横須賀市とGMOグローバルサイン・HD、電子契約の実証実験で契約書受領から押印完了までの時間を約95%短縮

プレスリリース発表元企業:GMOインターネットグループ

配信日時: 2021-10-27 11:00:21

~年間のコスト削減効果も試算、約5万枚に上っていた契約関係書類が0枚に~

 GMOインターネットグループのGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(代表取締役社長:青山 満 以下、GMOグローバルサイン・HD)は、2021年4月から6月にかけて、神奈川県横須賀市(市長:上地 克明 以下、横須賀市)と電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」を活用した実証実験を実施し、その効果を検証しました。

 実証実験では、横須賀市と取引のある事業者の協力の元、横須賀市と「電子印鑑GMOサイン」を用いてダミーの契約を行い、1契約あたりの契約作業にかかる時間を測定しました。その測定時間と従来の方法で行った場合の時間の比較を行った上で、電子契約活用による将来的なコスト削減効果を推定するため、年間のコスト削減効果を試算しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/136/3361/resize/d136-3361-c75cf26a3328e9943a83-1.png ]

(※1)横須賀市の全契約のうち、工事・業務委託・物件調達に関する年間の契約件数(前年度実績1,240件)をもとに、年間合計値の試算をおこなっています。
(※2)横須賀市が契約相手先企業より契約書を受領してから押印が完了するまでの時間の年間累積値を試算したもの。
(※3)横須賀市が契約書を契約相手先企業に渡してから、双方押印後、副本を契約相手先企業に渡し、契約締結が完了するまでの時間の年間合計値を試算したもの。
(※4)横須賀市契約課で取り扱う入札・随意契約等の契約関連業務で使用する紙の年間合計値を試算したもの。


【実証実験結果(年間コスト削減効果)のサマリー】

■安全で便利な「ハイブリッド型」を採用し、契約書起票~締結完了までの時間を約95%短縮
 今回の横須賀市との実証実験では、横須賀市側は電子認証局による厳格な本人認証を行う「当事者型」、契約相手方となる市の協力事業者はメールアドレス等により認証を行う「立会人型(事業者署名型)」を使用することで安全性と利便性を両立できる「ハイブリッド型」を採用しました。横須賀市では、契約締結完了までにかかる時間は約95%削減され、大幅な時短化に成功しました。

■100%ペーパレス化により、年間約5万枚の紙資源の節約効果を確認
 「電子印鑑GMOサイン」を活用することで、紙の書類をペーパーレス化を100%達成することができます。横須賀市の全契約のうち、年間1,240件ほど発生している工事・業務委託・物件調達の契約に「電子印鑑GMOサイン」を使用すれば、年間約49,600枚の紙の書類が不要となり、紙資源の節約にも大きな効果があることがわかりました。業務の効率化に加えて、限りある資源の節約にも大きな効果があることを確認できました。

■コスト削減効果により、協力事業者からも好印象
 今回の実証実験は、横須賀市に登録のある協力事業者と横須賀市がダミーの契約を取り交わす形で、従来の紙の契約書を使用した場合と、「電子印鑑GMOサイン」を使用した場合とで、契約1件あたりに必要な時間・コストの比較を行いました。実験に協力した事業者からは「押印作業の簡素化の実現が可能になり、業務効率化、コスト削減の面で効果が感じられる」と好印象を頂いています。

 また、事業者側の契約業務にかかるコストのうち、時間の短縮はもちろん、郵送代・紙代についても約100%削減することができます。

 今回の実証実験では、横須賀市との紙の契約書を「電子印鑑GMOサイン」に切り替えた場合、市の契約の相手方となる事業者側、特に中小企業や小規模事業者をはじめとする事業者の負担を低減できるメリットを確認できました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/136/3361/resize/d136-3361-7c4e0494a321d4c31d4d-2.jpg ]


※その他結果詳細については、添付資料をご覧ください。


【横須賀市 財務部契約課よりコメント】

 昨年来、契約書類の押印省略等を実施し、電子契約の導入を検討してきたが、実証実験でも、業務効率化を実現できることがわかった。今後は、庁内職員または事業者の理解を広め、課題を解決しながら導入に向けた本格的検討を進めていきたい。


【GMOグローバルサイン・HDよりコメント】

 当社の実証実験には、都道府県単位から離島地域の自治体まで、全国で合計85自治体が参加しており、横須賀市とは、今年2021年1月に実証実験の実施を発表し、その効果検証を進めてまいりました。結果、市と協力事業者の双方で、業務効率化やペーパーレス化のメリットがあることを確認できました。

 「電子印鑑GMOサイン」を通じて契約業務にかかる時間や手間を低減し、捻出したリソースを市民の皆さまへの更なる行政サービスの向上や、災害・非常時など突発的に発生する業務への対応等に活かしていただき、DX・電子契約の普及を通じたペーパーレス化によるSDGs推進との両立を目指してまいります。


