ヒューマンフォトが語るウイグル人権問題。写真展「Letter from Uyghur」5月22日(日)までの開催
配信日時: 2022-05-17 13:00:00
「美しくも哀しい歴史をもつウイグル民族、真の姿がここにある。」プリントアーティスト・フィリップ・サルーンの技術で生み出された芸術写真。写真展「Letter from Uyghur」が盛況のなか2022年5月22日(日、5月15日は休み)に開催終了。東京ジャーミイ・トルコ文化センター(多目的ホール)にて写真家ヤギケンジの作品公開。
ヒューマンフォトとは。「子供の鍛冶屋」
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1NjQ1MSMyOTYxNzcjNTY0NTFfYk9pR0VWSHN1RS5qcGVn.jpeg ]
東京ジャーミイ・トルコ文化センター(多目的ホール)で開催されている、ヤギケンジの写真展「Letter from Uyghur」~ウイグルからの手紙~「美しくも哀しい歴史をもつウイグル民族、真の姿がここにある。」が、2022年5月22日(日)に終了する。
写真展「Letter from Uyghur」 HP
https://sproutsvision.jimdofree.com/
盛況のなか惜しまれつつ公開終了となるが、展示されている全紙(A2サイズ)の28枚の白黒写真が、フランスを中心に数々の著名作品をプリントした、プリントアーティストPhilippe Salaün(フィリップ・サルーン)によるものだとして、プリントや白黒写真のマニアに注目されている。
ヒューマンフォトの説明の中でヤギは、被写体そのものが時代や歴史を語るような写真である。幸と不幸、光と影、過去と現在など、普遍的な世界を表現することで、人間にとって大切なメッセージが込められていると語る。ヒューマンフォトとは言葉で言い表すことの出来ない感性で感じとるものと自身の解釈を説明している。「1988年夏、カシュガルで撮影した「子供の鍛冶屋」一枚の鉄からウイグルナイフを作り、近くの店舗で売っていた。時折、店舗にも立ち、観光客に押売する子供たち。「生きること」を、子供ながらに理解している彼らに敬意を表し、撮影した一枚である。中国では、1986年に日本と同様6年・3年制の「義務教育法」が制定、施行された。しかし、この頃は、法と現実社会の均衡がとれておらず、子供の教育はそれぞれの家庭に委ねられていた。1992年以降、義務教育が推奨され、働いていた子供たちの過ごす環境は、徐々に学校へと移っていくのである。」写真説明とフィリップの手によってプリントされた作品を見ていると本来ヤギが表現の中に追い求めていた「人間とは何か」「人生とは何か」彼が感じた混沌と静寂の共存する時の流れ、ウイグル民族は素朴な優しい人間性の上に社会が成り立っていたことが伝わってくるのである。
ウイグルの人々や抱える問題を浮かび上がらせる、フィリップの繊細で力強い技術
今回のプリントを作成したフィリップは、生前ヤギと旧知の仲でヤギが1996年当時、New Yorkでスライドショーを開催、その後、写真展開催のためフィリップが素晴らしい作品達をプリントした。フィリップ自身は日本にもプリントのワークショップで来日するなど、フランスを代表するプリンターであったこともあり、生前フィリップと交流のあった関係者のほか、先の3月に開催された写真展には、フィリップのプリントを見ようとABGギャラリーに多くの方が訪れた。
「ウイグル民族の美しさ」を映し出す〝芸術写真〟それを生み出したフィリップ・サルーンの貴重な現存〝作品〟として、展覧会を訪れた多くの人々に感動を与えている。
芸術写真であり、史実。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1NjQ1MSMyOTYxNzcjNTY0NTFfUG9ZaXlZVWV6Vi5qcGVn.jpeg ]
白黒写真は昔から、欧米で「芸術写真」として高く評価されている。そんな芸術としても評価や価値の高い28枚が展示されているヤギケンジの写真展「Letter from Uyghur」~ウイグルからの手紙~「美しくも哀しい歴史をもつウイグル民族、真の姿がここにある。」は、2022年5月22日(日)に公開終了となる。場所は東京ジャーミイ・トルコ文化センター(多目的ホール)。
あなたの目に、プリントアーティスト・フィリップ・サルーンの技術と、ウイグルの史実を焼き付けて欲しい。
■Philippe Salaün(フィリップ・サルーン)
1943年フランスに生まれ。1968年パリでスタジオの助手となり、写真家として歩み始める。 一方プリントアーティストとしての道は、1970年プロラボでの技術習得から始まる。この時期から撮影はモノクロに集中、1979年個人で始めてのプリント専門のアトリエをパリでスタートさせ、以降今日までロベール・ドアノー、エドワード・ブバ、クロード・バトー、ビル・ブラント等フランスを中心としたヨーロッパの著名写真家のポートフォリオを作製し、プリントアーティストとしての地位を築いた。写真家及びプリントアーティストとして幅広く活動し、若い人の指導にも当たる。日本にも数回来日や、個展・プリントワークショップを開催。分かり易い暗室作業は多くのファンを持っている。2015年にはマイアミのEATON FINE ARTで個展「The Funny Side of the Street」を開催。(2020年、永眠)
■ヤギケンジ
1967生まれ。雑誌・新聞のカメラマン・編集者として約20年間政治・文化・スポーツ・戦争などを取材。中東紛争の取材に数年間携わり、その後肉体と精神のバランスを崩し11年前に帰郷し以後、故郷の静岡で暮らす。著書に「正直な気持ちを話そう」イスラエル・パレスチナ45人のリアルライフたちばな出版、「Letter from Uyghur・ウイグルからの手紙」SPROUTS VISION社、ドキュメンタリー映像「The Wall」監督作品などがある。昨今は、写真家としてウイグル人権問題に取り組む。
今回の写真展では、ヤギが1980年代後半から1990年代、4度に渡り撮影したウイグル民族の自然な暮らしを捉えた写真作品28点と、詩人ムカイダイスとコラボした作品8点。さらにウイグル人権問題の経緯、歴史年表、地図・基礎情報のパネル数点を展示。ウイグル民族とはどの様な人々か、そしてこの地で深刻な人権侵害がこの同時代に継続していることを、写真と詩を通じて日本に伝える。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1NjQ1MSMyOTYxNzcjNTY0NTFfZFd2ZUNzZUxiZy5qcGVn.jpeg ]
■写真展「Letter from Uyghur」~ウイグルからの手紙~開催
5月7日(土)~22日(日)開催(15日は休み)
アクセス
東京ジャーミイ・トルコ文化センター(多目的ホール)
https://tokyocamii.org/ja/access/
いまトピ【その美しさに息を飲む】東京ジャーミイでイスラム文化を満喫!
https://ima.goo.ne.jp/column/article/6909.html?page=2
NAOさんブログ
http://blackholm.livedoor.blog/archives/12506081.html
写真展「Letter from Uyghur」 HP
https://sproutsvision.jimdofree.com/
ABGギャラリー
https://americabashigallery.com/letter-from-uyghur/
【Amazon】Letter from Uyghur ~ウイグルからの手紙~(日本語版)
https://www.amazon.co.jp/dp/4991206405
【Amazon】Letter from Uyghur ~ウイグルからの手紙~ Kindle版(英語版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B09YRN4C5C
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