94.5%の女性が抱えるPMS(月経前症候群)に関する意識調査
配信日時: 2022-03-08 12:00:06
~国際女性デーはPMSについて考える日に!SNS投稿で呼びかけも開始~
(株)エムティーアイが運営する、ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービス『ルナルナ』では、定期的に「ルナルナ通信」として意識調査を発信しています。今回は、3月8日の国際女性デーにちなみ、多くの女性にとって身近な「月経前症候群(以下、PMS)」に関する意識調査をお届けするとともに、公式SNSでもPMSに関する情報を発信します。
PMSは、生理(月経)前に3日から10日の間続く身体的あるいは精神的症状で、生理開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。頭痛や倦怠感、イライラなど症状も程度も人によって異なるため、女性同士でもなかなか理解に差のある健康課題です。本調査では94.5%の女性がPMSを感じたことがあるにもかかわらず、PMSの理解が進まず多くの女性が一人でその苦しみを抱えていることが分かりました。
今回『ルナルナ』のSNSでは、そのような状況を「#94パーの少数派」「#PMSをもっと知ってほしい」のキーワードで発信します。国際女性デーの今日は、「もしあなたの身近な女性が人知れずPMSで辛い思いをしていたら…」という状況を想像してみませんか?
■ PMS(月経前症候群)を感じる女性は94.5%!
Q. PMS(月経前症候群)による身体的・精神的な症状を感じたことがありますか。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2943/1041/resize/d2943-1041-7a5aa11c0602be67f90e-6.png ]
まずPMSによる症状を感じたことがある女性がどの程度いるかを聞いてみると、「毎回感じる」66.1%、「たまに感じる」28.4%となり、合計すると94.5%が何らかの症状を感じたことがあるという結果になりました。「症状を感じたことがない」と回答した人はわずか5.5%にとどまり、PMSが多くの女性にとって非常に身近な健康課題であることがうかがえます。
■生理日の10日~6日前からPMSの症状があると約半数の人が回答。生理期間と合わせると約半月もの間何らかの症状を抱えていることに…。
[画像2: https://prtimes.jp/i/2943/1041/resize/d2943-1041-690952bba6f0fcbc8937-9.png ]
Q. PMSの症状はいつ頃から感じはじめますか。
続いて、PMSを感じる期間について聞いてみました。最も多いのは「生理日の10日~6日前」48.3%で、次いで「生理日の5日から3日前」34.6%となりました。
PMSの期間は人によってばらつきがあるようですが、仮に生理日の10日前からPMSの症状があったとすると、PMSでも生理でもない期間は1カ月のうち10日ほどしかない計算となり、大事な予定の際に体調を万全に整えることの難しさなどを考えさせられます。
Q. PMSの症状は、いつが一番つらいですか。
また、PMSの症状がピークになる時期として最も多い回答は「生理日の2日~直前」40.6%となり、次いで「生理日の5日~3日前」36.6%でした。
■ PMSの身体的症状の1位は「下腹部痛」。精神的症状の1位は「イライラ」。
Q. PMSの症状として、どのような身体的症状を感じたことがありますか。(複数回答:上位7つ)
[画像3: https://prtimes.jp/i/2943/1041/resize/d2943-1041-a458ada56f7122fe4942-5.png ]
では、具体的に女性たちはどのような症状を抱えているのでしょうか。PMSは、身体的症状と精神的症状の大きく2つに分けて考えられますが、まずは身体的症状として上位にあげられたものを紹介します。
今回の調査では、1位「下腹部痛」56.2%、2位「乳房がはる」54.9%となり、これらの症状については過半数の人が感じていることが分かります。また、「肌あれ・ニキビができる」、「頭痛」、「腰痛」なども4割以上の人が回答しており、自由回答では眠気を感じるという声も多く集まりました。カラダに痛みを伴う症状から肌の不調まで、PMSには様々な身体的症状があることが改めて分かります。
Q. PMSの症状として、どのような精神的症状を感じたことがありますか。(複数回答:上位7つ)
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続いて精神的症状について質問してみると、「イライラ」81.9%が最も多い回答となりました。PMSの症状にはもちろん個人差がありますが、「イライラ」に関してはPMSを感じたことのある人の8割以上が経験しているという結果となり、代表的な症状のひとつと言えそうです。そのほか、「怒りっぽくなる」66.5%、「倦怠感」55.0%などが挙げられ、自由回答では「涙もろくなる」という声も多数寄せられました。
身体的症状と比べて精神的な症状は対処の仕方がわからなかったり、症状を感じても原因がわからず自分を責めてしまう人もいるかもしれませんが、このような症状がPMSとしてよく起こるということを知っておけば、「これはPMSのせいだから」とカラダやココロを休めたり、自分を労わったりできるかもしれません。また、周りの人もPMS症状について知識を持っていれば、女性が感じているつらさや苦しさに寄り添いやすくなるかもしれませんね。
■ 8割以上が、PMSによって仕事、家庭、対人関係など日常生活に支障を来している!?
