【あべのハルカス近鉄本店】コミュニティデザインプロジェクト「縁活」が『2021年度グッドデザイン賞』を受賞!

プレスリリース発表元企業:株式会社近鉄百貨店

配信日時: 2021-10-20 16:00:00

あべのハルカス近鉄本店を舞台に市民活動団体と地域の皆様が様々なプログラムを展開するプロジェクト「縁活」が10月20日(水)、『2021年度グッドデザイン賞』を受賞しました。
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「縁活」はコミュニティデザインを専門とする山崎亮氏の監修により、あべのハルカス近鉄本店を舞台に、市民活動団体と地域の皆様が、日々の暮らしをより楽しく、よりよいものにする様々なプログラムを展開することを目的とし、2013年に百貨店初としてスタートしたプロジェクトです。現在、390の市民活動団体、150名の個人ボランティアとの連携により、毎月約60の市民活動プログラムをあべのハルカス近鉄本店内で実施しています。活動を通じ、参加者同士の新しい繋がりが生まれることで新しいチャレンジが始まるなど、コミュニティの輪が広がっています。
毎年約15,000名ものお客様に参加いただき、10年目(※1)を迎えるにあたり、コミュニティデザインの継続した取り組みを評価いただき、今回の受賞に至りました。受賞を記念し、11月3日(水・祝)より特別展示を実施します。
近鉄百貨店はESG方針(※2)の重要課題の一つとして「地域共創の実現」に取り組んでおり、今後も豊かで持続可能な社会の実現を目指し、市民活動団体や地域の皆様、お客様とともにあべの・天王寺地域全体に新しい賑わいが生み出されるよう取り組んでまいります。
(※1)準備期間を含む
(※2)近鉄百貨店ESG方針
「地域に寄り添い、地域と活きる」
~私たちは、地域社会の課題解決に取り組み、人と暮らしにやさしい社会を共創します~


■ 評価コメント
2013年に建設された大阪の百貨店「あべのハルカス近鉄本店」でオープン後から行われている市民活動の取り組み。買い物をしに訪れる場所というこれまでの消費型の百貨店としてのあり方から進化し、日常的な地域コミュニティの場として存在することで、百貨店がひとつの街のような機能を果たしている点が素晴らしい。 2013 年からの活動で市民活動団体390団体、個人ボランティア150名、毎月60の市民活動プログラムが行われ、コロナ禍で百貨店としての営業が難しい時期でもオンラインでの活動が継続したりと、活動の火は消えることなく続いている。数字を見ればこの場所が常に賑わい、市民の力で満ちていることがよくわかる好例。

■ デザインのポイント
1.あべのハルカス近鉄本店に市民が活動するスペース「街ステーション」を5か所設置し、専属のコーディネーターを配置
2.約400の市民活動団体や150名以上の個人ボランティアが参画できるしくみや運営手法を設計
3.SDGsの実現に向けてアップサイクルや食育、防災などの社会課題をテーマにした活動を市民との協働で実施

■ これまでの活動実績
縁活サンタ 「森のクリスマス」
【実施年】2016年~ 【実施回数】5回
難病と向きあう子どもたちが元気になるよう思いを込めて、地域の子どもたちが描いた絵をもとにオーナメントを作り、淀川キリスト教病院こどもホスピスへあたたかなクリスマスを届けるプログラムです。ホスピスへ届けるオーナメントは縁活活動団体、ボランティア、近鉄百貨店労働組合、お客様が一緒になって制作します。
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地域のお祭りに出展!「どっぷり、昭和町」
【実施年】2014年、2015年
阿倍野区昭和町で開催される地域のお祭りに「縁活」としてブース出展しました。
「どっぷり、昭和町。」には縁活に関わる方がさまざまな形で関係していて、地域とのかかわりの面白さ、大切さを改めて意識するイベントとなりました。
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東日本大震災被災地応援!「いしのまきカフェ「」(かぎかっこ)」
【実施年】2014年
【実施場所】ウイング館9階 催会場・7階 森の広場
【内容 】縁活ボランティアがきっかけとなり催事と連動して実施したプログラムです。
準備段階では縁活活動団体・ボランティアがそれぞれの得意分野を活かしてサポートし、被災地の高校生たちが考案したカレーを販売しました。2016年、2018年、2019年、2021年には「高校生百貨店」として東北物産展に出店しました。
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コロナ禍での新しい取り組み「おうち de 縁活」
【実施年月】2020年5月~
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、縁活プログラムを休止してい
た期間には、お家でできるプログラムやアイデアレシピをWEBサイトやSNSで紹介する「おうちde縁活」をスタートしました。縁活のコンセプトである「楽しくて、社会をちょっとよくする」取り組みを広める活動です。
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■ 受賞を記念した特別展示を実施
〇「みんなの力でとれまし展」
【期間】11月3日(水・祝)~11月7日(日)
【場所】タワー館7階 街ステーション
『2021年度グッドデザイン賞』受賞の紹介をはじめ、縁活の10年間の取り組みなどを紹介するパネルを展示します。また、市民活動団体、ボランティアの方から寄せられたメッセージを展示するほか、お客様にメッセージを記入していただけるコーナーを設置します。

コミュニティデザイナー 山崎 亮さんについて
studio-L代表。関西学院大学建築学部教授。慶応義塾大学特別招聘教授。
1973年愛知県生まれ。2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。
まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、建築やランドスケープのデザイン、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。
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グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。受賞のシンボルである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
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