シュルンベルジェ、2021年第4四半期と通期の業績を発表
配信日時: 2022-02-06 06:17:00
第4四半期の売上高は62億2000万ドル(前四半期比6%増、前年同期比13%増)
第4四半期のGAAP 1株当たり利益(EPS)は0.42ドル(前四半期比8%増、前年同期比56%増)
特別費用・利益を除く第4四半期の1株当たり利益(EPS)は0.41ドル(前四半期比14%増、前年同期比86%増)
第4四半期の営業活動によるキャッシュフローは19億3000万ドル、フリーキャッシュフローは13億ドル
取締役会は1株当たり0.125ドルの四半期現金配当を承認
通期の売上高は229億ドル
通期のGAAP 1株当たり利益(EPS)は1.32ドル
通期の1株当たり利益(特別費用・利益を除く)は1.28ドル
通期の営業活動によるキャッシュフローは46億5000万ドル、フリーキャッシュフローは30億ドル
(ヒューストン)-(ビジネスワイヤ) --シュルンベルジェ・リミテッド(NYSE:SLB)は本日、2021年第4四半期および通期の業績を発表しました。
第4四半期業績
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)
四半期
変化率
2021年12月31日締め
2021年9月30日締め
2020年12月31日締め
前四半期比
前年同期比
売上高*
$6,225
$5,847
$5,532
6%
13%
税引き前利益 - GAAPベース
$755
$691
$471
9%
60%
純利益 - GAAPベース
$601
$550
$374
9%
61%
希薄化後1株当たり利益 - GAAPベース
$0.42
$0.39
$0.27
8%
56%
調整EBITDA**
$1,381
$1,296
$1,112
7%
24%
調整EBITDA利益率**
22.2%
22.2%
20.1%
2 bps
208 bps
税引き前セグメント営業利益**
$986
$908
$654
9%
51%
税引き前セグメント営業利益率**
15.8%
15.5%
11.8%
31 bps
401 bps
純利益(特別費用・利益を除く)**
$587
$514
$309
14%
90%
希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)**
$0.41
$0.36
$0.22
14%
86%
地域別売上高
海外部門
$4,898
$4,675
$4,343
5%
13%
北米部門*
1,281
1,129
1,167
13%
10%
その他
46
43
22
n/m
n/m
$6,225
$5,847
$5,532
6%
13%
* シュルンベルジェは、2020年第4四半期に北米の一部の事業を売却しました。これらの事業の2020年第4四半期の売上高は2億8400万ドルでした。売却したこれらの事業の影響を除くと、2021年第4四半期の世界全体の売上高は前年同期比で19%増加しました。売却したこれらの事業の影響を除くと、2021年第4四半期の北米部門の売上高は前年同期比で45%増加しました。
** これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」、「部門別」、「補足情報」の項をご覧ください。
n/m = not meaningful(非適用)
(単位:100万)
四半期
変化率
2021年12月31日締め
2021年9月30日締め
2020年12月31日締め
前四半期比
前年同期比
部門別売上高
デジタル&統合
$889
$812
$832
10%
7%
貯留層挙動*
1,287
1,192
1,247
8%
3%
坑井建設
2,388
2,273
1,868
5%
28%
生産システム**
1,765
1,674
1,649
5%
7%
その他
(104)
(104)
(64)
n/m
n/m
$6,225
$5,847
$5,532
6%
13%
部門別税引き前営業利益
デジタル&統合
$335
$284
$269
18%
25%
貯留層挙動
200
$190
95
5%
111%
坑井建設
368
$345
183
6%
101%
生産システム
159
$166
155
-4%
3%
その他
(76)
$(77)
(48)
n/m
n/m
$986
$908
$654
9%
51%
部門別税引き前営業利益率
デジタル&統合
37.7%
35.0%
32.4%
268 bps
537 bps
貯留層挙動
15.5%
16.0%
7.6%
-43 bps
792 bps
坑井建設
15.4%
15.2%
9.8%
20 bps
559 bps
生産システム
9.0%
9.9%
9.4%
-85 bps
-38 bps
その他
n/m
n/m
n/m
n/m
n/m
15.8%
15.5%
11.8%
31 bps
401 bps
* シュルンベルジェは、2020年第4四半期に北米のワンスティム(OneStim® )圧力ポンピング事業を売却しました。この事業の2020年第4四半期の売上高は2億7400万ドルでした。売却したこの事業の影響を除くと、2021年第4四半期の貯留層挙動の売上高は前年同期比で32%増加しました。
** シュルンベルジェは、2020年第4四半期に北米の低流量人工採油事業を売却しました。この事業の2020年第4四半期の売上高は1100万ドルでした。売却したこの事業の影響を除くと、2021年第4四半期の生産システムの売上高は前年同期比で8%増加しました。
n/m = not meaningful(非適用)
シュルンベルジェのオリビエ・ル・プェッシュ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「活動が活発になり、デジタルの売上が増加し、フリーキャッシュフローは優れた成績を達成し、当四半期も目覚ましい財務業績を達成し、大きな勢いを付けて1年を締めくくることができました。」
「振り返ると、2021年は、建設的な見通しの下、資本規律を重視しつつ、目に見える形で利益率を向上させ、強固なフリーキャッシュフローを生み出すという意欲的目標を掲げてスタートしました。」
