敗血症診断薬の市場規模、2026年に7億7,100万米ドル到達予測

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2022-03-01 17:00:00

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「敗血症診断の世界市場 - 2026年までの予測:技術別 (微生物、PCR、シーケンシング、バイオマーカー) 、製品別 (試薬、アッセイ、機器、ソフトウェア) 、検査タイプ別 (ラボ、PoC) 、病原体別 (細菌、ウイルス、真菌) 、エンドユーザー別」(MarketsandMarkets)の販売を2月28日より開始いたしました。

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敗血症診断薬の市場規模は、2021年の5億300万米ドルからCAGR8.9%で成長し、2026年には7億7,100万米ドルに達すると予測されています。敗血症診断薬の需要は、主に、その研究活動に対する官民の資金援助の増加、感染症の負担増、敗血症発症数の増加、敗血症に対する政府の取り組みの増加などの要因によります。

COVID-19による敗血症診断薬市場への影響

COVID-19パンデミックは、敗血症診断薬の売上に中程度のプラスの影響を与えました。COVID-19患者の中に敗血症患者が出現したことにより、迅速な診断に対する需要が高まり、敗血症の検出のための機器、試薬、アッセイキットの利用が加速しています。一方、ロックダウンの影響で、人々が健康診断を受けるのが遅れ、検査件数や試薬の売上に影響が出ていました。COVID-19では、高齢者が合併症を起こし、肺炎による急性呼吸窮迫症候群など、敗血症発症のリスクが高まることが報告されています。そのため、感染症の患者の敗血症を早期に診断する必要性が高まっています。

推進要因:院内感染の発生率上昇

院内感染は、罹患率や死亡率を高める大きな原因となっています。中でも最も多いのは、尿路感染症、肺炎、敗血症です。HAI(医療関連感染)は、免疫力の低下した患者、高齢者、慢性疾患の患者などの敗血症を引き起こす可能性があります。米国では、入院患者における敗血症の発生率は、年間8.7%増加しています。世界的なHAIの急増に伴い、敗血症診断製品の需要も今後数年間で増加すると予想されています。

抑制要因:自動診断装置のコスト高

分子診断検査のコストは300~3,000米ドルで、血液培養検査のコストが28~35米ドルと低価格なのに比べて非常に高額です。企業は、敗血症を検出するために、分子診断などの高度な技術に基づいた自動診断装置の開発に力を入れていますが、予算が限られているため、新興国を中心とした政府系病院や学術研究機関では、このようなシステムを導入することができません。このことが、敗血症診断薬市場の成長を妨げる大きな要因となっています。

市場機会:敗血症の早期診断のための迅速診断/POC技術の開発

敗血症は診断が非常に難しい疾患であり、敗血症性ショック患者で高血圧を伴う場合、抗生物質の投与が1分でも遅れると、死亡率が7.6%上昇すると言われています。そのため、敗血症患者の抗生物質投与の遅れを減らすために、敗血症の迅速な診断の必要性が高まっています。多くの敗血症診断薬メーカーは、敗血症を迅速に検出し、診断の全体的な所要時間を短縮するポイントオブケア技術の製品提供を拡大しています。BD社(米国)のBACTEC Plus、BacT/Alert、BACTEC FX血液培養装置は、自動化された微生物検出システムであり、3時間以内に敗血症の迅速な診断を行うことができます。


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