浦沢直樹氏がドイツ エアランゲンコミックサロン マックス&モーリッツ賞特別表彰「生涯功労賞」受賞! 受賞コメントも!!

プレスリリース発表元企業:株式会社小学館

配信日時: 2022-05-09 15:36:35



[画像1: https://prtimes.jp/i/13640/1667/resize/d13640-1667-16b065c0230a53c0a6b7-0.jpg ]

第20回エアランゲンコミックサロン マックス&モーリッツ賞の特別表彰「生涯功労賞」を漫画家の浦沢直樹氏が、日本の作家として初めて受賞されました。

主催はドイツ・エアランゲン市文化局で、40年ほど前から2年に一度開催されてきた国際コミックフェスティバルです。ドイツ語圏で最も歴史のあるコミックイベントのひとつで、前回2020年はコロナのパンデミックのため開催中止となりました。

浦沢氏は前回この賞にノミネートされていましたが開催が中止されたため、今年あらためて授賞の打診があり、マックス&モーリッツ賞の特別表彰「生涯功労賞」(Lifetime Achievement Award)の授与が決定しました。
なお浦沢氏は2014年に『BILLY BAT』(ストーリー共同制作 長崎尚志/講談社刊)で同賞の「ベストインターナショナルコミック」部門賞を受賞されており、今回が二度目の表彰です。

■マックス&モーリッツ賞(MAX und Moritz Award)について
ドイツ語圏で最も重要なグラフィック文学賞。エアランゲン市によって任命された、独立した専門家の審査員によって国際コミックサロン内で隔年で授与され、約40年間、コミックアートの芸術的および社会的認知に決定的な役割を果たしてきました。
さまざまな部門賞の中で最も権威のある賞が「生涯功労賞」(Lifetime Achievement Award)とされています。


■浦沢直樹氏コメント
このたびはドイツ エアランゲン マックス&モーリッツ賞 特別表彰「生涯功労賞」という大きな賞をいただき心から嬉しく思います。
ドイツは『MONSTER』という作品の舞台でもあったことから、何度か取材に訪れ、とても親近感を持っていました。
日本人の私がドイツを描き、それをドイツの方々が読むというのは、描き手としてはとても無謀なチャレンジに思えましたが、温かく読んでいただき、今回このような素晴らしい賞をいただくほど、私の作品に親密に接していただいたことが何より嬉しいです。
このような形で世界的な交流ができたことを大変誇りに思います。
賞の関係者の皆様、そして私の作品を愛してくださったドイツの読者の皆様、本当にありがとうございます。
まだまだ描き続けます。
浦沢直樹
[画像2: https://prtimes.jp/i/13640/1667/resize/d13640-1667-22f12a34d23d5508daa9-3.jpg ]

■浦沢直樹氏プロフィール
1960年、東京生まれ。
1983年『BETA!!』でデビュー。代表作に『YAWARA!』『MONSTER』『Happy!』『20世紀少年』など。ルーブル美術館との共同制作作品『夢印』を執筆後、2018年9月より本格連載『あさドラ!』を「週刊ビッグコミックスピリッツ」にてスタート。これまでに小学館漫画賞を三度受賞したほか、2021年に4度目となるイタリア「ルッカコミックス&ゲームズ2021」ベストシリーズ賞を『あさドラ!』で受賞するなど、国内外での受賞歴多数。世界累計発行部数は1億4000万部を突破。日本のみならず4か国で個展を巡回するなど、世界中から注目を集めている。
[画像3: https://prtimes.jp/i/13640/1667/resize/d13640-1667-10ab813119130eeedf39-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/13640/1667/resize/d13640-1667-b499c12c6d05b97657cb-1.jpg ]

■浦沢直樹氏 最新連載作『あさドラ!』
https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/48040
物語は1959年、伊勢湾台風が迫る名古屋から幕を開ける。ヒロインは、“浅田アサ”。12歳の幼い少女は、伊勢湾台風で家族を失い、そしてその際に巨大な“アレ”を目撃した……。時は経ち、1964年10月。目前に迫る五輪に沸く東京で、17歳に成長したアサは女性パイロットとして、再び現れた“アレ”と国の命運を背負い、対峙する――。この物語は、戦後から現代にかけて可憐にたくましく生きた、ある名もなき女性の愛と笑いと涙の一代記である。既刊1~6集発売中。

PR TIMESプレスリリース詳細へ