~海外留学にも語学力証明として認められる「英検」~

プレスリリース発表元企業:公益財団法人日本英語検定協会

配信日時: 2014-05-15 16:00:00

オーストラリア クィーンズランド州 海外留学生を受け入れる公立ハイスクールで「英検」を採用 


オーストラリア クィーンズランド州での海外からの留学生に向けた留学プログラムを開発・促進する政府機関、EQI (Education Queensland International、City East QLD Australia 日本所在地:東京都港区、オーストラリア クィーンズランド州政府駐日事務所内 駐日代表:安達健)は、今年2014年より、オーストラリア クィーンズランド州で、現在、海外からの留学生を受け入れている70以上の公立ハイスクールに留学する際の語学力証明として、日本英語検定協会(理事長:松川孝一 所在地:東京都新宿区、以下、英検協会) が運営する実用技能英語検定 (以下、「英検」) を採用することを発表いたします。
これまでオーストラリアの一部のハイスクールなどでは、入学基準にすでに「英検」が採用されているところもあり、その基準は10年生 (高校1年生に相当) で英検2級A (※正答率75% 程度以上で合格した層を海外留学基準として 「英検2級A」 と定める。) となっていたところ、今回、クィーンズランド州では、「英検」を採用するにあたり、英検のレベルを多角的に検証し、その結果を踏まえ、10年生で 準2級、11年生 (高校2年生に相当) で 2級、12年生 (高校3年生に相当) で 2級A を採用基準といたしました。

したがいまして、クィーンズランド州の公立ハイスクールへの留学を希望する場合、自身の語学力を証明するものとして上記の基準を満たす「英検」のスコアレポートを提出すれば、後は希望する各学校の募集要項に基づき入学の可否が決定することとなり、海外留学がチャレンジしやすくなりました。

今回のように、「英検」が海外の教育機関で語学力証明資格としてご利用いただけるようになったのは、2004年からで、現在は、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ニュージーランド等、約400の教育機関で認定されています。その内訳は、日本でいう4年制と2年制大学、それに海外特有の職業訓練学校等がほとんどで、日本の高等学校にあたる留学先は数団体にとどまります。そうした意味でも、このたび、オーストラリア クィーンズランド州の約70以上の公立ハイスクールで「英検」が語学力証明として採用されたのは、海外留学を希望する日本の高校生にとりましても、さらに門戸が広がり、英検受験のメリットがまた大きく向上いたしました。

なお、日本のほとんどの学生が身近に受験する「英検」を、そのまま海外留学に活用できるということは、他の海外留学のための検定試験を新たに受験する必要がなくなり、海外留学希望者にとりましては大きなメリットとなっています。さらに、「Speaking」能力の測定におきましては、「英検」の面接官とのやり取りによる面接形式が、グローバル人材として必要な双方向でのコミュニケーション能力を的確に図るものとして各留学先で高く評価されています。

このたび、EQIが、クィーンズランド州の海外留学生を受け入れている公立のハイスクールで「英検」を語
学力証明として認定したことにあたりまして、オーストラリア クィーンズランド州政府駐日事務所代表、
安達健は、こう述べています。「グローバル人材育成が急務である日本の次世代リーダーへの留学の門戸が大きく広がることにより、クィーンズランド州にとって、長年、重要な貿易相手国である日本との関係が今後さらに親密になることを希望します。そして、アジアや世界中からの留学生が多いオーストラリア留学が、より多くの日本の学生たちに、今後の将来に影響を及ぼすさまざまな経験を与え、世界に羽ばたくグローバル人材へと成長する機会の一助となることを期待してやみません」。

英検協会としましても、このたび、認定基準に「英検」をご採用いただいたことに感謝の意を申し上げるとともに、我が国の「日本人留学生倍増計画」の実現に向け、さらに海外の教育機関に「英検」を認定基準としてご採用いただけるよう一層の試験の質の向上に努めてまいります。


■EQIについて
EQIは、クィーンズランド州政府教育・訓練・雇用省の国際部門です。最短10週間(1学期)から最長12年間の留学については、州内約1,200の公立学校のうち州教育省に認定された70校以上の公立セカンダリースクール(7年生~12年生)およびステートカレッジ(1年生~12年生)で、さまざまな国と地域からの留学生の受け入れを実施しています。2014年1学期現在、世界各地から1,206名の小中高生がクィーンズランド州公立校で留学しています。そのうち129名の日本からの小中高生が、州内60の公立小・中・高校で学んでいます。公立校における留学生の割合は、1%以下~17%と学校によって色々で、ドイツ、中国、イタリア、日本、韓国が、現在の留学生の出身国トップ5です。
また、EQIは、スタディ・ツアーと呼ばれる学生向けの短期海外研修から、教職員研修や企業視察ツアーにいたるまで、州内の公立校に係る研修プログラムのとりまとめを20年以上行っています。州教育省に認定された約400校によるスタディ・ツアーの受け入れが可能です。EQIは、世界各地から訪れる年間440団体、計11,000名以上の教職員や学生によるクィーンズランド州公立校での教育旅行・教職員・企業研修を手配・サポートしています。そのうちの260団体、約8,000名が日本からの訪問となっています。
ウェブサイト: http://www.eqi.com.au/

■公益財団法人 日本英語検定協会について
公益財団法人 日本英語検定協会は、「実用英語の普及と向上」を目的に1963年に設立されました。以来、“英検”の名称で親しまれている実用英語技能検定の実施・運営のほか、児童向けの「児童英検」やビジネスパーソン向け英語能力テスト「BULATS(ブラッツ)」、留学・海外移住のための英語運用能力試験である「IELTS(アイエルツ)」、さらには英語教育に関する優秀な研究企画に助成金を交付する「英検研究助成金」制度など、実用英語の普及・向上に向けた様々な取り組みを展開しております。2012年4月、内閣府からの認定書交付を受けて正式な団体名称を「公益財団法人日本英語検定協会」に改めています。英検協会ウェブサイト:http://www.eiken.or.jp/



本件に関するお問合わせ先
公益財団法人日本英語検定協会
日本英語検定協会 広報調査室 広報調査課 皆川 英明
162-8055 東京都新宿区横寺町55
TEL:03-3266-6840
FAX:03-3266-6570
kouhou21@eiken.or.jp

プレスリリース情報提供元:Digital PR Platform