発達障害当事者の声から生まれたmahoraノートが大阪製ブランド「ベストプロダクト」に認定 大栗紙工が「大阪ものづくり優良企業賞」を受賞
配信日時: 2021-11-30 09:30:00
昭和5年創業、年間2千万冊以上のノートを製造する大栗紙工株式会社(所在地:大阪市生野区/代表取締役社長:大栗 康英)の、発達障害当事者の声から生まれた目にやさしい「mahora(まほら)ノート」が、「大阪製ブランド」に認定され、優れた取り組みにより創出された3製品だけに与えられる「ベストプロダクト」にも選ばれました。
また、この取り組みが評価され「大阪ものづくり優良企業賞2021」を受賞しました。2022年2月8日、大阪市中央公会堂で表彰式が併催される予定です。
【困りごとを抱える人に寄り添った「mahoraノート」】
mahoraノートは、発達障害者を支援する一般社団法人UnBalance(所在地:大阪市平野区/代表:元村 祐子)と共に、当事者約100人の声を集めて開発しました。徹底的に意見を聞くなか、紙からの反射がまぶしくて文字が書きにくい、いつの間にか書いている行が変わってしまう、罫線以外の情報が気になって集中できない、という3つの困りごとにたどり着きました。それらを解決するため試作を重ねて完成したのが、「光の反射を抑えた中紙」「識別しやすい罫線」「シンプルなデザイン」が特徴のmahoraノートです。これまでにグッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」や、日本文具大賞デザイン部門優秀賞などを受賞しています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/287391/LL_img_287391_1.jpg
光の反射を抑えた目に優しいノート
【普通のノートではできなかった事ができるようになった不思議なノート】
購入者からは、「勉強することへの苦手意識が減り、普通のノートではできなかった事ができるようになった。本当に不思議なノートです。」、「『ノートが眩しい』という理解されにくい悩みから救われた。」、「今までは自分で書いた字なのに読めないこともあったがmahoraはとても書きやすい。」、「mahoraの存在を知り、『そうか!ノートの白も眩しいのか!』と娘の苦痛に気づくキッカケになった。」などの声が届いています(参考資料参照)。
【大阪製ブランドについて】
大阪府では、府内ものづくり中小企業の優れた技術に裏打ちされた創造力にあふれる製品を「大阪製ブランド製品」として知事が認定し、大阪のものづくりのブランドイメージを高めるとともに、府内ものづくり企業の自社製品開発を促進しています。認定製品は大阪府及び公益財団法人大阪産業局をはじめ、様々な支援機関等が実施するプロモーション活動によって、国内外に情報発信していきます。中でも、優れた取り組みにより創出された製品を「ベストプロダクト」として選出しています。
【大阪ものづくり優良企業賞について】
大阪府内に本社を有するものづくり中小企業を対象に、「技術力、QCD、財務、CSR」の4つの視点で審査を行い、「高度な技術力」を有する企業、「高品質・低コスト・短納期」など総合力が高く、今後、基盤技術で大阪産業の活性化と地域社会への貢献が期待される優秀な「ものづくり中小企業」を選定し、「ものづくり優良企業」として表彰する制度です。当顕彰事業は、大阪中小企業顕彰事業実行委員会(大阪府、大阪府商工会議所連合会、大阪府商工会連合会、公益財団法人大阪産業局、地方独立行政法人大阪産業技術研究所で構成)が実施しています。
【mahora ノート お客様の声】
私はノートを取ったりまとめたりするのが凄く難しかったのですが、mahoraノートを使用し始めてから文字を書く楽しみや勉強することへの苦手意識が減り、じぶんで少しずつ習った事をまとめたり書いたり普通のノートではできなかった事ができるようになったりしました。本当に不思議なノートです!!!!!これからも購入したいと思っています!
