VMC Motion Technologies、国立研究開発法人土木研究所に向けて、建機・土壌シミュレータを開発

プレスリリース発表元企業:VMC Motion Technologies株式会社

配信日時: 2021-11-12 10:00:00

シミュレータによる放土

シミュレータによる掘削

シミュレータによる積み込み

物理運動シミュレータ開発集団であるVMC Motion Technologies株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:永原 明)は、国立研究開発法人土木研究所(所在地:茨城県つくば市、理事長:西川 和廣、以下 土木研究所)が進める自律施工技術基盤(以下 プラットフォーム)の一部となる、建機と土壌のコンピュータシミュレータの開発を実施したことを発表します。


また、このプラットフォームの利用事例の一つとして、2021年11月24日~26日に開催される、土木研究所建設DX実験フィールドにて、油圧ショベルと不整地運搬車による連携作業(掘削・積み込み・移動・放土)の自律施工デモンストレーションが、実機とシミュレータで実施されることをお知らせします。


■参照_国立研究開発法人土木研究所
自律施工デモンストレーションの申し込みはこちら
https://www.pwri.go.jp/jpn/about/pr/press-release/pdf/20211022.pdf


画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/285066/LL_img_285066_1.png
シミュレータによる放土

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/285066/LL_img_285066_2.png
シミュレータによる掘削

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/285066/LL_img_285066_3.png
シミュレータによる積み込み

このシミュレータは、土木研究所が自律施工研究開発の効率化を目指して構築を進めるプラットフォームの一部で、物理エンジン「AGX Dynamics」の土壌モデルを実装し、同研究所が所持する電子化された建機とDXフィールドをバーチャル化しています。

「AGX Dynamics」によって、掘削、放土といった土砂の挙動を高い精度で再現しながら、同時にリアルタイムでの計算処理を実現させることが可能です。
(注:使用するパソコンのスペックやシミュレーション条件によって、リアルタイムシミュレーションが実現できないケースがあります。)

このプラットフォームは、施工会社や大学が活用することが想定されており、研究の重複を回避し研究開発を加速する役割が期待されています。より多くの研究開発者の皆様にこのプラットフォームをご活用いただき、今後の社会を支える技術発展に寄与したいと考えております。


●AGX Dynamicsについて
高速性と正確性を両立し、高い安定性を誇る最先端の商用物理エンジンです。多くの訓練シミュレータ、エンジニアリング用途シミュレーション、大規模な粒子シミュレーションなどで活用されています。
建機・ロボット・クレーンなどのマルチボディや、土壌・水上・水中・風といった環境のシミュレーションで実績があります。
スウェーデンのAlgoryx社が開発を行い、VMC Motion Technologies株式会社が日本での販売、サポート提供を行っています。


●VMC Motion Technologies株式会社について
2019年10月創業の物理シミュレータ開発集団。物理エンジン「AGX Dynamics」の販売代理、実装サポートを行うとともに、ユーザーが再現したい物理シミュレーションを、実用レベルに作り込むための技術コンサルティングや、受託開発を行っています。
ロボット(産業用、災害対応用)、建設機械設計・製造、土木施工、大型機械設計・製造などの分野でシミュレータ構築をお手伝いした実績を持っています。
http://www.vmc-motion.com/


【会社概要】
名称 : VMC Motion Technologies株式会社
代表者: 代表取締役 永原 明
所在地: 愛知県名古屋市昭和区御器所通3‐18‐1 STプラザ御器所3階
創設 : 2019年10月
資本金: 3,000万円


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press