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Q. PMSの症状によって、日常生活に影響が出ていると思いますか。
PMSの症状がどの程度日常生活に影響しているかをたずねると、「とても出ていると思う」33.5%、「なんとなく出ていると思う」53.5%となり、合計で87%が日常生活に支障を来していると感じていることが明らかになりました。
Q. 最も影響が出ていると感じるのはどのような場面ですか。(上位5つ)
日常生活のどのような場面で支障があるのかを深掘りすると、「仕事において」38.4%が1位となりました。通常の自身の仕事のパフォーマンスを「10」としたとき、PMSを感じている期間のパフォーマンスを数値化してもらうと、平均は「4.83」となるなど、女性たちはパフォーマンスが下がることを実感しているようです。
また2位以降は「家事において」15.8%、「夫婦関係において」14.3%、「育児において」10.0%が並び、PMSの症状が家庭にも影響していることがうかがえます。
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■ 人にあたってしまう、喧嘩してしまう、愚痴が多くなる、など自責の念に駆られている女性が多数…。
また、PMSに症状による失敗談や反省があるかを聞いてみると様々な自由回答が寄せられたので、その一部を紹介します
≪PMSによる失敗談や反省のエピソードとして寄せられた自由回答≫
対人関係のエピソード
★相手にとって私の存在価値はないのではないかと思い、しんどくなる。
★相手の思いやりに応えられない自分が嫌だった。
★嫉妬心や不安な気持ちが強くなり相手に不安、不満をより感じてしまい、相手に吐き出すことも出来ず自分の中でもやもやが溜まり、泣いたり悪い方向へ考えてしまうようになる。
★愚痴をたくさん言ってしまった。話す気力がなくなって急に対応が雑になってしまった。普段全く泣かないのに号泣してしまった。
★離婚の話になるほど喧嘩したり、娘に怒りすぎたり。
仕事・家事関係のエピソード
★やる気が出ず身体がだるく、数日間出社せず寝続けてしまった。
★感情に任せて上司と口論や冷戦に。
★集中力低下の為、失敗するというよりかは普段より不安、心配が増え、確認が多かったり慎重になったり判断力が遅かったりします。
★納期がある仕事をうまくこなせなかった。
体調関係のエピソード
★便秘気味になるのに、なぜか食欲が抑えられずつい食べ過ぎてしまい、体重が増えてしまった。
★身体的にも起き上がれなくなったり、常に倦怠感、腰痛、胸のはり、時に頭痛、そしてやる気が全く出ず非常に苦しい。
これらのエピソードだけでも、家庭や仕事、対人関係など日常生活におけるPMSの影響が深刻なものであることが伝わってきます。また、後になって自分の言動を責めたり、後悔している声も非常に多く見受けられました。一方で、PMSを抱える女性の周りの家族や友人、パートナーなども、言葉や態度がいつもと違うことに違和感を覚えたり、不安になっているかもしれません。人との衝突を避ける手段として、自身のPMSの傾向を把握して、大切な人にあらかじめ伝えておくことも大事なのではないでしょうか。
全ての人が同じ症状を経験することはできませんが、身近な女性のPMSを知り理解することで、気遣いやサポートが自然と生まれるような優しい社会になれば嬉しく思います。
■ 今年の国際女性デーは「PMS」について考える日にしよう!
