ネットエイジア調べ “加熱式たばこ”の増税に対する賛否 喫煙者では「増税に賛成」が24%、「増税に反対」が76% 非喫煙者では「増税に賛成」が76%と賛成派が昨年調査から減少、「増税に反対」が24%

プレスリリース発表元企業:ネットエイジア株式会社

配信日時: 2022-09-15 12:30:00

インターネットリサーチ(http://www.mobile-research.jp/)を展開するネットエイジア株式会社(http://www.netasia.co.jp/)(本社:東京都中央区、代表取締役:三清 慎一郎、以下ネットエイジア)は、2022年8月18日~8月19日の2日間、「加熱式たばこに関する意識調査」をインターネットリサーチにより実施し、20歳~69歳の男女1,000名(喫煙者500名、非喫煙者500名)の回答を集計いたしました。
今後もネットエイジアでは、世の中の関心が高いテーマの調査、今後のトレンドを占える調査など、マーケティングシーンで役立つさまざまな情報をインターネットリサーチによりタイムリーに提供してまいります。

[調査結果]
《たばこ税に関する意識》
◆「今年の10月に“加熱式たばこ”が増税されることを知っていた」喫煙者の32%、非喫煙者の14%
◆「今年10月の“加熱式たばこ”の増税で、“課税方式の見直し”が終了することを知っていた」喫煙者の16%、非喫煙者の7%

20歳~69歳の男女1,000名(全回答者)を対象に、たばこ税の増税に関する意識について調査を行った。
たばこ税は、社会保障関係費の増加や国・地方の財政事情などを踏まえ、負担水準の見直しが行われており、今年の10月にはIQOS(アイコス)、Ploom(プルーム)、glo(グロー)などの“加熱式たばこ”が増税される。
まず、今年の10月に“加熱式たばこ”が増税されることを知っていたか聞いたところ、認知率(「知っていた」と回答した人の割合)は、喫煙者(500名)では32.0%、非喫煙者(500名)では13.8%となった。
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また、今年10月の“加熱式たばこ”の増税で、2018年10月から段階的に行われていた“課税方式の見直し”が終了することを知っていたか聞いたところ、認知率は、喫煙者では16.0%、非喫煙者では7.2%となった。
加熱式たばこの増税や、課税方式の見直しの終了について知っていたという人は、喫煙者・非喫煙者ともに少数派であることがわかった。
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◆「“紙巻たばこ”より“加熱式たばこ”のほうがたばこ税の税率が低いことを知っていた」喫煙者の29%、非喫煙者の13%
◆「“加熱式たばこ”の税額と“紙巻たばこ”の税額の差が縮まっていることを知っていた」“加熱式たばこ”のほうがたばこ税の税率が低いことを知っていた喫煙者の52%

“加熱式たばこ”の税額は、2017年時点では“紙巻たばこ”の税額の1~8割程度(※)だった。また、現在も“加熱式たばこ”のほうが税額は低くなっている。
“紙巻たばこ”より“加熱式たばこ”のほうがたばこ税の税率が低いことを知っていたか聞いたところ、認知率は、喫煙者では28.8%、非喫煙者では12.8%となった。
※商品によって税率は異なる。
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“加熱式たばこ”の増税は、2018年10月から今年10月までの5年間で段階的に行われており、今年10月の“加熱式たばこ”の増税後には、“加熱式たばこ”の税額は“紙巻たばこ”の税額の7~9割程度になることが予定されている。“加熱式たばこ”の増税により、“加熱式たばこ”の税額と“紙巻たばこ”の税額の差は縮まることになる。では、このことを知っている人はどのくらいいるのだろうか。
“紙巻たばこ”より“加熱式たばこ”のほうがたばこ税の税率が低いことを知っていた人に、“加熱式たばこ”の税額と“紙巻たばこ”の税額の差が縮まっていることを知っていたか聞いたところ、認知率は、喫煙者(144名)では52.1%、非喫煙者(64名)では46.9%となった。
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◆“加熱式たばこ”の増税に対する賛否 喫煙者では「増税に賛成」が24%、「増税に反対」が76%
非喫煙者では「増税に賛成」が76%と賛成派が昨年調査から減少、「増税に反対」が24%

続いて、“加熱式たばこ”が増税されることへの賛否を聞いた。
喫煙者(500名)に、“加熱式たばこ”が増税されることに、賛成か、反対か聞いたところ、「非常に賛成」が8.0%、「やや賛成」が16.4%で、合計した『賛成(計)』は24.4%、「非常に反対」が43.8%、「やや反対」が31.8%で、合計した『反対(計)』は75.6%となった。
他方、非喫煙者(500名)に、“加熱式たばこ”が増税されることに、賛成か、反対か聞いたところ、『賛成(計)』は76.2%、『反対(計)』は23.8%となった。
年代別にみると、増税に賛成する人の割合は、喫煙者では20代(32.0%)が最も高くなった。
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2021年の調査結果(※)と比較すると、喫煙者では『賛成(計)』が11.8ポイントの上昇(2021年12.6%→2022年24.4%)、非喫煙者では『賛成(計)』が12.6ポイントの下降(2021年88.8%→2022年76.2%)となっており、喫煙者と非喫煙者で対照的な変化がみられた。
年代別にみると、60代の喫煙者で『賛成(計)』が26.0ポイントの上昇(2021年2.0%→2022年28.0%)と、上昇幅が特に大きくなった。
※『たばこ税に関する調査2021』(2021年9月15日発表) http://www.mobile-research.jp/investigation/research_date_210915.html
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◆地方自治体の一般財源の使いみちとして知っているもの
1位「街路・公園・下水道の整備や区画整理」2位「道路・橋りょうの新設や改良」

