抗菌プラスチックの市場規模、2026年に667億米ドル到達予測

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2022-03-16 16:00:00

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「抗菌プラスチックの世界市場:添加剤別 (無機、有機)・種類別 (汎用プラスチック、エンジニアリングプラスチック、高性能プラスチック)・用途別・地域別 (アジア太平洋、北米、欧州、中東・アフリカ、南米) の将来予測 (2026年まで)」(MarketsandMarkets)の販売を3月15日より開始いたしました。

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抗菌プラスチックの市場規模は、2021年の400億米ドルからCAGR10.8%で成長し、2026年には667億米ドルに達すると予測されています。医療・ヘルスケア、包装、消費財などの用途における需要の増加、および抗菌プラスチックの重要性に関する消費者の認識が、市場成長の主な要因となっています。また、繊維産業の成長は、市場参加者に有利な機会を提供すると期待されています。しかし、原料価格の変動や、特定の用途におけるプラスチックの使用に関する政府の規制が、市場の成長を妨げています。アジア太平洋地域は、最も急速に成長すると市場と予測されています。一方、北米と欧州は、国内市場の伸び悩みと他地域のサプライヤーとの競争激化により、成熟した市場となっています。

COVID-19が抗菌プラスチック市場に与える影響

COVID-19の発生は、2020年の世界経済と多くの産業に多大な影響を与えました。一方で、抗菌プラスチック市場においてはプラスの影響を与えました。医療・ヘルスケア分野を中心に、多様な用途で認知度が高まりました。病院のベッドや人工呼吸器での抗菌プラスチックの需要が高まり、医療・ヘルスケア分野では、他の最終用途産業よりも高い成長が見込まれています。また、建築・建設、自動車、消費財、包装など、他の産業分野での使用は制限されていますが、今後の回復が期待できます。

牽引要因:パンデミックの発生と抗菌プラスチックに関する意識の高まり

社会的な距離の確保、フェイスマスクの着用、厳しい衛生管理などを実行しても、すべてを衛生に保つことは不可能に近く、汚染された病原体から防御し、拡散のリスクを低減するために、自浄作用が必要とされています。COVID-19の世界各国における蔓延により、抗菌プラスチックは多くの用途で需要があります。また、高い抗菌活性、硬度、耐久性、透明性を備えており、医療機器の需要の高まりが、ヘルスケア分野における成長を後押ししています。

抑制要因:特定の用途における政府の規制

各国政府は、特定の用途におけるプラスチックの使用に関して、さまざまな規制を導入しています。

2009年、インド政府は、インド規格局が記載した堆肥化可能なプラスチックの仕様に準拠しないプラスチックの製造を制限しました。また、2016年には厚さ40ミクロンのレジ袋の使用を禁止し、2022年までにすべての使い捨てプラスチックの使用を廃止することを目標に定めました。

2018年、EUは使い捨てプラスチックの禁止を承認しました。

2019年、カナダ政府は2021年までの使い捨てプラスチックの使用禁止に踏み切りました。ペルーでは使い捨てプラスチックの使用が制限されました。

米国のサンディエゴ、ワシントンD.C.、シアトルといった場所では、ストロー、容器、その他の使い捨てプラスチックに対する対策がとられています。

各国政府によるこれらの規制はより厳しくなっており、抗菌プラスチック市場の成長に対する抑制要因となっています。

市場機会:繊維産業の成長

インド商工会議所連合会(FICCI)によると、2018年の世界の繊維産業は9,000億米ドルとなり、世界のGDPの約2%を占めました。インドと中国は最大の繊維市場であり、その後10年間にCAGR10%で成長し、2025年には2兆634億米ドルに達すると予想されています。繊維消費国の上位8カ国を合わせると、世界の繊維市場の70%を占めます。


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