オーラン・アライアンスが2022年6月の業界サミット、2022年春季グローバル・プラグフェストの進捗状況、一連の新しいO-RANデモについて発表

プレスリリース発表元企業:O-RAN Alliance

配信日時: 2022-06-14 14:50:00

オーラン・アライアンスが2022年6月の業界サミット、2022年春季グローバル・プラグフェストの進捗状況、一連の新しいO-RANデモについて発表

2022年6月29日に開催されるオーラン・アライアンス業界サミットにご参加ください
2022 年春季O-RANグローバル・プラグフェストが進行中
O-RAN仮想展示会でO-RAN技術を紹介する23件の新しいデモ


(独ボン)-(ビジネスワイヤ)--オーラン・アライアンス:

2022年6月にオーラン・アライアンス業界サミットを開催

オーラン・アライアンスは関心のある一般の皆さますべてを、2022年6月29日にオープンな仮想イベントとして開催される次回の業界イベントに招待します。2.5時間のセッションでは、下記を予定しています。

オーラン・アライアンスの幹部による最新情報の提供O-RANエコシステムにおけるRANのオープン性、インテリジェンス、クラウド化、試験・統合に関する最新情報の提供ライブパネルディスカッション:大規模な商用化に向けた業界での導入促進詳細情報と本イベントへの参加方法は、www.o-ran.org/eventsをご覧ください。

2022年春季O-RANグローバル・プラグフェストが進行中

オーラン・アライアンスは、O-RANエコシステムにおける効率的な試験および統合を実現するために、グローバル・プラグフェストを主催しています。2022年春季O-RANグローバル・プラグフェストは、今年予定している2回のプラグフェストの第1回目となり、3会場で進行中です。

Auray OTIC&セキュリティー・ラボが、21の参加企業をホストしています:アルファ・ネットワークス(明泰科技)、アスキー・コンピューター、カルネックス・ソリューションズ、フォックスコン(富士康)、Institute for Information Industry(財団法人資訊工業策進会)、インベンテック(英業達)、IPインフュージョン、工業技術研究院(ITRI)、JPCコネクティビティー(佳必琪国際股份有限公司)、キーサイト・テクノロジー(是德科技)、(莱昂仕科技)、ライトン(光宝科技)、MICAS、NKG、ペガトロン(和碩聯合科技)、QCT(雲達科技)、Reign Technology、ローデ・シュワルツ、Sageran(世炬網絡)、VIAVIソリューションズ、WNCです。テレフォニカがマドリッドの欧州 OTICで、6社の参加企業をホストしています:アドバ・オプティカル・ネットワーキング、ジュニパーネットワークス、キーサイト・テクノロジー、プレシジョン・オプティカル・トランシーバーズ、リボン、VIAVIソリューションズです。AT&Tとディッシュがホストしている参加企業は、アナログ・デバイセズ、アンリツ、カルネックス・ソリューションズ、シスコ、富士通、HCL、IPインフュージョン、ITRI、ジュニパーネットワークス、キーサイト・テクノロジー、META、NSF ARA: Living Wireless Lab、NSF PAWR: AERPAW、NSF PAWR: Colosseum、PHYTunes、ローデ・シュワルツ、VIAVIソリューションズ、ヴイエムウェア、ウィンド・リバーです。そして、AT&Tラボ、NSF PAWR: COSMOS Lab、NSF PAWR: POWDER Lab、ニューハンプシャー大学インターオペラビリティー・ラボラトリーが協力しています。すべての会場は2022年6月末までに、春季プラグフェストを終了することを目指しています。

