【台湾情報】台湾機械設備産業の概況と2022年展望<ワイズ機械業界ジャーナル2022年6月第1週号発行>

プレスリリース発表元企業:威志企管顧問股イ分有限公司(ワイズコンサルティンググループ)

配信日時: 2022-06-02 12:06:08

~台湾機械業界の最新動向を分析する~

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2022年6月第1週号を発行しました。今週号では、機械設備業界、エネルギー業界、デジタル手動工具業界の先駆者の数泓科技(Eclatorq Technology)、工作機械部品輸出入速報をご紹介します。



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<最新号目次>


台湾機械設備産業の概況と2022年展望

自動車関連企業、再生エネルギーに参入
デジタル手動工具業界の先駆者、数泓科技(Eclatorq Technology)
工作機械部品輸出入速報、2022年第1四半期

<台湾機械設備産業の概況と2022年展望>
一、産業概況
 台湾の機械設備の4月輸出額は30億1600万米ドルと1年8カ月連続で前年同月を上回り、過去2番目の高水準だった。1~4月の輸出額も同期として過去最高を更新した。中国は新型コロナウィルス感染症流行の影響を受け、4月に一部の都市が事実上のロックダウン(都市封鎖)を実施した。そのため、台湾の対中輸出はマイナス成長となったが、米国、日本、欧州向けは好調で、中でも米国向けは輸出成長率が4カ月連続で中国を上回り、首位だった。
 台湾機械工業同業公会(TAMI)が10日発表した統計によると、機械設備の4月輸出額は前年同月比16.8%増の30億1600万米ドル、台湾元換算では18.1%増の868億9000万元だった。1~4月の輸出額は前年同期比15.7%増の118億100万米ドル、台湾元換算では14.8%増の3321億3600万元だった。
 うち、工作機械の4月輸出額は前年同月比21.9%増の2億5500万米ドル、1~4月は前年同期比16.3%増の9億3600万米ドルで、製品別シェアは3位に上昇した。
  また、コントローラーの4月輸出額は前年同月の2.26倍の1億6500万米ドルで、製品別シェアは5位だった。1~4月は前年同期の2.64倍の6億3400万米ドルだった。世界的なコントローラーの供給不足、納期延長が続き、輸出が大幅に伸びた。
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二、メーカー動向
上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)
 工作機械部品大手、上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)と同社傘下で半導体設備向け部品などを手掛ける大銀微系統(ハイウィン・マイクロシステム)はいずれも、第1四半期、4月、1~4月の連結売上高がそれぞれ過去最高を更新した。
 ハイウィンの第1四半期連結売上高は75億6600万元だった。リニアガイドは3カ月~3カ月半先まで、ボールねじは約4カ月先まで受注見通しが立っている。昨年はオーバーブッキング(重複発注)が多かったが、現在の受注状況は正常化している。ここ2年間強い需要が続く単軸、多軸ロボットやウエハーロボットなどの産業用ロボットは2024年まで旺盛な受注が見込まれる。
 ハイウィン・マイクロシステムの第1四半期連結売上高は8億5600万元だった。半導体向けでマイクロメートル・ナノメートル精度の位置決めステージの需要が強く、受注見通しは半年以上先まで立っている。半導体不足が続く中、一部の大口顧客向けの受注見通しは23年第1四半期まで立っている。精密動作制御部品の受注見通しは2カ月半~3カ月先まで立っている。今年通年の売上高も前年比2桁増加する見通しで、中長期的には100億元を目指している。(中略)

三、今後の展望
 工作機械の業界団体、台湾工具機零組件工業同業公会(TMBA)の許文憲・理事長によると、台湾の工作機械各社の受注見通しは第3四半期まで立っているが、3月に受注が鈍化した。また、4月の中国各都市でのロックダウンの影響で6、7月分の受注も減少した。現在は以前の受注分を輸出しており、第3四半期から輸出額が減少する可能性があるという。(つづく)
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ワイズ機械業界ジャーナル

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