「実際、今年は、特別費用と利益を除くと、1株当たり利益(EPS)は88%増加し、調整EBITDA利益率は21.5%、フリーキャッシュフローは30億ドルに達しました。調整EBITDA利益率は、前年比で320ベーシスポイント(bps)上昇し、2018年以来の高水準となりました。北米の税引き前営業利益率は2桁台に回復し、また、海外の利益率も上昇しました。いずれもパンデミック以前の2019年の水準を上回りました。」
「今年は、持続可能性の取り組みという点でも、当社にとって重大な年となりました。当社は、スコープ3排出量を含め、総合的な2050年までのネットゼロの取り組みを発表し、トランジション・テクノロジーズ* のポートフォリオを立ち上げました。」
「通期の業績を大変誇らしく思っています。当社は利益重視の戦略を実行に移し、意欲的な財務目標を上回り大きな成功を収めました。」
「第4四半期の業績については、デジタル&統合部門を中心に、前四半期比ですべての地域と部門で幅広く売上高が増加しました。」
「海外部門の売上高は49億ドルで、前四半期比5%増となりました。これは主に、活動の活発化、デジタルの売上高増加、価格改善による初期効果によるものです。前四半期比での売上高増加を後押ししたのは欧州/CIS/アフリカ地域で、アフリカでは沖合活動が活発になり、欧州では新規プロジェクトが始動しました。さらにこの成長を後押ししたのは、中東・アジアでプロジェクトが開始され、中南米で活動の増加が継続したことです。第4四半期の海外部門の売上高は前年同期比13%の増加となり、2021年下半期には、2020年同期比で2桁台の売上高増加を実現するという意欲的目標を達成することができました。」
「北米では、リグカウントの伸びを上回る業績を達成し、売上高は前四半期比13%増の12億8000万ドルとなりました。前四半期比で売上高が増加した要因は、沖合および陸上での掘削活動が活発化したことと、米国メキシコ湾とパーミアン盆地で探査データ・ライセンス運用が増加したことです。」
「部門別では、デジタル&統合の売上高は前四半期比で10%増加しました。デジタル製品の採用が引き続き加速してデジタル製品の売上が大きく伸び、探査データ・ライセンス運用の売上が増加しました。貯留層挙動の売上高は前四半期比で8%増加しました。中南米で坑井介入活動が増加し、中東・アジアで新規の坑井刺激プロジェクトと活動が増加し、北米で沖合の評価活動が増加したことが要因です。坑井建設の売上高は5%増加しました。北米および海外で陸上および沖合での掘削活動が活発化したことが要因です。同じく、生産システムの売上高は前四半期比で5%増加しました。これは新たな沖合プロジェクトが開始されたことと、年度末の売上によるものです。」
「全体として、第4四半期の税引き前セグメント営業利益は前四半期比で9%増加し、2015年以来で最高水準の四半期営業利益率を達成しました。この優れた業績に寄与したのはデジタルの売上加速による増加効果と価格改善の初期兆候です。特に新技術の採用と成果の差別化がこれを後押ししました。」
「2022年に向け、業界のマクロファンダメンタルズは非常に良好です。安定した需要の回復が見込まれ、供給市場はますます逼迫しており、原油価格が後押ししています。その結果、業界の設備投資が大幅に増加し、海外市場と北米市場の双方で同時に2桁台の成長が見込まれると考えています。COVID関連のさらなる混乱がなければ、年末には石油需要はパンデミック前の水準を上回り、2023年にはさらに高まると予想しています。このような良好な市場環境は、前回の業界スーパーサイクルで経験した状況に酷似しており、世界的な需要主導の設備投資が復活し、数年にわたる並外れた成長サイクルにつながることを示唆しています。」
「シュルンベルジェは、目前の成長を完全に捉える体制が整っています。当社は強力な状態でこのサイクルに突入しました。営業レバレッジを規定値に戻し、複数の四半期にわたって同業他社を凌ぐ利益率を拡大し、技術と事業ポートフォリオを新たな業界の必須要件に合わせて調整しました。2021年を通して、当社は引き続き中核的ポートフォリオを強化し、持続可能性のリーダーシップを高め、デジタルへの移行を成功させ、新エネルギーのポートフォリオを拡大しました。」
「成果と利益重視の戦略の組み合わせにより、お客さまの持続的な成功と高い収益を実現しています。そのため、当社は、中期的な調整EBITDA利益率の目標を予想より早く達成し、優れた財務業績を維持できるという自信を深めています。今年、そしてシュルンベルジェの展望を大変楽しみにしています。投資規律と高い利益に根差しつつ、技術、デジタル、クリーンエネルギーのイノベーションを主導し続け、世界のエネルギー業界の業績と持続可能性を実現します。」
その他の出来事
2021年11月30日にシュルンベルジェは、満期2022年5月利率2.40%のシニア債10億ドルについて、同債券に関連するすべての義務を果たす上で十分な資金を受託会社に預けました。
2022年1月20日、シュルンベルジェの取締役会は、流通普通株式1株当たり0.125ドルの四半期現金配当を承認しました。この配当金は、2022年2月9日現在の登録株主に対し、2022年4月7日に支払われます。
第4四半期の地域別売上高
(単位:100万)
四半期
変化率
2021年12月31日締め
2021年9月30日締め
2020年12月31日締め
前四半期比
前年同期比
北米*
$1,281
$1,129
$1,167
13%
10%
中南米
1,204
1,160
969
4%
24%
欧州/CIS/アフリカ
1,587
1,482
1,366
7%
16%
中東・アジア
2,107
2,033
2,008
4%
5%
その他
46
43
22
n/m
n/m
$6,225
$5,847
$5,532
6%
13%
海外部門
$4,898
$4,675
$4,343
5%
13%
北米部門*
$1,281
$1,129
$1,167
13%
10%
* シュルンベルジェは、2020年第4四半期に北米の一部の事業を売却しました。これらの事業の2020年第4四半期の売上高は2億8400万ドルでした。売却したこれらの事業の影響を除くと、2021年第4四半期の世界全体の売上高は前年同期比で19%増加しました。売却したこれらの事業の影響を除くと、2021年第4四半期の北米部門の売上高は前年同期比で45%増加しました。
