Samsung社、Ansysのシミュレーションポートフォリオを採用し高速接続性を最適化する半導体設計を開発

プレスリリース発表元企業:アンシス・ジャパン株式会社

配信日時: 2022-07-14 11:00:00

Samsung社、Ansysのシミュレーションポートフォリオを採用し高速接続性を最適化する半導体設計を開発

【主なハイライト】
● AnsysのシミュレーションソリューションはSamsung社の開発者に電磁界を考慮した包括的な設計フローを提供し、生産性を高め設計リスクを低減します。
● Samsung社の設計者はAnsysの高度な大容量、迅速性、連携機能の恩恵が得られ、電磁界設計サイクルタイムを1/10に短縮し市場への投入時間を短縮することができるようになります。
● 自動アノテーション等のAnsysの最先端の設計機能は、より高速で予測精度が高い計算とモデリングを可能とし、Samsung社のオンチップ設計が最適化されます。

ペンシルベニア州ピッツバーグ、2022年7月7日 - Ansys( https://www.ansys.com/ )は、Samsung Foundry社( https://www.samsungfoundry.com/foundry/homepage.do )がAnsysの業界をリードする電磁界(EM)シミュレーションツールを採用し、5G/6Gを含む最新のチップ、ノードおよびプロセス技術に基づいた最先端の設計を開発することを発表しました。Ansysのシミュレーションソリューションは、Samsung社の最新の半導体技術に対し大容量で高速な連携機能を有する電磁界を考慮した包括的な設計フローを提供し、高速接続性を増強するオンチップ設計サイクルタイムを短縮しながら設計エラーとリスクを低減します。
Samsung社の設計者はAnsys RaptorX( https://www.ansys.com/products/semiconductors/ansys-raptorh )、Ansys VeloceRF( https://www.ansys.com/products/semiconductors/ansys-velocerf )およびAnsys Exalto( https://www.ansys.com/products/semiconductors/ansys-exalto )のAnsysのEM設計ツールを活用して、市場への投入時間を、小型の設計では2~3週間、複雑な設計では2ケ月も短縮することができるようになります。大容量であるとともに計算とモデリングを最適化する自動化機能を有するAnsysのソフトウェアにより、Samsung社のチームは高忠実度をもってより迅速な設計が可能となります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/317983/LL_img_317983_1.png
Samsung社、Ansysのシミュレーションポートフォリオを採用し高速接続性を最適化する半導体設計を開発

「電子システムとプロセス技術は日々進化しているため、最先端のEM設計機能が求められます。私たちはAnsysのシミュレーションソリューションがこれらの課題に対応し、設計のニーズに対して最高レベルの機能を提供し、設計時間を短縮しコストとリスクを低減することを確信しています。」(Samsung Electronics社、ファウンドリ設計技術チームコーポレートバイスプレジデント、Sangyun Kim氏)

AnsysのEMソリューションを統合することにより、Samsung社の設計者は何百万個もの金属片で構成されるダミータイル等の複雑なオンチップシナリオを僅かな時間でモデリングすることができます。さらにAnsysのほぼリアルタイムのモデリング機能はEM干渉から設計を防護し、チップ故障のリスクを大幅に低減します。

「世界的に接続性の要求が高まり技術が進展する中で、チップ設計者にとってはEMが大きな課題となっています。当社のソリューションはこのような要求の高まりに確実に対応するだけでなく、その一歩先を進んでいます。私たちは、AnsysのEM設計ポートフォリオが、Samsung社のチームがオンチップ設計を最適化するために必要なツールを十分に備えていると確信しています。」(Ansys、バイスプレジデント兼電子、半導体および光学ビジネスユニットジェネラルマネージャー、John Lee氏)

AnsysとSamsung社は従来の長期にわたる協業を通じ、低電力消費のモバイル機器やハイパフォーマンスコンピューティング用のパワーインテグリティおよびエレクトロマイグレーションサインオフソリューション等の先進のソリューションを提供しています。


【Ansysについて】
ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、Ansysのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。Ansysは、エンジニアリングシミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えたエンジニアリングシミュレーションソフトウェアの提供を通じ、Ansysは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。
1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。
詳細は、 https://www.ansys.com/ja-jp をご覧ください。

Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。

アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc.100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のエンジニアリングシミュレーションソフトウェア、およびシミュレーションによるソリューションを日本のお客様に提供するために、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。


※本プレスリリースは、2022年7月7日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。


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