『ルナルナ』では #94パーの少数派 #PMSをもっと知ってほしい のメッセージをSNSで発信中
本日より『ルナルナ』では、本調査結果でも紹介したPMSに関する情報をSNSにて発信しています。
キーワードである「#94パーの少数派」「#PMSをもっと知ってほしい」には、PMSを感じたことのある女性は94.5%と大多数のはずなのに、PMSの理解が進まず多くの女性が一人で苦しみを抱えている状況を、まずは一人ひとりが知ることから変えてみませんか、というメッセージを込めました。
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PMSの正しい知識を持てば、これまで不安でしかなかった不調や苦しみの輪郭が見えてきて、それらと上手に付き合っていけるきっかけになるかもしれません。症状を感じる当事者じゃなくても、情報を持つことで今まで見えてこなかった身近な人の些細な変化やその背景に気が付けるようになるかもしれません。
もし「母が」「娘が」「パートナーが」、あなたの身近な人がPMSで知らないうちに苦しんでいたとしたら?そのような小さな想像力が、PMSで辛い思いをしている女性の支援になると『ルナルナ』は考えています。まずは知ることから・・・。ぜひ『ルナルナ』からのメッセージをチェックしてもらえると嬉しいです。
<『ルナルナ』の公式SNSはこちら>
・twitter:https://twitter.com/lunaluna_mti
・Instagram: https://www.instagram.com/lunaluna_mti
≪成城松村クリニック 院長 松村圭子先生からのコメント≫
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本調査結果から、PMSを感じている女性が94.5%にものぼり、そのうちの86%以上が日常生活に支障を来しているということが分かり、月経トラブルだけでなくPMSも社会全体で改善していくべき女性の健康課題であると改めて感じました。PMSの症状は個人差が大きいですが、低用量ピルや漢方薬などでの治療で改善が期待できる疾患です。身体的な症状でも、精神的な症状でも、症状を抱える本人が困っているのなら、その時点で婦人科を受診して欲しいと思います。
また、PMSに関する周囲の知識・理解不足によって女性がつらい思いをしたり、治療から遠ざかることのないよう、性別を問わず社会全体のリテラシーを向上させていくことが必要です。
本日の国際女性デーをきっかけにPMSについて一人ひとりが考え、我慢しながら日々を送っている女性が、PMSは自分のせいではないということを理解し、適切なケアに結びつけられること、またそれに気づいてくれる人が増えることを願っています。
『ルナルナ』は今後も、「FEMCATION(R)(フェムケーション)※1」を通じて、年齢や性別を問わず誰もが、女性のカラダやココロについて正しく学べる機会を創出し、あらゆる女性たちが、より生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の実現の一助となることを目指します。
※1:「FEMCATION(R)」は(株)エムティーアイの登録商標で、FEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を掛け合わせた造語です。
※Twitterは、Twitter, Inc.の商標または登録商標です。
※Instagramは、Facebook,Inc.の登録商標です。
調査実施時期:2021年10月22日(金)~2021年10月25日(月)調査方法および人数:『ルナルナ』、『ルナルナ 体温ノート』、『ルナルナ ベビー』にて調査 14歳以上の女性:3,922名
[画像11: https://prtimes.jp/i/2943/1041/resize/d2943-1041-9370e660361fb76da652-12.png ]
サイト名:ルナルナ(R)
概要:ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービス
<無料コース>生理日予測を始めとする、女性のカラダとココロの健康管理サービス。過去の生理日から生理日・排卵日を予測し、日々の体調変化をお知らせします。
<ベーシックコース>デリケートな女性のカラダとココロの健康情報サービス。生理日管理に加えて、あなたにあったカラダやお肌、ココロの状態を365日サポートします。
<ファミリーコース/プレミアムコース>妊活から妊娠・出産までを独自の予測ロジックやアドバイスでサポートするサービス。妊娠しやすいタイミングを「仲良し日」としてお知らせし、妊活を手厚くサポートします。
課金額(税込):ベーシックコース:月額198円、ファミリーコース:月額330円、プレミアムコース:月額 400円
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