n/m = not meaningful(非適用)
北米部門
北米の売上高は12億8000万ドルで、前四半期比13%増となりました。沖合および陸上の掘削活動が活発になり、米国メキシコ湾とパーミアン盆地で探査データ・ライセンス運用が増加しました。
海外部門
中南米の売上高は12億ドルで、前四半期比4%増となりました。アルゼンチン、ブラジル、メキシコでは、堅調な坑井建設活動を主要因として、売上高は2桁の伸びを達成しました。貯留層挙動と生産システムの売上高も増加しましたが、エクアドルでパイプラインが停止し、資産パフォーマンス・ソリューション(APS)で一時的に生産が中断したためにその効果は部分的に相殺されました。
欧州/CIS/アフリカの売上高は15億9000万ドルで、前四半期比7%増となりました。その要因は、欧州とアフリカで沖合活動が活発化したこと、デジタルの売上が増加したこと、主にトルコで新規プロジェクトの始動により生産システムの売上が増加したことです。しかし、売上高は増加しましたが、季節的な影響を受け始めたロシアとスカンジナビアで貯留層挙動と坑井建設の活動が減少したため、その効果は部分的に相殺されました。
中東・アジアの売上高は21億1000万ドルで、前四半期比で4%の増加となりました。新規プロジェクトと活動が増加し、サウジアラビア、オマーン、オーストラリア、カタール、インドネシア、イラクで貯留層挙動の売上高が増加しました。同様に、坑井建設では、イラクとアラブ首長国連邦で新規プロジェクトが始動し、カタール、クウェート、インドネシアで掘削活動が活発化したことから、売上高が増加しました。また、中国とマレーシアでデジタルの売上が増加したことも要因となりました。しかし、売上高は増加しましたが、物流の制約による納入遅延のために生産システムの売上が減少したことで、その効果は部分的に相殺されました。
第4四半期の部門別業績
デジタル&統合
(単位:100万)
四半期
変化率
2021年12月31日締め
2021年9月30日締め
2020年12月31日締め
前四半期比
前年同期比
売上高
海外部門
$624
$615
$688
1%
-9%
北米部門
263
196
142
34%
85%
その他
2
1
2
n/m
n/m
$889
$812
$832
10%
7%
税引き前営業利益
$335
$284
$269
18%
25%
税引き前営業利益率
37.7%
35.0%
32.4%
268 bps
537 bps
n/m = not meaningful(非適用)
デジタル&統合の売上高は8億8900万ドルで、前四半期比10%増となりました。欧州/CIS/アフリカおよび中東・アジアを中心に海外でデジタルの売上が増加し、北米では沖合とパーミアン盆地で探査データ・ライセンス運用の売上が増加しました。しかし、エクアドルでパイプラインの停止によりAPSプロジェクトで一時的に生産が中断したことから、売上高増加の効果は部分的に相殺されました。
デジタル&統合の税引き前営業利益率は38%で、前四半期比2.68ポイントの上昇となりました。これは、デジタルおよび探査データ・ライセンス運用の収益性が向上したためです。
貯留層挙動
(単位:100万)
四半期
変化率
2021年12月31日締め
2021年9月30日締め
2020年12月31日締め
前四半期比
前年同期比
売上高*
海外部門
$1,194
$1,112
$906
7%
32%
北米部門*
92
79
339
16%
-73%
その他
1
1
2
n/m
n/m
$1,287
$1,192
$1,247
8%
3%
税引き前営業利益
$200
$190
$95
5%
111%
税引き前営業利益率
15.5%
16.0%
7.6%
-43 bps
792 bps
* シュルンベルジェは、2020年第4四半期に北米のワンスティム(OneStim)圧力ポンピング事業を売却しました。この事業の2020年第4四半期の売上高は2億7400万ドルでした。売却したこの事業の影響を除くと、2021年第4四半期の世界全体の売上高は前年同期比で32%増加しました。売却したこの事業の影響を除くと、2021年第4四半期の北米部門の売上高は前年同期比で42%増加しました。
n/m = not meaningful(非適用)
貯留層挙動の売上高は12億9000万ドルで、前四半期比8%増となりました。主に英国と中南米など海外の沖合市場全体で坑井介入活動が活発になり、特にサウジアラビアなど中東・アジアで新規の坑井刺激プロジェクトと活動が増加しました。しかし、ロシアとスカンジナビアで季節的な影響が始まり、売上高増加の効果は部分的に相殺されました。北米では、沖合評価活動が活発になり、売上高が増加しました。
貯留層挙動の税引き前営業利益率は16%で、前四半期から実質的に横ばいでした。沖合および探査活動の増加により収益性は向上しましたが、北半球での技術構成と季節的影響により、その効果は相殺されました。
坑井建設
(単位:100万)
四半期
変化率
2021年12月31日締め
2021年9月30日締め
2020年12月31日締め
前四半期比
前年同期比
売上高
海外部門
$1,901
$1,839
$1,569
3%
21%
北米部門
441
382
252
15%
75%
その他
46
52
47
n/m
n/m
$2,388
$2,273
$1,868
5%
28%
税引き前営業利益
$368
$345
$183
6%
101%
税引き前営業利益率
15.4%
15.2%
9.8%
20 bps
559 bps
n/m = not meaningful(非適用)
坑井建設の売上高は23億9000万ドルで、前四半期比5%増となりました。その要因は、計測および掘削流体活動が活発化したことと、掘削機器の売上が増加したことです。北米では、陸上でリグカウントが増加し、米国メキシコ湾で坑井建設活動が活発化したことから、売上高が増加しました。海外では、メキシコとアルゼンチンを中心に中南米、サハラ以南アフリカ、およびクウェート、カタール、イラク、アラブ首長国連邦などの中東で2桁台の伸びを見せ、売上高が増加しました。売上高は増加したものの、ロシアとスカンジナビアでの季節的影響により、その効果は部分的に相殺されました。