O-RAN仮想展示会でO-RAN技術の新しいデモ23件を実施

オーラン・アライアンスの会員企業は、O-RANベースの実装を進めています。最新のデモは間もなく、O-RAN仮想展示会でご覧いただけます。

新たに追加されたインテリジェントRANコントロールのデモには、下記が含まれます。

エアホップとヴイエムウェアは、自動化とプログラム機能がPCIの衝突と混乱を効率的に検出・修復し、RANパフォーマンスを最適化する方法を実演します。この提案は、現在のRAN周波数のプランニング、衝突の緩和および最適化の手法(コストと時間がかかり、新しいサービス展開を遅らせ、既存サービスの性能を低下させる)に対する解決策です。Cellwizeとヴイエムウェアは、専用RANを含むあらゆるタイプのRAN導入に、プログラム機能をもたらす方法を実演します。例えば、ヴイエムウェアの集中型RICに搭載したCellwize製rAppで、EN-DCアンカーを最適化し、専用RANの周波数帯使用を最大化して、収益化につながる性能向上を実現する方法を紹介します。中国移動通信(チャイナモバイル)とレノボは、xAppを使用して、UEで利用可能な帯域幅を予測し、ビデオ体験を最適化する方法を実演します。その目的で、RICに加え、ネットワークからE2経由で報告される無線情報を使い、この予測帯域幅をアプリケーションプロバイダーに提供し、ビデオのビットレートを調整し、最適化できるようにします。コヒヤーとヴイエムウェアは、通信事業者がRANのプログラム機能を使い、アンテナ、無線装置、機器に一切の変更を加えることなく、モバイル帯域幅を倍増させる方法を実演します。ヴイエムウェアの分散型RICで強化したコヒヤーのスペクトラム・マルチプライヤーxAppにより、サービスプロバイダーは携帯電話やインフラに高額な変更を行うことなく、地方でブロードバンドを有効に運用できます。GDCNiは、高/中/低のトランシーバーパワーを持つ同社のRF製品のデモを行い、他のベンダーとの相互運用性試験を実施します。GDCNiは、産業向けRANの豊富な経験を持っており、炭鉱、港湾、インテリジェント製造、農業、輸送の分野向けにプライベートRANソリューションを提供して、O-RANエコシステムの充実を支援しています。インテルは、オープンな仮想化RANと統合したO-RAN RICで、AI/MLを活用したネットワークスライス無線リソースマネジャー(NSRRM)xAppを使い、SLA保証のデモを行います。このデモは事業者に、最適な無線資源で収益を生み出すビジネスモデルを提供することの実行可能性を示します。Polteとヴイエムウェアは、RANプログラム機能を活用して、正確なサブメーター単位でUEのポジショニングを行う方法を実演します。GPSやWi-Fiではなく、セルラーを主要技術として使い、ヴイエムウェアの準リアルタイムRICの力を活用したPolteのxAppは、IoT資産トラッカーのコストを低減し、バッテリー駆動時間を延ばしながら、屋内外のグローバルロケーションを提供します。Rimedo Labsは、トラフィックステアリングxAppをONFのオープンソースSD-RAN準リアルタイムRICへと完全に統合するデモを行います。このソリューションは、オーラン・アライアンスが規定したA1インターフェースを介したポリシーでxAppを制御できることを明らかにするもので、これによりSMOの現行戦略に基づく対応RRMアルゴリズムの動作を制御できます。新たに追加されたオープンRANのデモには、下記が含まれます。

