2021年第2四半期台湾輸送機械設備製造業の概況<ワイズ機械業界ジャーナル2021年10月第4週号発行>

プレスリリース発表元企業:威志企管顧問股イ分有限公司(ワイズコンサルティンググループ)

配信日時: 2021-10-28 11:00:00

~台湾機械業界の最新動向と分析~

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の10月第4週号を発行しました。今週号では、輸送機械設備業界、電動自動車業界、車用電池部品メーカーの微馳智電(WIESS CORPORATION)、農業機械設備業界を紹介します。



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<211028号記事のタイトル>

[表: https://prtimes.jp/data/corp/59899/table/105_1_616d8cd65b5330855773f77c1323dae1.jpg ]



●今週号記事の一部を紹介します。


2021年第2四半期台湾輸送機械設備製造業の概況

一、産業概況
 台湾輸送機械設備製造業の主要製品は▽コンベア、▽クレーン、▽フォークリフト、▽リフト・エスカレーター、▽その他輸送機械・部品の5つに分類することができる。 
 このうち、コンベアの種類は多様で、労働力の節約と効率向上のために導入され、▽農業、▽林業、▽漁業、▽畜産業、▽工場、▽工事現場など多くの分野で利用される。2018~20年のコンベアの販売比率は減少傾向を示したが、これは米中貿易摩擦の影響で海外受注が減少したためだ。とくに20年は新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で、販売比率は14.69%に下落した。しかし、21年に入ると世界経済の回復に伴って工場のコンベア調達需要が増加したことから、21年1~7月の販売比率は16.85%に回復した。
 リフト・エスカレーターには、▽エレベーター、▽エスカレーター、▽立体駐車場用リフトが含まれる。19~20年の販売比率は成長傾向を示したが、これは大型インフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」を含むインフラ整備工事が推進されたことに加えて、台湾不動産業の景気が回復したためだ。19年の販売比率は28.04%、20年の販売比率は30%で、21年1~7月は販売額が成長したものの、成長幅がその他カテゴリーより低かったため、販売比率は28.11%に下落した。
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 輸送機械設備は耐久財に当たり、設備更新の頻度が低い一方で使用期間が長く、メンテナンスと部品交換の回数が多くなるため、その他輸送機械設備・部品は台湾当産業において最も高い販売比率を占めるカテゴリーである。この数年、台湾では新築不動産の供給量が増加し、エレベーターのメンテナンスと部品交換の需要が成長した。このため、17年以降のその他輸送機械設備・部品の販売比率は40%以上の割合を維持し、21年1~7月の販売比率は41.83%だった。

二、主要輸出相手国
 台湾当産業の主要輸出相手国のうち、中国(香港・マカオは含まず)への輸出比率が最も高い割合を占める。中国が機械設備の輸入調達を拡大させたことから、17年の台湾当産業の対中国輸出比率は40%を超えた。
 その後、米中貿易摩擦の影響で中国が機械設備の一部調達先を台湾に切り替えたため、19年の対中国輸出比率は52.61%まで上昇した。しかし、20年は新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で、中国市場における調達需要が大幅減少したことから、台湾当産業の対中国輸出比率は40.10%に下落した。21年に入って中国経済は回復したものの、中国政府が輸入代替を推進していることから、21年1~7月の台湾当産業の対中国輸出比率は36.39%となった。
 主要輸出相手国2位の米国が米中貿易摩擦を受けて機械設備の一部調達先を台湾に切り替えたため、18~19年の台湾当産業の対米国輸出比率は10%以上となった。
 20年は新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で対米国輸出額は減少したものの、対中国輸出額の減少幅が大きかったため、対米国輸出比率は19.65%へ上昇した。なお、21年に入って米国経済の回復と米中貿易摩擦の継続によって、米国市場における調達需要が好調であることから、21年1~7月の台湾当産業の対米国輸出比率は22.60%となった。


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三、台湾市場の主要応用分野
 行政院主計総処が発表したデータによると、台湾当産業製品の応用分野は建築関連産業に集中しており、販売比率は合計で約73.75%を占める。これ以外の応用産業には▽汎用機械設備、▽石油化学、▽金属加工機械設備、▽自動車・部品製造がある。
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