坑井建設の税引き前営業利益率は15%で、前四半期から実質的に横ばいでした。活動の活発化と新技術の構成が有利になったものの、北半球での季節的影響により、その効果は相殺されました。
生産システム
(単位:100万)
四半期
変化率
2021年12月31日締め
2021年9月30日締め
2020年12月31日締め
前四半期比
前年同期比
売上高*
海外部門
$1,278
$1,205
$1,215
6%
5%
北米部門*
484
469
433
3%
12%
その他
3
0
1
n/m
n/m
$1,765
$1,674
$1,649
5%
7%
税引き前営業利益
$159
$166
$155
-4%
3%
税引き前営業利益率
9.0%
9.9%
9.4%
-85 bps
-38 bps
* シュルンベルジェは、2020年第4四半期に北米の低流量人工採油事業を売却しました。この事業の2020年第4四半期の売上高は1100万ドルでした。売却したこの事業の影響を除くと、2021年第4四半期の世界全体の売上高は前年同期比で8%増加しました。売却したこの事業の影響を除くと、第4四半期の北米部門の売上高は前年同期比で15%増加しました。
n/m = not meaningful(非適用)
生産システムの売上高は、前四半期比で5%増加して17億6000万ドルとなりました。海底、坑井生産、中流生産の各システムの売上高は増加したものの、坑口生産システムの売上高が減少したため、その効果は相殺されました。海外では活動が活発になり、アンゴラ、ガボン、モザンビークでプロジェクトが大きく進展し、トルコで新規プロジェクトが始動し、スカンジナビアとロシア・中央アジアで活動が活発になり、欧州/CIS/アフリカでは2桁台の成長を果たし、ブラジルとエクアドルを中心に中南米でも売上高が増加しました。売上高は増加しましたが、世界的な供給と物流の制約により中東・アジアで納入が遅延したことから、その効果は部分的に相殺されました。
生産システムの税引き前営業利益率は9%で、前四半期比0.85ポイントの低下となりました。これは、製品構成が不利になったことと、世界的な供給と物流の制約による納入遅延の影響によるものです。
四半期ハイライト
活動の増加が加速する中、シュルンベルジェの成果差別化、技術、統合能力は引き続き顧客企業から評価され、短期および長期サイクルの開発から、沖合と深海を含む探査まで、あらゆるタイプの石油・ガス・プロジェクトで契約を獲得し続けています。当四半期の契約締結には以下があります。
シェブロンU.S.A.はシュルンベルジェと、メキシコ湾の深海プロジェクトにおいて、統合型坑井建設とワイヤーライン・サービスの契約を結びました。シュルンベルジェは、深海坑井向けの統合型サービスと技術に関する契約を結びました。この他、既に契約済みの別の高圧高温型(HPHT)メキシコ湾深海プロジェクトの海底サービスを提供します。この統合型契約には坑井建設が含まれています。シュルンベルジェはHPHT環境に適した特殊な技術と、Performance Live* 遠隔操業サービスを含むデジタル能力を提供し、プロジェクト全体の実行、効率、安全性を向上させます。トタルエナジーズはシュルンベルジェと、大規模な坑井介入サービスを提供する3年契約を結びました。この契約では、英国およびデンマーク沖合の新規坑井における坑井生産と坑内試験サービスを向上させます。この契約には2件の1年延長オプションが含まれており、プロジェクト・チームは、最新技術を含む坑内試験サービス、コイルドチュービング、スリックライン、ワイヤーラインの総合的ポートフォリオを採用します。作業は2022年第1四半期に開始される予定です。サウジアラビアでは、シュルンベルジェはコイルドチュービング掘削サービスに関する5年契約を結びました。このサービスは同国内の主要ガス田で実施されます。この契約には2年の延長オプションが付いており、独自のアンダーバランス・コイルドチュービング掘削技術とその他の盆地適応型技術の総合サービスが含まれています。エクイノールは、シュルンベルジェに、RapidXtreme* TAML 3大口径マルチラテラル・ジャンクション4基を直接発注し、スタートフィヨルド油田の既存の坑井をマルチラテラル坑井に改修します。この受注は1件の統合型契約に基づくもので、トランジション・テクノロジーズの製品群の1つであるRapid*マルチラテラル・システムの独自の構造によるものです。既存の坑井をマルチラテラルに転換することで、スタートフィヨルド油田の埋蔵量を増やし、生産寿命を延ばすとともに、生産に伴うカーボン・インパクトを削減します。これらのマルチラテラル坑井仕上げシステムは、2022年第2四半期に設置を開始する予定です。ウッドサイドは、西オーストラリア沖合のスカボロー・プロジェクトにおいて、スカボロー・ジョイントベンチャーのオペレーターとして同社を代表し、シュルンベルジェの海底技術、生産、処理システム部門のワンサブシー(OneSubsea®)と、海底統合アライアンスの一環として契約を結びました。この契約には、海底生産システムの範囲が含まれており、これをワンサブシーが提供します。これには、坑口装置、単相流量計、海底分配ユニット、フライングリード、接続システム、トップサイドおよび海底の海底生産制御システム、納入後サービスが含まれています。このプロジェクトにより、スカボロー・ジョイントベンチャーは、この大規模なガス資源の潜在能力を最大限に高めることができます。これは、既存のプルート液化天然ガス(LNG)陸上施設の第2 LNGトレインに接続された新しい沖合施設で開発されます。インドネシアでは、ハーバー・エナジーの子会社のプレミア・オイルが、シュルンベルジェと、アンダマン海の深海沖合探査プロジェクトでサービスと技術を提供する3年契約を結びました。この契約範囲には、掘削、掘削流体、ワイヤーライン検層、坑井試験を含む幅広いサービスが含まれています。シュルンベルジェの3つの部門から成るチームが、Muzic* 無線テレメトリー、Quanta Geo* フォトリアリスティック貯留層地質サービス、Sonic Scanner* 音響スキャニング・プラットフォームなどの幅広いサービスと技術を提供し、探査作業の遂行と効率を高めます。作業は2022年第2四半期に開始される予定です。シュルンベルジェの技術は、2021年に多くのイノベーション賞を獲得しました。これには、オフショア・テクノロジー・カンファレンスの新技術スポットライト、6つのワールド・オイル賞、ハート・エナジーのエンジニアリング・イノベーション部門E&P功績賞2つが含まれます。また、他社を凌ぐ執行能力は顧客企業の成果に大きな影響を与えており、顧客企業は差別化された価値を生み出す助けとなる技術をますます採用するようになっています。
