TRSDC、旗艦プロジェクトとして世界的に有名な高級リゾートブランドのホスピタリティ・ポートフォリオを発表
配信日時: 2021-10-28 15:50:00
[画像: https://prtimes.jp/i/74313/5/resize/d74313-5-399af53df1b4d0693165-7.jpg ]
・国際的なホテルブランド9社がレッド・シー・プロジェクトの第一期開発のホテルマネジメント契約を締結
・2022年末に最初のゲストを迎えるため建設が順調に進行中
2021年10月27日、リヤド ― 世界で最も野心的なリジェネラティブ・ツーリズム(再生型観光)プロジェクトの開発元であるザ・レッド・シー・デベロプメント・カンパニー(TRSDC)は、レッド・シー・プロジェクトの第一期開発でリゾートを運営する国際的なホスピタリティ・ブランド9社とホテルマネジメント契約を締結したことを発表しました。
この契約は「Future Investment Initiative(FII)2021」※1の2日目に発表されました。これらのホスピタリティ・ブランドは、第一期として現在開発中の16施設のうち9施設を運営し、計画されている全3,000の客室のうち1,700室以上を提供します。
ホスピタリティ・ブランド9社は、マリオット・インターナショナル傘下の「エディションホテル」「セントレジスホテル&リゾート」、世界的なホスピタリティグループであるアコー傘下の「フェアモント」「ラッフルズ」「SLS」、ハイアット ホテルズ コーポレーション傘下の「グランド ハイアット」、IHG ホテルズ&リゾーツ傘下の「インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ」「シックスセンシズ ホテルズ リゾーツ スパ」、そして世界的なラグジュアリーホスピタリティ企業である「ジュメイラ ホテルズ&リゾーツ」です。
TRSDCのジョン・パガーノCEOは次のように述べています。「サウジアラビアは、野心的な振興プログラム『ビジョン2030』によって、国内で新しい観光サービスの開発を加速しています。この成長市場に対応するユニークで多様なホスピタリティ・ブランドの数々を発表できることを誇りに思います。また、この契約は世界有数の『ベアフット・ラグジュアリー』を提供するリゾートの創造という私たちのコミットメントを裏付けるものでもあり、地球最後の未開地のひとつへのゲートウェイとしての役割となるでしょう。また、最も重要なことは、このような世界的に認められ、尊敬されているブランドとのパートナーシップは、私たちのビジネスや旗艦リゾート施設、そして観光地としてのサウジアラビアに対する信頼の高まりを意味するということです」
今回の発表は、サウジアラビアが「ビジョン2030」に沿って経済の多様化を進める中で、TRSDCの投資が持つ可能性を示すものになります。レッド・シー・プロジェクトは、持続可能性の観点から上限を設定しながら2030年までに年間100万人の観光客を受け入れ、7万人以上の新規雇用を創出し、本格稼働後には220億SAR(53億ドル)のGDPへの貢献を見込んでいます。
レッド・シー・プロジェクトの各ブランドは、このプロジェクトのビジョンを受け入れ、リゾートを成功させるために協力することに合意しました。パートナー企業は、TRSDCの業界初のサステナビリティ基準と、リジェネラティブな観光開発に向けた幅広い取り組みを歓迎しています。
TRSDCのジェイ・ローゼンCFO(最高財務責任者)は次のように述べています。「ホスピタリティはレッド・シー・プロジェクトの核となるものです。私たちは、ワールドクラスの高級リゾートの創造を目指しており、パートナーとなるホテルブランドは、この目的を実現するために重要な役割を担っています。私たちのパートナーシップは、あらゆるブランド間のシンクロニシティを重視した協力的なフレームワークによって結ばれています。そうすることで、より多くの価値を創造し、リゾートの成功を最大化し、ステークホルダーがベストプラクティスの共有や規模の経済によるメリットを享受できるようにすることを目指しています。本日発表されたホテルマネジメント契約は、私たちにとって重要なマイルストーンであり、世界中からいらっしゃるお客様のための一流リゾートの建設に向け、より多くのホテル事業者、デベロッパー、投資家が参加してくださることを歓迎します」
レッド・シー・プロジェクトの第一期開発は、2023年末の完成を目指して順調に進められており、5つの島々と2つの内陸部の敷地に合わせて16のホテルを建設し、3,000室のホテルを提供する予定です。TRSDCは、来月さらなる国際的なホテルブランドとの提携を発表する予定です。
「私たちは、自然環境を保護し、地域社会に貢献し、ゲストには非日常の体験に存分に浸っていただく一方で、サウジアラビアの観光およびホスピタリティ市場にエキサイティングな成長機会を提供するというビジョンを抱いており、これを共有する世界有数のホテル事業者と協力しています。私たちの共通の使命は、建築的に優れたホスピタリティ・ポートフォリオを構築するだけでなく、お客様に新たなリゾートと体験を提供することです」とパガーノは述べています。
2030年の完成後には、敷地内に50のホテルが誘致され、22の島々と6つの内陸部の敷地には最大8,000室のホテルと約1,000軒の住宅物件を提供します。
第一期開発では、高級マリーナ、18ホールのチャンピオンシップ・ゴルフコース、娯楽施設、レジャー施設のほか、世界人口の80%が8時間以内にアクセスでき、2030年の年間利用者100万人を見込む国際空港も建設される予定です。
※1「Future Investment Initiative」(未来投資戦略、FII)はサウジアラビアの公的投資基金(PIF)が主催する「投資」をテーマとした国際会議。
ザ・レッド・シー・デベロップメント・カンパニーについて
ザ・レッド・シー・デベロプメント・カンパニー(TRSDC)は、サウジアラビアの公的投資基金(PIF)が100%出資する非公開の株式会社です。TRSDCは、持続可能な開発に新たなスタンダードを生み出し、サウジアラビアを世界の観光マップの一部として印象づける高級かつリジェネラティブなリゾート、レッド・シー・プロジェクトの開発を推進するために設立されました。
サウジアラビアの西海岸沿いに広がる28,000km2の未開拓地および海域でプロジェクトの開発が進んでおり、その一部では手つかずの島が90以上も連なって群島を形成しています。敷地内には、圧倒的な広さの砂漠砂丘、山や渓谷、休火山のほかに、古代の文化遺跡が残された場所もあります。このリゾートには、ホテルや住宅、そしてレジャー・商業、エンターテインメント施設が建設されます。こうした施設を支える公共インフラでは、再生可能エネルギーの使用や水の保全および再利用を重視しています。また、それだけでなく、インフラや埋立て廃棄物ゼロを目指す循環型廃棄物管理システムなども整備されています。
開発の第1段階は順調に進行中で、2023年末までには完了する予定です。これまでに締結した契約の数は600以上、金額にして180億SAR(47億ドル)に相当し、一定のマイルストーンを達成したと言えます。
100ヘクタールの広さを誇るLandscape Nurseryは現在フル稼働しており、ここから、2,500万もの植物がリゾートや海岸沿いの各地に届けられます。ここではすでに10,000人以上が働いており、全長80kmの新道路も完成しています。Construction VillageとWaste Management Centreも現在オープンし、Coastal Villageもスムーズに開発が進んでいます。Coastal Villageには、最終的にこのリゾートで働く約14,000人が居住する予定です。
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