地方自治体の財源は、使いみちにより“一般財源”(予算の配分において「使いみちを特定しない」ことを前提に計上する財源)と“特定財源”(予算の配分において「特定の使いみち」のために計上する財源)に分けられる。たばこ税は、使いみちが特定されず、どのような経費にも使用できる“一般財源”である。では、一般財源の使いみちとしてどのようなものが認知されているのだろうか。
全回答者(喫煙者500名、非喫煙者500名)に、地方自治体の一般財源の使いみちとして知っているものを聞いたところ、「街路・公園・下水道の整備や区画整理」(喫煙者47.6%、非喫煙者57.4%)が最も高くなり、「道路・橋りょうの新設や改良」(喫煙者33.4%、非喫煙者34.6%)が続いた。次いで高くなったのは、喫煙者では「河川の改修や海岸の保全」(26.6%)、「小学校・中学校・高等学校の運営・施設建設」(23.2%)、非喫煙者では「小学校・中学校・高等学校の運営・施設建設」(29.6%)、「河川の改修や海岸の保全」(25.4%)となった。
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◆「たばこ税の税収がどのくらいの金額になるか知っている」喫煙者の10%、非喫煙者の4%

続いて、たばこ税の税収がどのくらいの金額になるか知っているか聞いたところ、喫煙者(500名)では「知っている」は10.4%、「知らない」は89.6%、非喫煙者(500名)では「知っている」は4.4%、「知らない」は95.6%となった。たばこ税の税収は国税と地方税を合わせて2兆円超になるが、喫煙者・非喫煙者ともに大多数の人はそのことを知らない実状が明らかとなった。
2021年の調査結果と比較すると、たばこ税の税収がどのくらいの金額になるか知っている人の割合は、喫煙者では1.4ポイントの上昇(2021年9.0%→2022年10.4%)、非喫煙者では2.4ポイントの上昇(2021年2.0%→2022年4.4%)となった。
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◆「たばこ税は社会に貢献していると思う」喫煙者の76%、非喫煙者の67%

たばこ税の社会への貢献について、どのように感じている人が多いのだろうか。
たばこ税は社会に貢献していると思うか聞いたところ、喫煙者(500名)では「非常にそう思う」が43.8%、「ややそう思う」が32.0%で、合計した『そう思う(計)』は75.8%、「全くそう思わない」が6.6%、「あまりそう思わない」が17.6%で、合計した『そう思わない(計)』は24.2%となり、非喫煙者(500名)では『そう思う(計)』は66.8%、『そう思わない(計)』は33.2%となった。
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《喫煙者の加熱式たばこに関する意識・実態》
◆喫煙者の実態調査 これまでに吸ったことがあるたばこの種類
「紙巻たばこ」93%、「加熱式たばこ」65%、「電子たばこ」28%、「葉巻」10%、「水たばこ(シーシャ)」4%
◆現在吸っているたばこの種類
「紙巻たばこ」63%、「加熱式たばこ」51%、「電子たばこ」8%、「葉巻」「水たばこ(シーシャ)」1%

喫煙者(500名)に、自身の喫煙状況について質問した。
まず、喫煙経験のあるたばこの種類を聞いたところ、【これまでに吸ったことがあるたばこの種類】では「紙巻たばこ」が92.6%で突出して高くなり、「加熱式たばこ」(64.6%)、「電子たばこ」(28.0%)、「葉巻」(10.2%)、「水たばこ(シーシャ)」(4.2%)が続いた。
【現在吸っているたばこの種類】では「紙巻たばこ」(63.0%)が最も高くなり、次いで、「加熱式たばこ」(50.6%)、「電子たばこ」(8.4%)、「葉巻」(1.2%)、「水たばこ(シーシャ)」(1.0%)となった。
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◆加熱式たばこを使用したことがある喫煙者の78%が「加熱式たばこを現在も使用している」
◆紙巻たばこユーザーの30%が「紙巻たばこと加熱式たばこを現在併用している」
◆紙巻たばこを使用したことがある喫煙者の29%が「紙巻たばこから加熱式たばこに切り替えた」

ここで、加熱式たばこの使用状況について詳しくみると、加熱式たばこを使用したことがある喫煙者(323名)のうち、加熱式たばこを現在も使用している喫煙者の割合は78.3%、使用していない喫煙者の割合は21.7%となった。
年代別にみると、現在も使用している喫煙者の割合は、20代(85.1%)が最も高く、30代(79.5%)が続いた。