北米における当四半期の成果への影響を示す例を以下に挙げます。
アパラチア盆地では、CNXが、シュルンベルジェの会社であるスミス・ビッツの切削構造を備えたNeoSteer* アットビット操行性システムとデュアル・テレメトリーMWD xBolt G2*を採用しました。これにより、掘削サービスを加速して、マーセラス・シェール資産で湾曲部と水平区間を一貫して単一作業で掘削しました。シュルンベルジェはこの3カ月で、CNXのこれまでの事業で上位3位に入る2万1836フィートから2万2565フィートに及ぶ最長の湾曲部と水平区間を掘削し、同時に卓越した安全性とサービス品質成果を維持しました。これはまた、シュルンベルジェの米国陸上事業において上位3位に入る最長の単一作業による湾曲部と水平区間の作業です。NeoSteerシステムは、従来の技術と比較して操行性に優れ、全体的性能に優れ、設置面積が小さく、この3つの過去最高記録を達成した坑井で、掘削時間を短縮し、掘削作業コストを削減しました。パーミアン盆地では、エクソンモービルとシュルンベルジェのパートナーシップにより、5本の坑井で掘削リグ日数を34%削減することができました。これにより、エクソンモービルは同じ台数のリグで年間により多くの坑井を掘削できるようになります。PowerDrive Orbit G2* 回転操行性システムとXBolt G2加速掘削サービスを含む統合盆地適合型技術パッケージは、ヒューストンにあるエクソンモービル・リモート・オペレーション・センターから制御され、エクソンモービルはデラウェア盆地の最初の坑井を9日以内で掘削し、記録を達成した合計5本の坑井でも同様の成果を達成しました。これらの5本の坑井では、これまでの目標成果ベンチマークと比較して、掘削日数を合計26日以上削減することができました。海外における当四半期の成果への影響を示す例を以下に挙げます。
2021年第4四半期、シュルンベルジェは、サウジアラビア王国最大の非在来型非随伴ガス田であるジャフラで、統合坑井刺激作業を開始しました。最先端の技術、完全統合されたサプライチェーン、アラムコとシュルンベルジェの緊密なプロジェクト管理の連携により、月あたりのステージ数が35%以上向上しました。この新たな成果ベンチマークは、2021年に米国の非在来型ガス田で使用された上位4分の1に入る坑井刺激設備の成果に匹敵するものです。これは、ジャフラ・プロジェクトの可能性を最大限に引き出す上でシュルンベルジェとアラムコが掲げた主要な目標です。クウェートでは、シュルンベルジェがクウェート石油会社(KOC)と共同で、リグレス穿孔による技術の配備を開始して、ジュラ紀ガス田の生産性向上を図りました。これは、最新世代のStreamLINE iX*超高性能ポリマーロック・ワイヤーライン・ケーブルで実現しました。StreamLINE iXケーブルで実現された数種の技術を組み合わせ、1回当たりの作業時間は半分に短縮されました。強度の高いこの世代のケーブルにより、70フィートの穿孔ガンを単一作業で作動させることができました。これはKOCのワイヤーラインでのリグレス作業で初めてのことでした。新しいStreamLINE iXケーブルの能力により、1回当たりの作業時間を短縮して二酸化炭素排出を削減する技術を用いることができ、生産の延期をなくすことができました。オーストラリア沖合のノースウェスト・シェルフで、サントスはこのほど、最初のヴァンゴッホ・フェーズ2追加井で過去最高の生産率を達成しました。これは予想を上回る生産量で、ピーク時の生産量は2万3200bbl/日となりました。この大偏距デュアル・ラテラル坑井は、当初の計画より490m長い5430mの総水平区間で掘削されました。PowerDrive Archer* 高角度変化回転操行性システムとGeoSphere HD* 高解像度掘削同時油層マッピング・サービスにより、サントスは数多くの地質学的課題を克服し、最適な坑井仕上げ設計を実施することで、この資産の潜在的生産能力を最大限に引き出すことができました。アルゼンチンでは、シュルンベルジェがYPF S.A.とシェブロンの合弁会社向けに非在来型ヴァカ・ムエルタ地層で技術を提供し、掘削時間を10日短縮し、二酸化炭素排出を120トン削減しました。このプロジェクトの試験的大偏距井を掘削するに当たり、シュルンベルジェはNeoSteer* アットビット操行性システムと自律型坑内制御システムの新機能を用い、曲折や予定外の逸脱を最小限に抑え、生産量増加に最適な坑井を建設しました。PowerDrive vorteX* 動力付き回転操行システムにDynaPower XP* 超高出力モーター・エラストマーを装備することで、高温条件に対処し、掘進率(ROP)を高め、4155mの水平区間を掘削することができました。これは1日当たりの掘削距離1000mの壁を破り、この油田で掘削された最長の坑井水平区間となりました。顧客企業がデジタル変革を推し進め、デジタル・ソリューションを採用して生産性と効率を高める中、シュルンベルジェの総合的なデジタル・プラットフォームはますます採用されています。また、シュルンベルジェのデジタル・ソリューションの使用事例は関連する分野にも拡大を続けており、獲得可能な市場が拡大し、石油・ガス業界およびそれ以外の分野での脱炭素化を実現しています。
当四半期におけるデジタル関連の受賞と導入事例は以下のとおりです。
