宿泊事業者の生産性向上に向けたデジタル化を支援 ~宿泊業界初、PMSとのデータ連携を共通化する実証実験を実施~

プレスリリース発表元企業:株式会社JTB

配信日時: 2022-02-03 12:00:00

 株式会社JTBは、旅館・ホテルやIT事業者の協力のもと、宿泊事業者向けのデジタルソリューションとPMS(宿泊予約や販売価格、残室数、料金精算といった客室に関する情報を一元管理できるシステム※1)とのデータ連携を共通化する実証実験を2022年2月~3月に実施します。
 具体的には、複数のデジタルソリューションとPMSのデータをつなぐためのプロトタイプ(試作版)システムを開発し、宿泊事業者のPMSとデジタルソリューションとのデータ連携に伴うコスト負担低減や、宿泊客の利便性といったデジタル体験価値の向上を目指し、実業務での有効性を検証します。
※1: 「PMS」とは、Property Management Systemの略語




●背景・環境
 多くの宿泊事業者はPMSを導入しており、スマートチェックインなどのデジタルソリューションを有機的に機能させるためには、PMSとのデータ連携が不可欠です。今後も新たなデジタルソリューションの開発・装備が想定されることから、本実証実験を行うことで、宿泊事業者のデジタル化を支援します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/31978/839/resize/d31978-839-d0e3892af93314a67a7f-0.png ]


●PMSデジタルソリューション連携システムプロトタイプの概要
 デジタルソリューション群とPMS群をデータ連携することで、宿泊事業者の生産性向上をクラウドデータ基盤上において実現します。また、デジタルソリューション群とPMS群のデータをつなぐAPI※2を共通化することで、宿泊事業者のデジタルソリューション導入の障壁であるコスト負担を低減します。

※2:「API」とは、Application Programming Interfaceの略語/システム同士が相互連携するための技術仕様


●想定される体験価値の向上について
 デジタルソリューションの多くは、宿泊事業者の業務効率化や、宿泊客の密回避、利便性向上のためのサービスです。実証実験では、非接触型多言語コミュニケーションツール「Kotozna In-room(コトツナ イン ルーム)※3」と連携し、PMSのデータをつなげることで、宿泊客へ未精算額をリアルタイムで提示し、チェックアウト日にはオンラインで決済できるといった新たな体験価値を実現します。

[画像2: https://prtimes.jp/i/31978/839/resize/d31978-839-042e807e878dda91642a-1.png ]

※3:Kotozna In-roomは株式会社JTBとKotozna株式会社が提供しています。https://kotozna.com/in-room
※4:イメージ図内のPMSは、各宿泊施設で導入しているPMSの総称です。


●実証実験参画企業(順不同、敬称略)

宿泊事業者:
 つえたて温泉ひぜんや(熊本県 杖立温泉)、吉池旅館(神奈川県 箱根温泉)、瑠璃光(石川県 山代温泉)、
 ホテルモントレ大阪(大阪府 大阪市) ※カッコは所在地

PMS提供事業者:
 信南交通株式会社(Assist)、株式会社JTBビジネスイノベーターズ(Incharge7) ※カッコは製品名

技術協力事業者:
 日本マイクロソフト株式会社

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■宿泊事業者の方からのお問合せ先
JTB・Kotozna In-room 事務局(大阪第一事業部内) TEL:06-6252-2640
営業時間:月~金 9:30~17:30 (土日祝は休業)

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