平井一夫が創設した『感動体験支援基金』、第1回の助成対象団体が決定!総額300万円の資金助成を実施
配信日時: 2022-08-02 14:00:10
貧困世帯の子どもが抱える「経験の格差」に着目し貧困の連鎖を断ち切ります
公益財団法人パブリックリソース財団(所在地:東京都中央区、代表理事:久住 剛)は、一般社団法人プロジェクト希望(所在地:東京都渋谷区、代表理事:平井一夫)と協働し、平井一夫氏からの寄付をもとに「感動体験支援基金」を創設し、経済的に困難な状況下にいる子どもたちに対して“感動体験”を提供する団体に資金助成を行います。この度、第1回の公募を行ったところ、全国から23件の応募があり、その中から3団体を助成先として採択しました。
▼公募情報ページ: https://www.public.or.jp/project/f0166
[画像: https://prtimes.jp/i/71273/44/resize/d71273-44-f9079a831bf99619460d-0.jpg ]
本基金は、経済的に困難な状況下にいる子どもたちの「経験の格差」に対し、多様な生き方・働き方を知り、自らの人生を自分自身で切り拓く力を得るきっかけとなる“感動体験”の提供を通じて、将来的な貧困状態の解消と世代間連鎖を断ち切ることを支援するものです。また、NPO等への助成金による資金支援のほか、平井一夫自らが子どもたちに“感動体験”を提供するイベントや講演等の実施支援を助成対象団体に対して行う点が特徴です。
第1回公募では、本基金の趣旨に合致した3団体の申請事業を採択しました。
<審査概要と結果>
今回の応募総数23件について、7月19日に行われた審査委員会において、厳正な書類審査が行われ、その結果3団体が助成対象として決定されました。
審査委員:
今村 亮 (認定NPO法人カタリバ パートナー/桜美林大学高大連携コーディネーター)
平井 一夫(一般社団法人プロジェクト希望 代表理事)
李 炯植 (NPO法人Learning for All 代表理事)
助成総額:3,000,000円
採択団体および助成金額:
・認定NPO法人エデュケーションエーキューブ(福岡県福岡市) 1,000,000円
・NPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい(沖縄県那覇市) 1,000,000円
・NPO法人フェアスタートサポート(神奈川県横浜市) 1,000,000円
▼第1回「感動体験支援基金」審査結果公表資料
https://bit.ly/3PUCp0U
<審査委員長 講評>
審査委員長 今村 亮 (認定NPO法人カタリバ パートナー/桜美林大学高大連携コーディネーター)
子どもにとって「感動体験」とは何であろうか?
申請団体にとって、今年度から新たに創設された「感動体験支援基金」への申請過程は、このストレートな問いに向き合う試練の機会だったのではないか。審査委員会にとっての選考過程もまた同様に難題であった。
選考過程を振り返ると、前例のない基金であることから、申請団体それぞれの目的理解度や、申請事業の質にはばらつきがあった。よって募集要項に記載された5要素(1.団体の信頼性、2.既存事業の明確さ、3.申請事業の内容、4.目的との一致性、5.実現可能性)を満たしながら、さらに下記2点を明確に捉えていた団体を、助成に値すると判断した。
(1)一過的な「感動体験」に終わらない持続的な成長プロセスがあるか。
(2)それを経済的に困難な状況下にある子どもに届けられるか。
その提供規模については、「少人数×深い感動体験」から「大人数×仕組み構築」まで複数のパターンが採択となった。これについては審査委員会が正解を示すのではなく、各団体のポリシーを重んじた結果となった。
一方で、各申請団体の既存活動の質自体は、きわめて高い水準にあったと振り返っている。これほど実力ある全国各団体が、この基金を契機に「経済的に困難な状況下にある子ども」に注目してくださったことに敬意を表したい。これからも引き続き、上記2観点も点検いただきながら、各地域の子どもたちを取りこぼさない活動を進めていただくことを期待したい。
<参考情報>
公益財団法人パブリックリソース財団 (https://www.public.or.jp/)
2000年に非営利のシンクタンク、NPO法人パブリックリソースセンターとして発足し、NPO など非営利事業体のマネジメント強化、SRI(社会的責任投資)にかかる企業の社会性評価やCSRの推進支援、そしてオンライン寄付をはじめとする寄付推進事業などを展開。2013年1月、これらの成果と蓄積を踏まえ、「誰かの力になりたい」という人びとの志を寄付で実現するために、個人や企業の資金力を社会的事業への投資につなぐ寄付推進の専門組織「公益財団法人パブリックリソース財団」として新たにスタート。「意志ある寄付で社会を変える」ことをミッションに、テーマ基金、オリジナル基金、遺贈など様々な寄付の方法を提供し、人生を豊かにする寄付、未来を切り拓く寄付の仕組みづくりに取り組む。2020年度は新型コロナ感染症に対応するため、様々な分野や人を支援する基金を複数創設し、支援を続けている。
一般社団法人プロジェクト希望(https://www.projectkibo.org)
設立日:2021年4月1日
所在地:東京都渋谷区広尾5丁目4番12号大成鋼機ビル4階
代表理事:平井一夫
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