シュルンベルジェは、ノーザン・ライツ・ジョイント・ベンチャー(NL)によるノルウェー二酸化炭素プロジェクトにDELFI*コグニティブE&P環境を導入し、地中ワークフローや二酸化炭素隔離の長期的なモデリングと調査を効率化します。NLは、世界初のオープンソースの二酸化炭素輸送・貯蔵インフラストラクチャーを開発するために設立され、欧州の諸産業に迅速な脱炭素化機会を提供し、市場の需要に応じて年間500万トンの二酸化炭素を貯蔵する高い目標を掲げています。ノーザン・ライツは、ノルウェー最大の気候イニシアチブであるロングシップの一部であり、これはフルスケールの炭素回収・貯蔵(CCS)プロジェクトで構成され、二酸化炭素の回収、輸送、貯蔵を対象としています。アンゴラの石油・ガス規制当局のAgência Nacional do Petróleo, Gás e Biocombustíveis(ANPG)は、DELFI環境を導入してデジタル変革を加速する契約をシュルンベルジェと結びました。このプロジェクトに先立ち、シュルンベルジェが主導するコンサルティング・チームがANPGのチームと共同で詳細な協議と審査を行いました。シュルンベルジェのチームは、ANPGの技術状況とデジタル対応能力を評価し、圧縮されたデジタル化ロードマップを作成しました。DELFI環境の導入を加速させることで、ANPG全体での効率的な遠隔チームワークが実現され、データ分析能力が拡大し、探査と油田開発の効率が向上します。これにより、生産量は大幅に増加します。エクアドルでは、DrillOps* オンターゲット坑井建設ソリューションの一部であるDrillOps Automateと、DrillPilot* 機器シーケンシング・ソフトウェアを、APS資産で稼働するシュルンベルジェのリグ2基に導入しました。これらのデジタル・ソリューションは、複数のワークフローを調整し、操業成果の大幅な向上を促進しています。このような先進的デジタル・ソリューションを用いることで、複数の自動化レベルで導入以来7万7000フィート以上を掘削することができました。リグ制御を自動化することで、坑底のROPが向上し、接続時間が短縮され、2021年末には平均効率が10.6%向上しました。シュルンベルジェは引き続きデジタル・ソリューションの活用を拡大し、統合的成果と安全性を向上させ、二酸化炭素のフットプリントを削減し、結果として、これらの資産全体でより高い価値を創造し獲得していきます。脱炭素化は優先事項であり、2021年、シュルンベルジェは2050年までに温室効果ガス排出ネットゼロという大胆な約束をしました。当社のネットゼロ目標にはスコープ3の排出量も含まれています。
シュルンベルジェは、トランジション・テクノロジーズのポートフォリオと、低炭素エネルギーの当社技術の斬新な応用を通して、顧客企業が石油・ガス事業を脱炭素化できるよう支援する独自の立場にあります。
エクイノールはこのほど、ワンサブシー(OneSubsea)の海底多相ブースティング・システムの設置を完了しました。これは、北海のヴィグディス油田でさらに1600万バレルの原油を生産するためのコストとカーボン・インパクトを削減するソリューションです。20年以上にわたり生産が行われているヴィグディス油田の生産は既存のスノーレ A施設で行われているため、新たなインフラを建設するよりもコスト面で有利です。全電動制御システムを活用した多相ブースティング・システムでは、ガスリフトと比べて、同じ量の石油を生産する上で必要なエネルギーは50%未満です。そのため、ヴィグディス油田での10年間の操業で20万トンの二酸化炭素換算量が削減され、将来の世界の海底電化に向けた道を開きます。フランスでは、シュルンベルジェは、エンジー(ENGIE)傘下の会社であるストレンジー(Storengy)向けに、HyPSTERと称するグリーン水素貯蔵の概念実証パイロット・プロジェクトで坑内仕上げの契約を結びました。これはこの種のプロジェクトで初めてとなります。HyPSTERは、フランス全土、その後は欧州においてグリーン水素エコシステムの開発をサポートすることを目的としています。シュルンベルジェは、再利用された天然ガス貯蔵用岩塩空洞を利用した再生可能な水素地下貯蔵の重要な開発における主要な技術パートナーです。シュルンベルジェは、機器、エンジニアリング、プロジェクト管理を提供し、目的に適した経済的なソリューションを開発して、将来の大規模開発を実現します。シュルンベルジェ・ニュー・エナジーは、パートナーシップを構築し、低炭素でカーボン・ニュートラルなエネルギー技術ポートフォリオをさまざまな業種に適用し、より持続可能な未来のエネルギーミックスに貢献しています。
シュルンベルジェ・ニュー・エナジー、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)、およびパートナー企業は、業界でのネットゼロを目指す鉄鋼およびセメント大手企業とパイロット・プロジェクト契約に署名したことを発表しました。鉄鋼業界では、ジェンヴィア(Genvia)が、鉄鋼業界の世界的リーダー企業のアルセロール・ミタルの子会社であるアルセロールミタル・メディテラネと、およびステンレス鋼製品の世界的リーダー企業のスイス・スチール・グループ傘下のユジテックとパイロット・プロジェクトについて合意しました。セメント業界では、ジェンヴィアは、セメント製造グループのヴィカット(Vicat)、およびEDFグループの低炭素・再生可能水素ソリューション子会社のハイナミクス(Hynamics)とパイロット・プロジェクトについて合意しました。ジェンヴィアは、最高水準のグリーン水素製造効率の実現を目指しており、生産する水素1キログラム当たりの電力使用量を大きく削減します。シュルンベルジェ・ニュー・エナジーのベンチャーであるセルシウス・エナジーは、ゼロカーボンで建物を冷暖房する地熱エネルギー技術を提供しており、欧州と北米で商業活動を拡大しています。フランスでは、大手ヘルスケア企業が2件の新規開発物件でセルシウス・エナジーのソリューションを採用し、さらに他の施設への導入に向けた実現可能性調査を進めています。米国では、セルシウス・エナジーは、2021年第4四半期に東海岸の有名大学の構内で最初の運用を完了し、セルシウス・エナジーのソリューション拡大に向けた新たな市場機会が生まれています。COP26開催中、1000以上の都市が、国連が支援する「Cities Race to Zero」(都市のゼロへのレース)キャンペーンに参加することを約束するとともに、世界の企業や自治体は、世界的な温室効果ガス排出量に対処すべくネットゼロの目標と取り組みを進めています。セルシウス・エナジーは、このような取り組みを支援し、世界の脱炭素化に寄与する独自の立場にあります。財務諸表
通期業績
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)
