GMOドリームウェーブと農業ロボットベンチャーのAGRISTが新たな農福連携の形に向けた取り組みを開始

プレスリリース発表元企業:GMOインターネットグループ

配信日時: 2022-06-24 10:05:45

~ロボット×福祉×農業の新たなチャレンジ~

 GMOインターネット株式会社の特例子会社(※1)である、GMOドリームウェーブ株式会社(宮崎県宮崎市 代表取締役社長:橋口 誠、以下 GMOドリームウェーブ)は、農業ロボットベンチャーのAGRIST株式会社(宮崎県児湯郡新富町 代表取締役:秦裕貴 齋藤潤一、以下 アグリスト)より、アグリストの自動収穫ロボットの収穫精度を上げるために必要なAIの「教師データ」を作り出す作業を受託し、2022年6月より開始いたしました。両社は、この取り組みを皮切りにこれまでにない農福連携の形を創造することで新たな就労の場を創出し、より多くの方がいきいきと働ける場づくりを推進してまいります。

(※1)企業(親会社)が障がい者の雇用の促進及び安定を目的に設立し、一定の要件を満たした上で厚生労働大臣(公共職業安定所長)より認可を受けた子会社。特例子会社は、障がい者雇用率の算定において親会社の一事業所とみなされる。



[画像1: https://prtimes.jp/i/136/3644/resize/d136-3644-0c051faf1e7e4b266290-6.png ]




【取り組みの背景】 

 農業の分野では農業従事者の高齢化により人手不足の問題が深刻で、今後も加速していくと想定されています。一方で、福祉の分野では障がい者等の就労や、生きがいづくりの場を提供することが課題となっています。
また、GMOインターネットグループは、「すべての人にインターネット」をコーポレートキャッチとして掲げ、創業以来一貫してインターネットのインフラ・サービスインフラを提供し、すべての人の笑顔と感動を創造し、社会へ貢献することに邁進しています。
 そのような状況下で、GMOドリームウェーブとアグリストはインターネットやAIを活用した自動収穫ロボットの活用は新たな働く場の提供の一助になるとの想いから、最先端の技術で新しい農業の実現に向けて共創していくことで、社会との繋がりや生きがいの創出のために取り組みを開始いたしました。


【GMOドリームウェーブが実施する取り組みについて】

 このたびGMOドリームウェーブが作成するAIの「教師データ」は、アグリストのピーマン自動収穫ロボット「L」に活用されます。ロボットが撮影した農作物の画像データをGMOドリームウェーブが取得し果実や果柄を矩形で囲うことで、季節や地域によって、色や形が異なる作物の数多くのデータを「教師データ」として蓄積します。このデータをAIロボットに学習させることで、さらに効率よく自動収穫できるようになります。
また、自動収穫ロボット「L」は自動収穫機能に加え、インターネットを介した遠隔操作機能も追加を予定しています。今後はこの遠隔操作機能を活用し、GMOドリームウェーブのパートナー(従業員)が、遠隔で農業に参加することも検討しております。
[画像2: https://prtimes.jp/i/136/3644/resize/d136-3644-9f2ddb377662e17a98de-5.png ]



ロボットが撮影した画像データ


【ピーマン自動収穫ロボット「L」】

 「人をサポートするロボットが必要だ。」という農家の声を受け、開発されたのがアグリストのピーマン自動収穫ロボット「L」です。より多くの農家にロボットを使ってもらおうと、機能をシンプルにし手の届きやすい価格のロボットがコンセプトです。アグリストのロボットを導入することで、人が取り切れなかったピーマンを収穫し、農業の人材不足という課題を解決します。
今後、従来の自動収穫機能に加え、遠隔操作機能を追加予定です。果実の探索・認識を人間が、収穫をロボットが行うといった共同作業が可能になります。重労働である収穫の工程はロボットが自動で行ってくれるため、身体が不自由な方でも自宅からロボットを操作して農業に参加することが可能です。
取り組み後は、人間の判断をAIが学習していくことで、ロボットはさらに効率的に自動収穫を行うことが可能になります。
 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)で「誰一人取り残さない世界」が掲げられ、日本においても企業の障がい者の法定雇用率が引き上げられるなか、遠隔操作機能を搭載した「L」を活用した企業の農業参入により、身体が不自由な方々が農業分野で活躍し、自信や生きがいを持って社会参画できる「農福連携」の実現が期待されます。


[画像3: https://prtimes.jp/i/136/3644/resize/d136-3644-59741b0811f97ce701c7-1.jpg ]




【GMOドリームウェーブ株式会社について】(https://recruit.gmo.jp/dreamwave/

 GMOインターネットグループでは、誰もが生き生きと働くことのできる環境づくりの一環で、障がい者の雇用推進を図るべく、GMOインターネット株式会社の特例子会社としてGMOドリームウェーブを2017年9月に設立し、「自立」と「成長」をキーワードに、障がい者雇用のさらなる創出に取り組むとともに、多様な人財を受け入れ活躍できる場の拡大と、働きやすい環境づくりを推進しています。
 2021年にはGMOインターネットグループが宮崎県宮崎市に開設したサテライトオフィス「GMO hinata」内に新オフィスを構えました。車いすの方でも支障なく移動できるよう、段差をなくし広い動線を確保したバリアフリーオフィスとし、ほかにも全室を自動ドアやスライドドアに、また車いすでも使用できる昇降可能なデスクを用意するなど、働く仲間のそれぞれ異なる特性に配慮した職場環境の整備をはじめ、能力に応じた最適な業務配置や、対面コミュニケーションを中心とした組織の活性化などに取り組んでいます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/136/3644/resize/d136-3644-fb459345ba422a120874-3.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/136/3644/resize/d136-3644-be636656c7bb5ee2335d-4.jpg ]




【AGRIST株式会社について】(https://agrist.com

 アグリストはテクノロジーで農業課題を解決するベンチャー企業です。高齢化が進み農産物の収穫の担い手が不足している課題を、自動収穫ロボットで解決します。2017年から宮崎県新富町の農家らと勉強会を開催し、現場の農家らからロボットの必要性を聞いてきました。宮崎県から全国に販路を拡大し、地方から世界の農業課題を解決するグローバルベンチャーへの成長に向けて事業を展開していきます。


以上


【GMOドリームウェーブ株式会社】(URL:https://recruit.gmo.jp/dreamwave/
会社名  GMOドリームウェーブ株式会社
所在地  宮崎県宮崎市老松2-2-1 GMO hinataオフィス
代表者  代表取締役社長 橋口 誠
事業内容 ■インターネット広告支援事業 ■管理部門業務支援事業
資本金 3,700万円

【GMOインターネット株式会社】(URL:https://www.gmo.jp/
会社名  GMOインターネット株式会社 (東証プライム 証券コード:9449)
所在地  東京都渋谷区桜丘町26番1号
代表者  代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 ■インターネットインフラ事業 ■インターネット広告・メディア事業
     ■インターネット金融事業 ■仮想通貨事業
資本金  50億円

【AGRIST株式会社】(URL:https://agrist.com
会社名  AGRIST株式会社
所在地  宮崎県児湯郡新富町富田東1丁目47番地1
代表者  代表取締役 秦裕貴・齋藤潤一
事業内容 ■農業ロボット開発事業 ■AI開発事業 ■ソフトウェア開発事業
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (C) 2022 GMO Dream Wave Inc. All Rights Reserved.

■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp

PR TIMESプレスリリース詳細へ