《Mori Calliope Major Debut Concert 「New Underworld Order」》のオフィシャルレポート公開!@豊洲PIT

プレスリリース発表元企業:カバー株式会社

配信日時: 2022-07-27 18:00:00

現在SPWNにて2022年8月21日(日)23:59までアーカイブ視聴チケット販売中!(期限まで何度でも見放題!)



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英語圏VTuberグループ「ホロライブEnglish」所属タレント「Mori Calliope」初のソロライブ《Mori Calliope Major Debut Concert 「New Underworld Order」》が、2022年7月21日(木)豊洲PIT&オンラインで開催された。
Mori Calliopeの魅力溢れるパフォーマンスを、当日のレポートと写真で振り返る。

舞台の両側、そして上部に死神をかたどったモチーフが配置され、否が応でも“冥界”を意識してしまうインパクトあるダークなステージ。会場アナウンスのあと、「New Underworld Order」のはじまりを告げるオープニング映像と共にオーディエンスは総立ちとなり、ペンライトの煌めきが一斉に会場を覆った。

記念すべきメジャー・デビュー・コンサートでの第一声となったのは「guh」。緩急ついたビートがオープニングにピッタリという雰囲気で、滑らかなフロウでオーディエンスを温めていく。

・M1「guh」
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一曲目が終わった後に「みなさん、What’s Up?」と、彼女自身の声で語りかける。ファンであるDead Beatsたちに呼びかけながら、続いて「Holy嫉妬」へ。ピンク色のロングヘアを揺らしながら鋭いライミング・スキルで畳み掛けるようにラップする姿や、続く「Kamouflage」の最後に堂々とポーズをキメた姿からは、まさに異次元の世界で活躍するフィメールラッパーらしいオーラが漂う。

・M3「Kamouflage」


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エレクトロ・スウィングを思い起こさせるゴージャスなアレンジが特徴の「Dead On Arrival」を披露する頃には、すでに会場の盛り上がりは早くも最高潮に近づいていた。序盤のCalliopeは、豊洲PITという大きな会場でも映えるアップテンポなバンガーをこれでもかと放ち続ける。「Red」では楽曲のタイトル通りペンライトと壇上を赤い光が覆い、ドラマチックなバイブスが漂った。

・M5「Red」
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「Red」が終わると、Mori Calliopeのメジャー・デビューを祝福すべく豪華ゲストらが怒涛のように登場するスペシャル・パートへ。ステージから一旦姿を消したMori Calliopeだったが、しばらくして、同じホロライブEnglishに所属するがうる・ぐらを伴ってステージに舞い戻ってきた。そして、期待通り二人のコラボ曲「Q」を披露。"我々こそがQueen"と歌い上げ、ひと際ボースティング色が強いこの曲。二人で掛け合いを披露しながらオーディエンスを盛り上げる様子は、キュートでありつつも死神らしいダークなエネルギーのアツさを感じずにはいられなかった。

・M6「Q」
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「もっと欲しい?会場のDead Beatsもまだまだ行けるよね?」と煽りのMCを入れた後は、二人も所属するグループ「hololive English -Myth-」のメンバーがバックアップダンサーとしてステージに集結し、Mori Calliopeのテーマ曲ともいうべき「The Grim Reaper is a Live-Streamer」を歌い上げた。

・M7「The Grim Reaper is a Live-Streamer」
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「hololive English -Myth-」のメンバーたちが去った後にステージへ姿を現したのは星街すいせい。大きな拍手に迎えられつつ、すいせい自身もラップに挑戦したコラボ・チューンである「CapSule」をパフォーム。英語を交えながらCalliopeにメッセージを伝えたすいせいに対して、「リハでは何も言っていなかったからびっくりした」とCalliopeが驚くというシーンも。「世界、取っちゃいましょうか?」という、すいせいの呼びかけを合図に続いて「Wicked feat. Mori Calliope」を二人で歌い、会場はさらなる一体感に包まれた。

・M9「Wicked feat. Mori Calliope」
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ゲストの登場はまだ終わらない。「もう一人、ラッパーがいます!」と、呼び込まれたのは角巻わため。高速フロウが特徴的な「新オリジナル楽曲」をラップし、Calliopeが「わため先輩、もう終わりですよー!」と諌める一幕も。「ラップ以外も歌いたいよね?」「私、わため先輩のライブへのアンサーがしたい!」という二人のやり取りの後、Dead Beatsたちに呼びかけつつスタートしたのは、エッジーなビートが冴え渡る「曇天羊 feat. Mori Calliope」。

・M11「曇天羊 feat. Mori Calliope」
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息を切らしつつホロライブ所属の先輩たちと駆け抜けたゲスト・パートが終わると、再びMori Calliopeのソロ・ステージへ。「いじめっ子Bully」では妖艶な雰囲気も漂わせ、Mori Calliopeというアーティストの奥深さを感じさせられた。メロディアスなビートの「UnAlive」ではステージ上に大きな炎が巻き起こり、さらにDead Beatsたちを冥界へとグイグイ誘っていく。アグレッシブなヴォーカルを轟かせ、ステージを左右に動き回る彼女の姿は、これがメジャー・デビュー・コンサートだとは思えないほど頼もしいものだった。

