2021年「新型コロナウイルス」に対する衛生行動意識調査と手洗い行動観察結果 「こまめな手洗い」は終息後も6割超が実施したいと回答 手洗い自体は不十分で洗い残しあり!

プレスリリース発表元企業:ライオン株式会社〒130-8644 東京都墨田区本所1-3-7

配信日時: 2022-03-15 11:15:00

図1 新型コロナウイルス感染症が終息するまで継続して行いたいこと・終息しても日常的に行いたいこと(MA,n=600、上位5項目抜粋)

図2 各部位を毎回洗っている人の人数(子ども、大人各n=10)

1. 流水で汚れを落とす

ライオン株式会社(代表取締役社長・掬川 正純)は、快適で清潔な暮らしを送るための新しい生活習慣の定着化に向けて、様々な情報発信をしています。
新型コロナウイルスの感染症対策として、ソーシャルディスタンスやマスク着用、こまめな手洗い、手指消毒など新しい生活様式が定着しつつありますが、改めて調査を行うと衛生行動の盲点も浮かび上がってきました。今回は、当社が2021年に実施した新型コロナウイルスに対する衛生行動意識調査と手洗いの行動観察調査から得られた結果、及び手洗いのポイントについてご紹介します。


<衛生行動意識調査概要>
・調査期間 2021年11月19日(金)~22日(月)
・調査対象 全国、18~69歳男女 600名
・調査方法 定量調査(WEB アンケート)

<手洗いの行動観察調査概要>
・調査期間 2021年5~6月
・調査対象 子ども(1人で手洗いできる4~7歳男女)10名、大人(30~50代女性)10名
・調査方法 ビデオ撮影による観察調査
(子供は4回以上、大人は3回以上、ハンドソープまたは石けんを使った帰宅時の手洗いを動画撮影)


【調査サマリー】
・新型コロナウイルスに対する衛生行動意識調査をした結果、いくつかある衛生行動の中でも「こまめな手洗い」については、「終息するまで継続して行いたい」「終息後も日常的に行いたい」と回答した人はそれぞれ6割以上であった。このことから、感染症対策として「手洗い」の重要性が浸透し、習慣化が定着していることが伺える。
・手洗いの行動観察調査を行った結果、「手のひら」「手の甲」は毎回洗っている人が多いものの、「指先」「指の間」「手首」は毎回洗っている人が少なく、洗い残しがあり、正しい手洗いができていない人が多かった。


1. 「こまめな手洗い」は、新型コロナウイルスが「終息するまで継続して行いたい」「終息後も日常的に行いたい」と回答した人はそれぞれ6割以上。習慣化が定着。
2021年11月に衛生に関する意識調査を実施しました。その中で、感染症対策として「終息するまで継続して行いたいこと」「終息後も日常的に行いたいこと」について聞いたところ、「終息するまで継続して行いたいこと」について、5割以上の人が「外出先で、ほとんどずっとマスクをする(64%)」「こまめに手を洗う(62%)」「店舗や施設の入り口に設置されている手指消毒剤を使う(53%)」と回答しました。
しかし、「終息しても日常的に行いたいこと」となると、「外出先でほとんどずっとマスクをする(38%)」「店舗や施設の入り口に設置されている手指消毒剤を使う(36%)」は「終息するまで続けること」に比べて減少しましたが、「こまめに手を洗う(63%)」は、「終息するまで継続して行いたいこと」とほぼ同じ割合でした。
このことから、「こまめな手洗い」については、感染症対策としての重要性が浸透し、習慣化が定着していることが伺えます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/301047/LL_img_301047_1.png
図1 新型コロナウイルス感染症が終息するまで継続して行いたいこと・終息しても日常的に行いたいこと(MA,n=600、上位5項目抜粋)
図1 新型コロナウイルス感染症が終息するまで継続して行いたいこと・終息しても日常的に行いたいこと
(MA,n=600、上位5項目抜粋)


2. 手洗いは不十分。洗い残しあり
次に、子どもと大人各10名について、帰宅後の手洗いの様子を複数回動画で撮影し、「毎回洗っている部位」を観察しました。その結果、子どもも大人も手洗いが不十分であることがわかりました。部位別でみると「手のひら」「手の甲」は、子どもも大人も半数以上が毎回洗っていましたが、「指先」「手首」は子どもも大人も毎回洗っている人は少なく、「指の間」は、子どものみ洗っている人が少ないという結果でした。
以上から、「指先」「手首」「指の間」の部位は「洗い残しが多い部位」ということが明らかになりました(図2)。

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図2 各部位を毎回洗っている人の人数(子ども、大人各n=10)

せっかくこまめに手洗いをしていても、丁寧にすみずみまで行わないと感染対策としては不十分になってしまいます。手のひらや手の甲だけでなく、モノに触れる機会が多く汚れがつきやすい指先や見落としがちな指の間、手首もしっかり洗って、正しい手洗いを習慣づけるようにしましょう。

参考:手洗いの意識と行動にギャップあり!?洗い残しが多い場所はココ! https://lidea.today/articles/003050


《正しい手洗いの方法》
1. 流水で汚れを落とす
https://www.atpress.ne.jp/releases/301047/img_301047_3.png

まず手洗いの前に、洗い残しの原因となる指輪や時計などを外しておきましょう。
流水で手についた汚れをざっと落としたあと、石けんやハンドソープを手に取り、手のひらでよく泡立てます。
殺菌成分が入った薬用ハンドソープや薬用石けんを使うと、より効果的です。泡立てることがまだ上手にできない小さなお子さんには、泡で出てくるハンドソープがおすすめです。


2.手のひらと甲、指の間を洗う
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手のひら、手の甲をしっかりこすり、指の間は手を組むようにして洗います。
親指は、反対の手で持って、ねじるようにして洗いましょう。


3.指先と爪を洗う
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指先、爪の間は手のひらの上で指先をこするように洗います。爪ブラシを使うとより効果的です。


4.最後に手首を洗う
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手首を反対の手でねじるようにして洗ったら、最後に流水で石けんと汚れを十分に洗い流します。
洗い終わったら、乾いた清潔なタオルでふきましょう。
正しい手洗いの動画はこちら→ https://www.youtube.com/watch?v=VQwDr1Q7XCw&t=1s

参考:~洗ったつもりのその手、本当にキレイ?~ https://lidea.today/articles/79


今回の調査から、手洗い習慣は定着しつつあるものの、手洗いの行動には洗い残しなどの不十分なところもあることがわかりました。手洗い以外にも、普段の生活で感染予防のために習慣化したい衛生行動には様々なものがあります。例えば、毎日の歯みがきにおいては、口を閉じてみがくと、周囲に飛沫を飛ばさずに、きちんと歯磨きをすることができます。(口閉じ歯みがきの方法→ https://lidea.today/articles/002892 )

新生活を始める人も多いこの時期、元気に毎日をスタートするためにも、改めて普段の衛生行動を見直してみませんか。

当社は、これからも健康的で快適な暮らしに役立つ情報を発信して生活者をサポートし、「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニー」をめざしてまいります。


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