【「電子印鑑GMOサイン」について】(URL:https://www.gmosign.com/

 「電子印鑑GMOサイン」は、契約の締結から管理までをワンストップで行えるクラウド型の電子契約サービスです。2020年12月末時点で導入企業数が14万社を超え、国内電子契約サービスにおける導入企業数No.1(※1)となり、2021年9月時点では31万社を超えています。

■活用メリット
 「電子印鑑GMOサイン」を活用することにより、印紙税や郵送費の削減、契約締結にかかる手間の軽減や時間の大幅な短縮により、業務の効率化を実現することが可能です。国内向けに提供されている各種電子契約サービスの中で、「メールアドレス等により認証を行う立会人型(契約印タイプ)」と、「電子認証局による厳格な本人認証を行う当事者型(実印タイプ)」のハイブリッド契約にも対応している数少ない電子契約サービスです。

■官民問わずDXを推進、自治体として全国初の導入実績あり
 2021年1月29日(金)に地方自治法施行規則が一部改正されたことにより(※2)、地方自治体においても「電子印鑑GMOサイン」の「立会人型」と「当事者型」の両方を利用することが可能となり、2021年3月には新潟県三条市(市長:滝澤 亮)が「電子印鑑GMOサイン」の採用・導入を決定し、日本初の自治体における立会人型電子契約サービスの導入例となりました(※3)。

 また、2021年7月にはマイナンバーカードをスマホにかざすだけで厳格な本人確認を簡単・迅速に完了できる、日本初(※4)の『マイナンバー実印』サービスの提供も開始いたしました。今後、対面での本人確認や紙の各種証明書を用いた契約に代わる、便利かつスピーディで信頼性の高い本人確認ができる電子契約サービスとして、官民問わず幅広いシーンで活用頂けるよう、より一層サービスの拡充を進めてまいります。

(※1)2020年12月31日までの「当事者署名型」「立会人型(事業者署名型)」のいずれかに対応した「GMOサイン」の導入企業数。事業者(企業または個人)につき1アカウント。複数アカウントをご利用の場合、重複は排除。
(※2)官報(2021年1月29日発行)
URL:https://kanpou.npb.go.jp/old/20210129/20210129h00422/20210129h004220005f.html
(※3)自治体として日本初! 三条市がGMOグローバルサイン・HDの電子契約サービスを導入決定(2021年3月22日発行)
URL:https://www.gmogshd.com/news/press/gmo-hs/210322_3148.html
(※4)マイナンバーカードによる個人認証(公的個人認証)をした上で、パブリック認証局が発行したAATL(Adobe Approved Trust List)証明書により、署名できるクラウド型電子契約サービスとしては日本初。


【「さよなら印鑑~1億総デジタル化プロジェクト~」とは】

 GMOグローバルサイン・HDは2021年1月より、地方自治体における業務のデジタル化を通じて、行政サービスの利便性向上と職員の働き方改革を支援する「さよなら印鑑~1億総デジタル化プロジェクト~」を開始しています。本プロジェクトでは、電子契約の実証実験を希望する自治体に、1年間の無償提供を行うなど、全国の地方自治体の脱ハンコに向けた取り組みをサポートしています。


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/136/table/3361_1_7e482ae7e17fcb2603e65adc7a12ca73.jpg ]




【「GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社」について】

 1996年のサービス開始以来、ホスティング事業者として11万を超える法人のお客様のサーバー運用実績と国内およそ6,700社の販売代理店を有しています。2011年2月にクラウドソリューションを立ち上げ、クラウドサービス事業に本格的に参入して以降、クラウド事業に主軸を置いて国内のみならず世界へ向けてサービスを展開し、グローバル企業を含む多くの企業に最適なITインフラを提供しております。また、2007年より「GlobalSign」の電子認証サービスを、連結会社のGMOグローバルサイン株式会社(以下、GMOグローバルサイン社)を中心にベルギー、英国、米国、中国、シンガポール、フィリピン、インド、ロシア、ドバイの拠点よりグローバルに展開しております。

以上


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/136/table/3361_2_3e3bdf836a868d4fa7cbe89f5b760650.jpg ]



【GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社】(URL:https://www.gmogshd.com/

[表3: https://prtimes.jp/data/corp/136/table/3361_3_14ae4de3f3b940e9ebbd239cee8f2d77.jpg ]



【GMOインターネット株式会社】(URL:https://www.gmo.jp/

[表4: https://prtimes.jp/data/corp/136/table/3361_4_68309a2b889aea0a245595466ef41d43.jpg ]


※記載されている会社名、製品名は、各社の商標、もしくは登録商標です。
Copyright (C) 2021 GMO GlobalSign Holdings K.K. All Rights Reserved.
■GMO INTERNET GROUP■ www.gmo.jp

PR TIMESプレスリリース詳細へ