通期
2021年12月31日締め
2020年12月31日締め
変化率
売上高*
$22,929
$23,601
-3%
税引き前利益(損失) - GAAPベース
$2,374
($11,298)
n/m
純利益(損失) - GAAPベース
$1,881
$(10,518)
n/m
希薄化後1株当たり利益(1株当たり損失) - GAAPベース
$1.32
$(7.57)
n/m
調整EBITDA**
$4,925
$4,313
14%
調整EBITDA利益率**
21.5%
18.3%
320 bps
税引き前セグメント営業利益**
$3,365
$2,401
40%
税引き前セグメント営業利益率**
14.7%
10.2%
450 bps
純利益(特別費用・利益を除く)**
$1,831
$956
92%
希薄化後1株当たり利益(特別費用・利益を除く)**
$1.28
$0.68
88%
地域別売上高
海外部門
$18,295
$18,002
2%
北米部門*
4,466
5,478
-18%
その他
168
121
n/m
$22,929
$23,601
-3%
* シュルンベルジェは、2020年第4四半期に北米の一部の事業を売却しました。これらの事業の2020年の売上高は13億4700万ドルでした。売却したこれらの事業の影響を除くと、2021年の世界全体での売上高は前年同期比で3%増加しました。売却したこれらの事業の影響を除くと、2021年の北米部門の売上高は前年同期比で8%増加しました。
** これらは非GAAP財務指標です。詳細は「特別費用・利益」、「部門別」、「補足情報」の項をご覧ください。
n/m = not meaningful(非適用)
要約連結損益計算書
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)
第4四半期
通期
12月31日締め
2021
2020
2021
2020
売上高
$6,225
$5,532
$22,929
$23,601
利息およびその他の収入(1)
57
69
148
163
事業売却による利益(1)
-
104
-
104
経費
売上原価
5,136
4,828
19,271
21,000
研究・エンジニアリング
145
129
554
580
一般管理費
109
71
339
365
減損その他(1)
-
62
-
12,658
利息(1)
137
144
539
563
税引き前利益(損失)(1)
$755
$471
$2,374
($11,298)
税金費用(税金軽減)(1)
144
89
446
(812)
純利益(損失)(1)
$611
$382
$1,928
($10,486)
非支配持分に帰属する純利益
10
8
47
32
シュルンベルジェに帰属する純利益(損失)(1)
$601
$374
$1,881
($10,518)
シュルンベルジェの希薄化後1株当たり利益(損失)(1)
$0.42
$0.27
$1.32
($7.57)
平均流通株式数
1,403
1,392
1,400
1,390
希薄化後平均流通株式数
1,430
1,411
1,427
1,390
経費に含まれる減価償却費(2)
$532
$583
$2,120
$2,566
(1)
詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。
(2)
有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、APS投資を含みます。
要約連結貸借対照表
(単位:100万)
12月31日
12月31日
資産の部
2021
2020
流動資産
現金および短期投資
$3,139
$3,006
売掛金
5,315
5,247
棚卸資産
3,272
3,354
その他の流動資産
928
1,312
12,654
12,919
関連会社への投資
2,044
2,061
固定資産
6,429
6,826
のれん
12,990
12,980
無形資産
3,211
3,455
その他の資産
4,183
4,193
$41,511
$42,434
負債および株主資本の部
流動負債
買掛金・未払負債
$8,382
$8,442
概算所得税債務
879
1,015
短期借入金・長期債務の1年以内返済分
909
850
未払配当金
189
184
10,359
10,491
長期債務
13,286
16,036
退職後給付
231
1,049
その他の負債
2,349
2,369
26,225
29,945
株主資本
15,286
12,489
$41,511
$42,434
流動性
(単位:100万)
流動性内訳
2021年12月31日
2021年9月30日
2020年12月31日
現金および短期投資
$3,139
$2,942
$3,006
短期借入金・長期債務の1年以内返済分
(909)
(1,025)
(850)
長期債務
(13,286)
(14,370)
(16,036)
純負債(1)
$(11,056)
$(12,453)
$(13,880)
流動性増減の詳細を以下に示します。
通期
第4四半期
通期
12月31日締め
2021
2021
2020
純利益(損失)
$1,928
$611
$(10,486)
特別利益・費用(税引き後)(2)
(50)
(14)
11,474
1,878
597
$988
減価償却(3)
2,120
532
2,566
株式報酬費用
324
95
397
運転資金の増減
(45)
753
(833)
米国連邦税還付金
477
-
-
その他
(103)
(45)
(174)
営業活動によるキャッシュフロー(4)
4,651
1,932
2,944
設備投資
(1,141)
(447)
(1,116)
APS投資
(474)
(169)
(303)
資本計上されたマルチクライアント地震探査データ
(39)
(18)
(101)
フリーキャッシュフロー(5)
2,997
1,298
1,424
支払配当金
(699)
(175)
(1,734)
従業員持株制度による受取金
137
-
146
自社株買い戻しプログラム
-
-
(26)
事業買収・投資(取得した現金と負担した負債を控除)
(103)
(5)
(33)
リバティーの株式売却による受取金
