AbbVieがAIバイオ医薬品研究の加速にCerebras Systemsを採用
配信日時: 2022-05-06 02:40:00
Cerebras CS-2は、消費電力を根本的に削減し人工知能作業を加速
(カリフォルニア州サニーベール)-(ビジネスワイヤ) --高性能人工知能(AI)コンピューティングのパイオニアであるセレブラス・システムズと、グローバルなバイオ医薬品企業であるAbbVie(アッビィ)は本日、同社のAI業務において画期的な成果を挙げたことを発表します。バイオメディカル自然言語処理(NLP)モデルにセレブラスCS-2を使用することで、AbbVieは1/3のエネルギー消費で、グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)の128倍を超える性能を達成しました。AbbVieは、より少ないエネルギーでより迅速にモデルをトレーニングできただけでなく、CS-2のシンプルで標準ベースのプログラミング・ワークフローにより、通常モデルのセットアップとチューニングに割り当てられる時間を劇的に削減しました。
「BERT LARGEモデルのプログラミングとトレーニングで経験する共通の課題は、十分な GPU クラスタリソースを十分な時間提供することです。CS-2システムは、ウォールクロックの改善を提供し、この課題の多くを緩和する一方で、よりシンプルなプログラミングモデルを提供し、我々のチームがより迅速に反復し、より多くのアイデアをテストできるようにすることで、我々のデリバリーを加速させます」と、 AbbVie の AI 部門責任者 Brian Martin 氏は述べています。
免疫学、神経科学、腫瘍学、ウイルス学にまたがる最先端の研究開発に重点を置くAbbVieの科学者にとって、世界中の研究成果を常に把握することは必要不可欠です。そのため、AbbVieは大規模かつ高度なAI言語モデルを用いて、機械翻訳サービスAbbelfishを構築しています。このサービスは、BERT、BERT LARGE、BioBERT などの大規模で最先端の Transformer モデルを使用して、180 言語にわたる膨大な生物医学文献のライブラリを正確に翻訳し、検索可能な状態にしています。
Abbelfishの精度と常に最新であることを保証するためには、ドメインに特化したバイオメディカルでゼロからNLPモデルのトレーニングを行い、再トレーニングを行う必要があります。しかし、Abbelfishのモデルは非常に大きく、60億ものパラメータがあります。このようなモデルは、最大級のGPUクラスタでもトレーニングするのは非現実的です。セレブラス・システムズは、このような大規模なAI学習を迅速かつ容易に行えるようにします。
BERT LARGEのような大規模言語モデルは、多くの言語処理および理解タスクにおいて、最先端の精度を実証しています。GPUを使用したこれらの大規模言語モデルのトレーニングは、困難で時間のかかるものです。新しいデータセットでゼロからトレーニングを行うと、レガシー機器の大規模クラスタであっても、数週間かかることがよくあります。クラスタの規模が大きくなると、消費電力、コスト、複雑さが指数関数的に増大します。グラフィック・プロセッシング・ユニットのクラスターをプログラミングするには、稀なスキル、さまざまな機械学習フレームワーク、特殊なツールが必要で、各反復に数週間のエンジニアリング時間がかかります。
CS-2は、これらの課題に直接取り組み、洞察を得るまでの時間を根本的に短縮するために構築されました。CS-2は、シングルノードの簡単なプログラミングで、数百のGPUに匹敵するディープラーニング性能を提供します。その結果、セットアップと設定に費やす時間が減り、トレーニングに費やす時間も減り、より多くのアイデアを探索することができます。AbbVieチームは、Cerebras CS-2を使用して、2日以内にゼロからカスタムBERT LARGEモデルをセットアップし、トレーニングすることができました。
Cerebras SystemsのCEO兼共同創業者のアンドリュー・フェルドマンは、「セレブラス・システムズの目標は、お客様のミッションを加速させるAIを実現することです。また、最もエネルギー効率が高く、導入しやすいAIでなければなりません。AbbVieが大規模な言語モデルを高速化するだけでなく、レガシー・ソリューションの何分の一かのエネルギー消費でそれを実現したことは、信じられないことです」と、述べています。
Cerebras CS-2は、これまでで最大のプロセッサであるCerebras Wafer-Scale Engine 2(WSE-2)を搭載し、最も近い競合製品の56倍もの大きさです。その結果、CS-2は、現存するどのディープラーニング・プロセッサよりも多くのAI最適化コンピュート・コア、高速メモリ、ファブリック帯域幅を提供します。CS-2は、ディープラーニングのワークロードを高速化し、回答までの時間を大幅に短縮することを目的に開発されました。
セレブラスは、北米、アジア、ヨーロッパ、中東に顧客を持ち、グラクソ・スミスクライン、アストラゼネカ、TotalEnergies、nference、アルゴンヌ国立研究所、ローレンス・リバモア国立研究所、ピッツバーグ・スーパーコンピューティングセンター、エディンバラ・パレルコンピューティングセンター、東京エレクトロン デバイスなど、企業、政府、高性能コンピューティング分野で増え続ける顧客に業界トップのAIソリューションを提供しています。
Cerebrasのシステムと健康・医薬での適用詳細についはhttps://cerebras.net/industries/health-and-pharma/をご覧ください。
Cerebrasが第6回AI・人工知能 EXPO 2022に出展
5月11日から13日に東京ビックサイトで開催される「AI・人工知能 EXPO」(小間番号 5-51)で、国内で初めてCS-2とWSE 2展示を行います(静態展示)。最新事例や製品詳細について、より詳しくブースにてご説明させて頂きます。是非ご来場下さい。
招待券をお持ちで無い方はこちらから。
https://www.nextech-week.jp/spring/ja-jp/visit/e-ticket/ai_ex.html?co=AIS1-0232
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businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20220505005936/ja/
連絡先
展示会に関するお問合せ
セレブラス・システムズ合同会社
江尾 浩昌Email: hiromasa.ebi@cerebras.net
プレスリリースに関するお問合せ (メディア関係者のみ)
Kim Ziesemer Email: pr@zmcommunications.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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