また、紙巻たばこを現在使用している喫煙者(315名)のうち、紙巻たばこと加熱式たばこを現在併用している喫煙者の割合は29.5%、併用していない喫煙者の割合は70.5%となった。
年代別にみると、現在併用している喫煙者の割合は、20代(50.0%)では半数と特に高くなった。
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紙巻たばこを使用したことがある喫煙者(463名)のうち、紙巻たばこから加熱式たばこに切り替えた喫煙者の割合は28.9%、切り替えていない喫煙者の割合は71.1%となった。
年代別にみると、加熱式たばこに切り替えた喫煙者の割合は、40代(36.7%)が最も高くなり、20代(32.5%)、30代(32.3%)が続いた。
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◆加熱式たばこを吸うようになったきっかけ TOP2は「紙巻たばこを吸える場所が減った」「友人・知人・家族から勧められた」
◆紙巻たばこと比較した場合の加熱式たばこのメリットだと思うもの TOP2は「灰が出ない」「においが少ない」

加熱式たばこを使用したことがある喫煙者(323名)に、使用のきっかけやメリットについて質問した。
まず、加熱式たばこを吸うようになったきっかけを聞いたところ、「紙巻たばこを吸える場所が減った」(25.1%)が最も高くなった。紙巻たばこを吸える喫煙スペースの減少に伴い、加熱式たばこの使用を始める喫煙者が増えているようだ。次いで高くなったのは、「友人・知人・家族から勧められた」(24.5%)、「健康を気にするようになった」(23.2%)、「吸っている人を見かける機会が増えた」(20.4%)、「キャンペーンに参加した」(18.6%)だった。
男女別にみると、女性では「友人・知人・家族から勧められた」が27.8%と、男性(21.2%)と比べて6.6ポイント高くなった。
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また、紙巻たばこと比較した場合の加熱式たばこのメリットだと思うものを聞いたところ、「灰が出ない」(54.2%)が最も高くなり、「においが少ない」(53.9%)、「部屋の空気や壁紙を汚しにくい」(52.9%)が続いた。紙巻たばこと比べて周囲へ配慮できる点をメリットに感じている人が多いのではないだろうか。
男女別にみると、女性では「服や髪ににおいがつかない」が51.9%と、男性(38.8%)と比べて13.1ポイント高くなった。
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◆加熱式たばこであれば周囲への配慮が可能だと思うか?
喫煙者の69%が「そう思う」、理由1位は「煙やにおいが少ない」

喫煙者(500名)に、加熱式たばこであれば周囲への配慮が可能だと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は68.6%、『そう思わない(計)』は31.4%と、周囲への配慮について肯定的に捉えている喫煙者が多い結果となった。
年代別にみると、周囲への配慮が可能だと思う喫煙者の割合は若年層ほど高く、20代では74.0%となった。
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配慮が可能だと思う喫煙者(343名)に、配慮が可能だと思う理由を聞いたところ、「煙やにおいが少ない」(51.9%)が突出して高くなり、次いで、「火を使わない」(2.3%)、「喫煙場所が確保しやすい」(1.7%)となった。
他方、配慮が可能だと思わない喫煙者(157名)に、配慮が可能だと思わない理由を聞いたところ、「煙やにおいが出る」(30.6%)が最も高くなり、「たばこには変わりない」(21.0%)、「加熱式でも嫌いな人はいる」(7.0%)が続いた。
画像18: https://www.atpress.ne.jp/releases/325943/img_325943_18.jpg

◆「飲食店の“加熱式たばこ専用室”では飲食が可能」喫煙者の41%が認知
◆「“加熱式たばこ専用室”で飲食が可能なのは加熱式たばこの受動喫煙による健康影響が明らかでないため」
“加熱式たばこ専用室”で飲食が可能なことを知っていた喫煙者の49%が認知

2020年4月1日の改正健康増進法の全面施行により、原則室内禁煙となった。しかし、施設における事業の内容や経営規模への配慮から、改正健康増進法は、施設の類型や場所に応じて、事業者に対し喫煙のための各種専用室の設置を認めている。飲食店は、室内で飲食等が可能な“加熱式たばこ専用室”を施設内に設置することが可能となっている。
喫煙者(500名)に、飲食店の“加熱式たばこ専用室”では飲食が可能なことを知っていたか聞いたところ、「知っていた」は40.6%、「知らなかった」は59.4%となった。
年代別にみると、知っていた喫煙者の割合は、30代(50.0%)が最も高くなり、20代(48.0%)、40代(47.0%)が続いた。
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飲食店の“加熱式たばこ専用室”では飲食が可能なことを知っていた喫煙者(203名)に、“加熱式たばこ専用室”で飲食が可能なのは、加熱式たばこの受動喫煙による健康影響が明らかでないためということを知っていたか聞いたところ、「知っていた」は48.8%、「知らなかった」は51.2%と、両者が拮抗する結果となった。
年代別にみると、この背景を知っていた喫煙者の割合は、20代(62.5%)と40代(55.3%)では半数を超えた。
画像20: https://www.atpress.ne.jp/releases/325943/img_325943_20.jpg



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