109
109
-
資産売却による受取金
-
-
434
ファイナンス・リース債務の返済
-
-
(188)
その他
(105)
(26)
(181)
為替レートの変動の影響を除く純負債の変動
2,336
1,201
(158)
為替レートの変動が純負債に及ぼす影響
488
196
(595)
純負債の減少(増加)
2,824
1,397
(753)
純負債(期首)
(13,880)
(12,453)
(13,127)
純負債(期末)
$(11,056)
$(11,056)
$(13,880)
(1)
「純負債」は、負債総額から現金と短期投資を差し引いた額です。純負債は負債の返済に充当できる現金と投資額を反映しているため、シュルンベルジェの負債水準に関する有益な情報を提供すると経営陣は考えています。純負債は非GAAP財務指標であり、総負債と併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。
(2)
詳細は「特別費用・利益」の項をご覧ください。
(3)
有形固定資産の償却および無形資産の償却、マルチクライアント地震探査データ費用、APS投資を含みます。
(4)
2021年12月31日締め通期および第4四半期にそれぞれ2億4800万ドルと2200万ドル、2020年12月31日締め通期および第4四半期にそれぞれ8億4300万ドルと1億4400万ドルの退職手当が含まれます。
(5)
「フリーキャッシュフロー」とは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資、APS投資、資本計上されたマルチクライアント地震探査データ費用を控除した金額です。フリーキャッシュフローは当社にとって重要な流動性指標であり、投資家ならびに経営陣にとって、現金を創出する当社の事業能力の指標として有益であると経営陣は考えています。事業の必要性を満たし債務を果たせば、この現金を用いて当社の将来の成長に再投資したり、配当金支払いや自社株買い戻しにより株主に還元することができます。フリーキャッシュフローは、裁量的費用で使用できる残余キャッシュフローではありません。フリーキャッシュフローは非GAAP財務指標であり、営業活動によるキャッシュフローと併せて考慮するものであり、これらの代替あるいはこれらに優先するものと見なさないようにしてください。
特別費用・利益
2021年度第4四半期および通期業績発表では、米国で一般的に認められた会計原則(GAAP)に基づく財務業績に加え、非GAAPによる財務業績(SECの規則Gに基づく)を提示しています。「流動性」の項目に示された非GAAP財務指標に加え、特別費用・利益を除く純利益(損失)、ならびにこれに基づく指標(特別費用・利益を除く希薄化後EPS、特別費用・利益を除くシュルンベルジェの純利益(損失)、特別費用・利益を除く実効税率、調整EBITDA)は非GAAP財務指標です。財務指標から特別費用・利益を除外することで、期間ごとのシュルンベルジェの業務をより効果的に評価し、除外された項目で分かりにくくなる業務の動向を確認できると経営陣は考えています。これらの指標はまた、一定の奨励給を判断する上での業績指標として経営陣が用いています。上記の非GAAP財務指標は、GAAPに基づく財務業績の他の指標と併せて検討するものであり、そのような指標の代替あるいはそのような指標に優先するものと見なさないようにしてください。これらの非GAAP財務指標の一部と対応するGAAP指標の差異調整を以下に示します。調整EBITDAと対応するGAAP指標の差異調整は、「補足情報」の項(質問9)をご覧ください。
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)
2021年第4四半期
税引き前
税金
非支配持分
純額
希薄化後EPS
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース)
$755
$144
$10
$601
$0.42
リバティー株式の売却による利益(1)
$(28)
$(4)
$0
$(24)
$(0.02)
債券の早期償還(2)
10
-
-
10
0.01
シュルンベルジェの純利益(特別費用・利益を除く)
$737
$140
$10
$587
$0.41
2021年第3四半期
税引き前
税金
非支配持分
純額
希薄化後EPS
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース)
$691
$129
$12
$550
$0.39
有価証券の未実現利益(1)
(47)
(11)
-
(36)
(0.03)
シュルンベルジェの純利益(特別費用・利益を除く)
$644
$118
$12
$514
$0.36
2020年第4四半期
税引き前
税金
非支配持分
純額
希薄化後EPS
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース)
$471
$89
$8
$374
$0.27
ワンスティム売却による利益(3)
(104)
(11)
-
(93)
(0.07)
有価証券の未実現利益(1)
(39)
(9)
-
(30)
(0.02)
その他
62
4
-
58
0.04
シュルンベルジェの純利益(特別費用・利益を除く)
$390
$73
$8
$309
$0.22
(単位:100万、ただし1株当たりの金額を除く)
2021年通期
税引き前
税金
非支配持分
純額
希薄化後EPS
シュルンベルジェの純利益(GAAPベース)
$2,374
$446
$47
$1,881
$1.32
第4四半期
リバティー株式の売却による利益(1)
(28)
(4)
-
(24)
(0.02)
債券の早期償還(2)
10
-
-
10
0.01
第3四半期
有価証券の未実現利益(1)
(47)
(11)
-
(36)
(0.03)
シュルンベルジェの純利益(特別費用・利益を除く)
$2,309
$431
$47
$1,831
$1.28
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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