娘の『眩しい』は感覚過敏だと思っていましたが、発達障がいの診断はおりておらず、グレーゾーンだと感じながら娘をそだててきました。診断がないが故に自治体の補助も学校や周りの理解も得られないまま手探りの状況の中、御社のノートの存在を知りました。「そうか!ノートの白も眩しいのか!」そう思った瞬間は盲点と申しますか、御社の存在無くしては気づけなかった、気づくのが遅れた、そう思います。娘はノートが届いてから目が楽だと申しております。娘の苦痛に気づくキッカケをくださったこと、心から感謝いたします。
お絵描きが大好きな娘は、目の感覚過敏の為、黒板の様なボードに絵を描いていました。太い線も細い線も、色も、技術がなければ楽しみにくいボードでは思うようには描けず、幼稚園の時に絵を描かなくなりました。小学校最後の年にmahoraに出会いノートに向き合うことが苦痛じゃなくなり、また絵を描くようになりました。今では薄いサングラスをしてスケッチブックに絵を描いています。もちろん学校と自主学、家庭学習はmahoraです。皆様の企業努力が「ノートが眩しい」という理解されにくい悩みを抱える娘を救って下さり、問い合わせに対する丁寧な対応が人間不信で勇気を振り絞って訊ねた母の心を救ってくださいました。
自宅で過ごすことが多い娘は朝はmahoraで勉強、昼はサングラスでお絵描き、夕方はmahoraで文章を書いたり、いろんなペンでmahoraに線を引き鮮やかに発色する色を見て「明日の社会はこのマーカーを…」そう笑顔で話します。先日は国語の先生に字を誉められました。書きやすいノートのおかげだそうです。
家族からのプレゼントで毎日使わせて頂いてます。目が楽で書きやすい!光の反射で書くことが苦手だったとわかりました。書くことが楽しくなり積極的にノートやメモにと活用し、大変喜んでいます。感謝申し上げます。
mahoraレモン太細ノートは国語、理科、数学に使っています。細い中心線があることでバランスよく書け、上下と真ん中に1cmごとのメモリがあることで均等な間隔で書くことができ、あとで見返しやすいです。(今までは自分で書いた字なのに読めないこともありました)mahoraラベンダーあみかけノートは英語に使っていますが、一般的な英語のノートは4本線が書いてあって、線がわずらわしく赤いベースラインが書いてあるのもいやでした。mahoraはとても書きやすいです。
【mahoraノートの特徴】
■光の反射を抑えた、中紙を採用
mahoraの中紙は、白い紙に比べ光の反射を抑えられる、13色の国産色上質紙の中から、発達障害当事者の皆さまに選んでいただき、その中でもまぶしさがもっとも気にならなかった「レモン」「ラベンダー」「ミント」の3色を採用。また、今回採用した国産色上質紙は、通常のノートの中紙に比べ約10%程度厚くなっているので、強い筆圧でも紙がへこみにくく次のページへの影響が軽減されます。さらに紙肌がなめらかなので、消しゴムで消す際も紙がクシャクシャにならず綺麗に消すことができます。
■行の識別がしやすい、mahora独自の罫線
発達障害当事者の皆さまの中には「中紙に印刷された罫線が見分けにくく、書いているうちに行が変わってしまったり歪んでしまったりする」との声がありました。それらの悩みを解消させたのが、アンケートやヒアリングによってうまれた、mahora独自の2種類の罫線です。
■ノートの開きが良く、耐久性も優れた無線とじ製本
長年ノート製造に携わってきた製本技術による業界トップクラスの高品質な無線とじ。ノートの開きが良いのでページの端まで文字が書きやすく、また耐久性にも優れているので長期間の使用でもノートがばらける心配はありません。
■無駄な要素をなくしたシンプル設計
「中紙に印刷された日付などの余計な情報が気になり集中できない」との声にも耳を傾け、中紙の印刷からは日付欄などの罫線以外の情報は全てなくしました。またそのことによって、横書き・縦書きも気にすることなく使える自由なノートになりました。
【mahoraシートの特徴】
■レポート用紙のように1枚ずつ自由に使えます
■パンチ穴をあければバインダーにまとめて綴じることができます
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/287391/LL_img_287391_5.jpg
シートタイプが新登場!
【mahoraノート概要】
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/287391/LL_img_287391_8.jpg
mahoraノート概要
mahoraオンラインストア: https://www.oguno.jp/
mahora紹介ページ : http://og-shiko.co.jp/mahora/
【『mahora(まほら)』という名前について】
『まほら』は「住みやすい場所」や「素晴らしい場所」、「すぐれたよい所・国」を意味する日本の古語で、『まほろば』の元となった言葉です。
私たちが作るノートがみなさまにとって「使いやすいノート」「心地よく使っていただけるノート」であってほしいという願いから、『mahora』と名付けました。
そして日本だけでなく、多くの国の人々に使っていただけるノートになってほしいという願いも込めて、アルファベット表記の『mahora』としました。
【発達障害とは】
発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。ですが、発達障害はその特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、その人にあったやり方で日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、持っている本来の力がしっかり生かされるようになります。(出典:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」から)
そうした発達障害と診断された人は48万1,000人と推計されます(H28年「生活のしづらさなどに関する調査/厚生労働省」)が、実態は全人口の6%~7%は存在するとも言われます。
その中には「視覚過敏」と呼ばれる特性を持つ人もいて、特定の光や色によって受ける視覚のストレスが大きく、日常生活に支障をきたしてしまうこともあり、例えばノートを開くだけでも辛いと言う人もいて、決して知的能力に問題があるわけではないにもかかわらず、学習に支障が出るケースと言うのも起こりうるのです。
【会社概要】
社名 :大栗紙工株式会社
代表者 :代表取締役社長 大栗 康英
所在地 :〒544-0004 大阪市生野区巽北3-15-7
設立 :創業昭和5年/設立昭和40年
資本金 :1,000万円
社員数 :32人
事業内容:無線とじノートの製造 2,700万冊(年間)・電解水生成装置の販売
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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「大栗紙工株式会社」のプレスリリース
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