石川県小松市日用町の苔庭保全と古民家再生の資金をクラウドファンディングで調達するプロジェクト

一般社団法人叡智の杜 (本拠地：石川県小松市、代表：有川宗樹、黒崎輝男)は、苔庭を囲む老朽化が激しい古民家を改修しインフォメーションセンターとして訪れる方や地元の方との接点や交流の場をつくるプロジェクトを開始。そのための資金集めの方法としてクラウドファンディングの手法を用いて888万円を集めます。

Press Release 7/9/2014
報道関係者各位

＜石川県小松市日用町の苔庭保全と古民家再生の資金をクラウドファンディングで調達するプロジェクト＞
一般社団法人叡智の杜 (本拠地：石川県小松市、代表：有川宗樹、黒崎輝男)は、苔庭を囲む老朽化が激しい古民家を改修し、苔庭を訪れる人々のためのインフォメーションセンターとして、また訪れる方や地元の方との接点や交流の場をつくるプロジェクトを開始しました。そのための資金集めの方法としてクラウドファンディングの手法を用いて888万円を集めていきます。

○公式サイト：
http://forestofwisdom.org
○Motion gallery 資金募集サイト：
https://motion-gallery.net/projects/FOW
○期間：2014年7月1日～2014年10月14日　
○目標額：888万円
○今後都内、小松市にてキャンペーンを随時開催していきます

■古民家再生のプロジェクトについて
苔の生す庭、日用杉林、蛍の居る田畑、古民家が並ぶ美しい風景。ここには、自然と共に生きてきた日本文化の原点があります。日本の叡智として、この里山を守り、そこを文化の中心として大切に保存し、叡智の杜＜Forest of Wisdom>と名付けて世界中の人々が集まる様にすべく、古民家再生のプロジェクトが始まりました。まず、地元の人たちがこの古民家と里山と苔庭を守るという意思を持ち、このプロジェクトを成立させる為に、有志たちにより「一般社団法人叡智の杜」を設立しました。

■現状の問題
地域の過疎・高齢化、農林業の衰退などが進み、住民だけでは、自然や古民家などのランドスケープの維持管理、自然共生文化の継承が困難になりつつあります。国や小松市による叡智の杜創造のための支援が行われていますが、継続的な苔庭の保全や古民家の修繕や人々が叡智を集わせる場をつくるための資金がまだ不足しているのが現状です。

■今回目指すこと
今回修繕をする古民家は、先祖代々この日用町で林業を営んで来た有川さんが所有する日用杉を用いてつくられた空き家で、十数年前までは大石さんが居住していましたが、現在は空き家となってしまい傷みが激しくなっています。ここを、地元小松市で活躍する建築家野尻順滋氏と、かつての美しい古民家に蘇らせます。

Wisdom Houseには、この叡智を訪れる人々の拠点として、ラウンジやカフェ、ギャラリースペース、そして研修が行えるような設備を備えていきます。そして、これを拠点に苔庭の整備や苔の資料館の開設、叡智を集める国際会議の開催等様々な企画を予定し、世界に誇る場作りを行っていきます。

■クラウドファンディングの手法を用いる意味
日本の美しい自然、古民家、そして自然とともに生きて来きた私たちの文化を守るのは、行政にただ頼っているのではなく、やはりこれからを生きる私たちが能動的に関わっていくことが大切なのではないかと考えています。私たちが動けば行政もしっかりサポートしてくれるはずです。そのためにクラウドファンディングを用いることで、ご賛同頂ける方が、能動的に文化的支援に参加できるということができます。

なお、リターンには小松市ならではの酒蔵ツアーや九谷焼ツアー、そしてこの叡智の杜での食事会やWisdomHouse利用チケット等を用意しています。庭で皆で集まって美味しい食事をする、とても豊かな時間を作っていきます。

■一般社団法人 叡智の杜について
日用町の叡智の杜の美しい自然と文化の価値を高め、国内外の人々や叡智が集うエリアとして成長させると共に、この大切な資産を次世代に引き継いでいくための仕組みづくりを目的とした一般社団法人です。住民が代々の暮らしの中で育んできた環境を大切にしながら、次世代も暮らしていけるまちづくりを目的に日用町の住民有志によって2000年に立ち上がった日用苔の里整備推進協議会のメンバーを中心に設立され、一連の「叡智の杜プロジェクト」を企画、実施、運営しています。



【本件に関するお問い合わせ先】
企業名：一般社団法人叡智の杜
担当者名：小柴美保
TEL：090-6235-3484
Email:miho@miraiinstitute.com