・M13「UnAlive」
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「Dawn Blue」では、疾走感あふれるビートに合わせてDead Beatsたちがこれでもかと言うくらい手拍子で応戦する。ステージからも客席からも、ある種の高揚感が放たれ、「New Underworld Order」の完成形を垣間見た気がした。

・M14「Dawn Blue 」
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熱気が最高潮に達した頃、再び客席に語り始めるCalliope。「少しお話しをさせてください」と前置きし、先輩たちや友人、そしてファンたちに感謝の気持ちを表していく。「これは終わりじゃないよ。VTuberとしてだけではなく、アーティストとしてのキャリアの始まり。みんなのことは裏切らないから、ついてきて」と呼びかけた。バーチャルな存在のキャラクターではなく、一人の表現者としてステージに立つCalliope。スクリーンに映し出された彼女の姿からは、メラメラと燃える覚悟の想いのようなものを感じた。エモーショナルなMCの後には、「Lose-Lose Days」のイントロが続く。彼女自身の決意表明とも取れる言葉を受けて、Dead Beatsたちの手拍子もさらに大きく響き渡っていく。伸びやかなヴォーカルがさらにエモーショナルさを引き立てる「Scuffed Up Age」、チルなローファイ・ビートが光る「Live Again」を経て、会場には鍵盤の音色が響きわたる。終焉を感じさせるような「end of a life」だ。Calliopeの頭上には炎(トーチ)が光り、照明も暗く落とされた会場の雰囲気には神聖なオーラが漂う。まさに新たな世界を創り出す表現者としてのスキルを見せつけた一幕だった。

・M18「end of a life 」
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一旦、Calliopeはステージ上から姿を消す。その後まもなくして、アンコールを求める洪水のような手拍子が拡がり始める。やがて、スクリーンに「Are you ready?」と映し出されると、再びCalliopeの姿が!しかも、これまでとは様相が異なる黒いパンツのセットアップというアウトフィットでの登場だ。この新衣装については本人も「見て見て、この衣装はパーフェクト。めちゃくちゃラップできる!」と嬉しそうに説明していたほどで、その言葉の通り大きくジャンプしたりダンスしたりしながら、よりエネルギーに溢れたアンコールがスタートした。さらに、そこにはもう一人のゲストが。ステージ中央の頭上にはTeddyLoidがDJとして参加。まずは先日MVが公開されたばかりの「Make ‘Em Afraid」をキックし、ますますアグレッシブに攻めていく。スムーズ&ソリッドなフロウが魅力的な初期の代表曲「DEAD BEATS」とリリースされたばかりの人気曲「MERA MERA」を繋ぎ、オーディエンスをさらにアゲていく。TeddyLoidのDJも相まって、その熱気はさながらフェスのようでもあった。時折、ジャンプしながら「手を挙げて!」と客席を煽るCalliopeは、フェスのステージでクラウドを盛り上げるいちラッパー。ガッチリとオーディエンスをロックし、本人も楽しそうにステージを駆け回る様子が印象的だった。

・M21「MERA MERA」
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ライブもいよいよエンディングへと近づいていく。「残りあと3曲です。本気で伝えたいことがあるから聞いて欲しい。みんな、ペンライトは消してください。その代わり、スマホを出して、ライブの様子を撮って!」と呼びかける。Dead Beatsたちの反応はもちろん抜群。一斉にスマホが掲げられ、Calliopeは「HUGE W」をキック。彼女のムーブもどんどんアグレッシブになり、オーディエンスも彼女に合わせてヘッドバンギング。眩いLED光線が放たれ、クライマックスに向けてグイグイとバイブスが高まっていく中、続いて「Letʼs End The World」を披露し、渾身の死神アチチュードをぶつけていく。

・M22「HUGE W」
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最後は、彼女の原点とも言えるアンセム「失礼しますが、RIP(ハート)」で締めくくった。「死神は死なないから」とトークし、改めて、感謝の想いを伝えるCalliope。煌めくフラッシュや照明、そして何より彼女のステージ・コントロール能力の高さのせいか、テーマパークのアトラクションのようなフワフワした没入感に溢れたライブだった。

・M24「失礼しますが、RIP(ハート) 」
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こんなにも日本語と英語がミックスされて脳天に響いてくるライブもなかなかないかもしれない。今更ながら、二言語を操りながらラップとトークを繰り広げるCalliopeの姿にも大きな可能性を感じた。冥界を舞台に世界征服を狙うラッパー、Mori Calliope。彼女の魅力に惹き込まれっぱなしの一夜だった。

取材・文 / 渡辺志保
写真 / Ayo Kajino( https://twitter.com/ayokajino )



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