量子コンピューティング技術を使った作品「8bit」が第25回文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品に選出

プレスリリース発表元企業:GMOインターネットグループ

配信日時: 2022-03-16 16:22:12

~GMOインターネットの技術分析官が参画するIPA「未踏ターゲット事業」採択チームが制作~

 GMOインターネット株式会社のパートナー(従業員)である新里祐教・技術分析官が参画するチームが制作した、量子コンピューティングを体感できる作品「8bit(エイトビット)」が、第25回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門において審査委員会推薦作品に選出されましたので、お知らせいたします。

 「8bit」は、”突出したIT人材の発掘と育成”を目的として、日本のクリエイターを支援する独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「未踏ターゲット事業」に採択された(※1)「量子コンパイル基盤の最適化処理・分岐並列制御の開発と量子計算を体感するプレゼンテーション」開発チームより制作されました。量子コンピューティング技術を活用し開発された本作品では、量子コンピュータのQPUで行われる量子ビットのゲート操作を図形として表現しています。



(※1)未踏ターゲット事業:2020年度採択プロジェクト概要(山崎・今村・加藤・新里PJ)(2020年5月27日)
URL:https://www.ipa.go.jp/jinzai/target/2020/gaiyou_ty-2.html

■「8bit」ムービー
https://youtu.be/ts4WP3nBXMc
[画像1: https://prtimes.jp/i/136/3515/resize/d136-3515-614d0a78c8f551b560f4-0.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/136/3515/resize/d136-3515-7c54b26837a29fb85aa5-1.png ]




【「8bit」作品概要】

 一般的なコンピュータは0と1の値で表現を行いますが、量子コンピュータでは、マイクロ波による共振を量子に起こすことで0~1の間の連続的なアナログ表現を行えるようにしており、それにより1ビットで非常に多くの表現をすることが可能となっています。

 本作品では、このビット制御の際の量子に対するマイクロ波による共振を、鉄板の上に置いた砂が描く波形(クラドニ図)により表現しています。

■制作者
「量子コンパイル基盤の最適化処理・分岐並列制御の開発と量子計算を体感するプレゼンテーション」開発チーム(新里祐教、今村謙之、山崎清仁、加藤拓己)

■制作過程の解説記事
URL:https://developers.gmo.jp/2498/


【文化庁メディア芸術祭について】(URL:https://j-mediaarts.jp/

 文化庁メディア芸術祭は、1997年より毎年開催されている、文化庁が主催する国内最高峰のメディア芸術の総合フェスティバルです。アート・エンターテイメント・アニメーション・マンガの4部門それぞれにおいて優れた作品と功労者が選出され、表彰されます。今回は、世界95の国と地域から応募された3,537作品の中から優秀作品が選出されました。受賞作品と功労賞受賞者の功績は、後日開催される受賞作品展において展示される予定となっています。

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