ArrayCommは、5G SA E2Eネットワークで、5G分散型スモールセルのデモを行います。ダウンリンクとアップリンクのスループットを測定して、その高い性能と安定性を試験で示します。ホワイトボックスのO-DU、フロントホールゲートウェイ、O-RUが含まれます。O-DUは、NXPのSoCである LX2160AとLA1201構築されたシングルボックスです。ArrayCommは、5G分散型スモールセルのデモをマーベルのプラットフォームで行います。このプラットフォームはマーベルの仮想化O-DUカードCNF95Oに、x86/Armサーバー、フロントホールゲートウェイ、O-RUを組み合わせたもので、キャパシティーカバレッジを改善するシナリオで広く利用できるほか、分散型RANまたはクラウドRANとして容易に展開できます。中国移動とレノボは、O-Cloud仕様に準拠したCaaSプラットフォームとpico gNB BBUをそれぞれ実演し、共同試験ソリューションを構築します。ハードウエアの構築は完了しており、6月に最初の通話を行いました。次の段階で、5G性能試験をE2E環境で実施します。コンバは、低レベルの消費電力とより優れたレシーバー感度を維持できる先進技術を搭載したオープンRANマルチバンドリモート無線ユニットを紹介します。この小型のフォームファクターと改善された平均故障間隔性能は、設置と保守コストを最適化する上で役立ちます。これらの機能により、O-DUパートナーとのフロントホール統合が容易になります。フォックスコン、Auray、カルネックスは、Auray OTIC&セキュリティー・ラボにあるフォックスコンのO-RUとカルネックスのParagon-neoで、O-RAN同期プレーン性能試験を実演します。O-RAN.WG4.CONF.0は、O-RU同期プレーン試験で同期プレーン性能試験と機能試験を義務付けているため、O-RAN/OTIC O-RUのバッジングでは必須となります。インテル、キャップジェミニ、AWSなどが、ネットワークエッジからクラウドまで、エンドツーエンド5Gサービスオーケストレーションの統一ビューを実演します。実演では、新しいビジネスやサービス機能向けにダイナミックなネットワークスライシングをサポートして、新しいサービスや機能を継続的に提供できるようにするためのサービスオーケストレーションを使用しての俊敏性を明瞭に示します。また、オーラン・アライアンスが規定するO-RANフロントホール(xRAN)試験の実演も行います。この試験では、xRANライブラリーと外部APIの試験用機能を備えた試験シナリオを実行するために、サンプルアプリケーションを作成して使用します。IS-Wirelessが、ニュートラルホストの形でサポートされるマルチMNOのシナリオを紹介します。このエンドツーエンドのオープンRANネットワークは、自動化された方法であらゆるクラウドにコンテナとして導入でき、オープンフロントホールSplit 7.2xと3GPP Split 2の両方をサポートしています。ライトンは、オープンインターフェース(例:オープンフロントホールインターフェース)に基づいた屋内スモールセルシステムFlexFiをコスト効率よく大規模に配備できることを実演します。また、O-RANベースのインテリジェントなRAN管理・制御ソリューションのLiteNeticsも実演します。この概念実証により、ライトンはO1インターフェースを備える無線インテリジェントコントローラー(RIC)を介したgNB管理を検証しています。ライトンは、顧客のニーズを満たす5G製品を提供しています。MICASは、サブ6GHzの屋内スモールセルとミリ波スモールセルという2つのO-RAN無線ユニットソリューションを実演します。いずれのソリューションもO-RANのオープンフロントホールインターフェース技術を搭載し、コスト効率よく大規模に配備できます。ペガトロン、Auray、カルネックスは、Auray OTIC&セキュリティー・ラボにあるペガトロンのO-DU/O-CUとカルネックスのParagon-Xを使い、ネットワークエミュレーションモードでO-RANフロントホール遅延試験のデモを行います。O-RAN.TIFG.E2E-Test.0は、O-RAN E2E試験でxHaul遅延を義務付けているため、O-RAN/OTICバッジングでは必須となります。ローデ・シュワルツとVIAVIソリューションズは共同で、AurayラボにあるフォックスコンのO-RUについて、O-RANオープンフロントホール(OFH)適合性と3GPPプレ適合性の検証を実演します。フォックスコンのO-RUは、VIAVIの自動TM500 O-RUテスターのほか、R&S SMW200Aベクトル信号発生器、R&S FSVA3000スペクトラムアナライザー、R&S VSE信号分析ソフトウエアによって検証します。このデモは、機能、相互運用性、適合性、性能の試験など、試験ベッド全体を単一制御点で管理する先進的な試験プランを示すものです。スパイレントは、エンドツーエンドのオープンRAN試験ソリューションのデモを行い、機能、相互運用性、性能、適合性の試験を、実機またはエミュレーションUEで達成できることを紹介します。このデモでは、本ソリューションのアーキテクチャーを実地検証し、インターフェース、レポーティング、機能の概要を説明します。スパイレントは、柔軟で拡張性のある高性能ソリューションのデモを行い、CUのコンプライアンス、機能、性能、容量を包括的に試験します。このデモではそのアーキテクチャーを実地検証し、5G SAモードで試験を行い(NSAも利用可能)、インターフェース、レポーティング、機能の概要を説明します。スパイレントは、O-DUの試験を複数のエミュレーションO-RUで行い、O-DUの機能性と信頼性や、フロントホールネットワークの遅延を検証する方法を実演します。O-RANの課題として、長期的な信頼性の試験があります。5Gフロントホール試験では通常、ストリームブロックが1回だけ送信されます。スパイレントのソリューションは、実環境のネットワークトラフィックをエミュレートするために、トラフィックを継続的に送信します。完全なオープンvRANネットワークを展開するのは、骨の折れる作業です。ヴイエムウェアとアルティオスターは、アルティオスター製EMSの自動化機能と、ヴイエムウェアのテルコ・クラウド・プラットフォームRANを、インテルのFlexRAN TMアーキテクチャー上で組み合わせて、この労力を大幅に軽減する方法を紹介します。オーラン・アライアンスについて

オーラン・アライアンスは、無線アクセスネットワーク(RAN)分野における300を超える組織のモバイル通信事業者、ベンダー、研究・学術機関から成る世界規模のコミュニティーです。RANはあらゆるモバイルネットワークの必須要素となっており、オーラン・アライアンスの使命は当業界を作り替え、インテリジェンス性とオープン性を高め、仮想化を進め、真に相互運用可能なモバイルネットワークを実現することにあります。新しいO-RAN仕様により、ユーザー体験を改善するための革新が迅速化され、より競争力と活力のあるRANサプライヤーエコシステムが実現します。また同時にO-RANを基盤とするモバイルネットワークにより、モバイル通信事業者によるRANの導入と運用の効率が改善します。これを達成するため、オーラン・アライアンスは新たなRAN仕様を公表し、RAN向けオープンソフトウエアをリリースするとともに、会員組織によるこれらの導入のインテグレーション活動と試験を支えています。

詳細情報については、www.o-ran.orgをご覧ください。

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businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20220609005474/ja/

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O-RAN ALLIANCE e.V.
Buschkauler Weg 27
53347 Alfter/Germany

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