>
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大塚製薬は、精神・神経疾患領域を最重点領域の一つとして、グローバルに医薬品事業を展開しています。近年、技術の進歩や環境の大きな変化により、ヘルスケアへのデジタル化が急速に進んでいます。今回上市する「FACEDUO」はバーチャルリアリティ技術を活用したSST支援ツールです。今後は本製品をはじめ、精神・神経科領域に関わるすべてのステークホルダーに対して価値ある医薬品のみならずデジタルツールを介した情報サービスを提供することで患者さんの社会復帰支援に取り組んでまいります。
<コンテンツ制作責任者:株式会社ジョリーグッド 上級医療統括顧問 蟹江 絢子医師>
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臨床現場で心理社会的プログラム支援を行ってきた身として、医療現場で使ってもらえることを第一に考え開発しました。「FACEDUO」は、経験豊富な支援者はもちろんのこと、経験の少ない支援者でも一定のクオリティでSSTをすぐに開始することができるよう設計されています。また、患者さんにとっても取り組みやすいプログラムとなっており、様々な社会場面の予行練習ができ、今後の生活に備え、生活機能の改善やリカバリーに寄与できます。
<コンテンツ制作監修:一般社団法人SST普及協会 会長 丹羽 真一医師>
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VRは臨場感があり、繰り返し見ることができるというメリットがあります。「FACEDUO」は身近に研修の場がない、指導者がいないなどの問題を解決でき、参加する当事者の方々に標準的なSSTでスキルを学ぶ機会を提供できると期待されます。
■大塚製薬株式会社について(https://www.otsuka.co.jp/)
大塚製薬は「Otsuka-people creating new products for better health worldwide」(世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する)の企業理念のもと、病気の診断から治療にアプローチする医療関連事業と、日々の健康維持・増進をサポートするニュートラシューティカルズ関連事業の二つの事業を中心に、トータルヘルスケア企業として多様な事業を展開しています。
■一般社団法人SST普及協会について(https://www.jasst.net/)
SST普及協会は、SSTの普及と精神科リハビリテーションの発展に貢献することを目的として、1955年に設立されました。日本各地でのSST研修会の技術的援助、研修会講師の養成、そしてSSTに関する知識や治療技術、研究面での発展など様々な視点から、会員相互の情報交換や相互研鑽の会を開催しています。
■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/)
ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。
【企業理念】
テクノロジーは、それを必要とする人に使われて、初めて価値がある。
【ミッション・ビジョン・バリュー】
ミッション:『テクノロジーで人の成長を加速する』
ビジョン:『成長体験を増やし、人生を豊かなものに。』
バリュー:『アップデートを楽しみ、本質と価値にこだわる』
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プレスリリース提供元:@Press
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