第15回「M&Aフォーラム賞」授賞式をオンラインで開催しました

プレスリリース発表元企業:株式会社レコフデータ

配信日時: 2021-10-08 17:10:00

~正賞「RECOF賞」は「M&A失敗の本質」に決定~

M&Aフォーラム(運営:株式会社レコフデータ)は、M&Aフォーラム賞選考委員会(委員長:岩田一政 日本経済研究センター理事長)のもと、第15回M&Aフォーラム賞の選考を行いました。この結果、選考委員会において5作品を選定し、2021年10月8日(金)に授賞式をオンラインで開催いたしましたので、授賞作品をお知らせいたします。



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■「M&Aフォーラム」とは
日本のM&Aの発展と普及を促進するために、法律、経済、経営、会計等の様々な関係分野の有識者、弁護士・公認会計士・税理士等の実務専門家、企業関係者及び政府関係者等が学際的に参加する民と官が連携できる民間ベースのフォーラムで、2005年に内閣府経済社会総合研究所のM&A研究会の提起を受けて設立されました。会長は現任の落合誠一東京大学名誉教授が務め、団体の運営はレコフデータが行っております。

▼M&Aフォーラムの概要
https://www.maforum.jp/profile/prof.html

【第15回M&Aフォーラム賞 授賞作品】
https://www.maforum.jp/thesis/15th/15th.html



M&Aフォーラム賞正賞 『RECOF賞』 1篇 賞状・副賞50万円


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書籍『M&A失敗の本質』(ダイヤモンド社 刊)
著者:人見 健(ひとみ たけし) 株式会社NTTデータ経営研究所パートナー

受賞者の声
この度は、M&Aフォーラム賞正賞・RECOF賞を頂き、誠にありがとうございます。選考委員の皆様、レコフデータ様、並びに出版の機会を頂戴したダイヤモンド社様に厚く御礼を申し上げます。
M&Aが日本企業の成長戦略実現手段として定着しましたが、「目的なきM&A」や「自社視点偏重のPMI」による失敗事例は後を絶ちません。本書は、「M&Aの失敗原因は社内にある」という視点で、失敗原因と解決策の提示のみならず、PMIの重要性や、日本企業の組織風土の変革の必要性を説いた内容になっています。
これからも、日本企業の真の課題解決に繋がる「本質の情報」の発信を続けていきます。
この度は誠にありがとうございました。

M&Aフォーラム賞奨励賞 『RECOF奨励賞』 2篇 賞状・副賞10万円


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書籍『日米実務の比較でわかる 米国アウトバウンドM&A法務の手引き』(中央経済社 刊)
編集代表者:大久保 涼(おおくぼ りょう)  長島・大野・常松法律事務所ニューヨーク・オフィス共同代表

授賞者の声
この度は、大変栄誉ある賞を頂きまして有り難うございます。私は、2017年から米国に拠点を移しておりますが、本書は、目の前で繰り広げられている国際契約交渉で何が起こっているのか全く分からなかった弁護士1年目から、米国留学、NY州司法試験、米国法律事務所への出向、日米での20年超に亘るプラクティスを経て得た経験や情報を、アウトバウンドM&Aに携わる日本企業、さらには日本の弁護士に向けて、日本のリーガルサービスの底上げのために提供しています。米国の企業法務は進んでおり、また日米間のクロスボーダー案件には特有の困難がありますが、アウトバウンドM&Aは、少子高齢化・世界における地位低下が進む日本が世界で生き残るための重要な手段です。本書がその一助になれば幸いです。


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書籍『日本の持株会社:解禁20年後の景色』(有斐閣 刊)
著者:下谷 政弘(しもたに まさひろ) 京都大学名誉教授、福井県立大学名誉教授             川本 真哉(かわもと しんや) 南山大学経済学部准教授

授賞者の声(川本 真哉 氏)
このたびは、M&Aフォーラム賞を賜り、大変光栄に存じます。選考委員の先生方、関係各位に厚くお礼申し上げます。本書は、1997年の解禁以降の持株会社の経済的機能について、経済史、企業経済学、ファイナンスなど多角的な視点からアプローチした内容となっています。持株会社の設立にはさまざまな類型がありますが、なかでも「組織再編型」と「経営統合型」が重要です。本書では、この2つのタイプについて、ケースと実証の観点から体系的に捉えられるよう、下谷政弘先生と議論を重ね、各分野の第一線の先生方にご執筆に加わっていただくことで成立しました。今回の受賞をきっかけに、より多くの方々に本書を手に取っていただけることを期待しています。

M&Aフォーラム賞選考委員会特別賞 『RECOF特別賞』(社会人を含む学生対象) 2篇 賞状・副賞10万円

論文『上場子会社の完全子会社化における一般株主の利益保護』
著者:加藤 優美(かとう ゆみ) 埼玉大学経済学部経済学科4年

授賞者の声
このたびは、M&Aフォーラム賞選考委員会特別賞(RECOF特別賞)をいただき、大変光栄です。また、審査をしてくださった選考委員会の先生方・関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
本論文では、経済産業省が公表した「公正なM&Aの在り方に関する指針」に記載されている公正性担保措置に注目し、上場子会社を完全子会社化する際に、当該措置を講じることによって一般株主の利益が保護されるかを検証しています。一般株主の利益保護は完全子会社化において極めて重要であり、この点を検証した本論文は日本のM&A実務において貢献があると考えております。
来年度から社会人になりますが、今回の受賞を励みと自信にして精進して参ります。


論文『日本の食品メーカーによる海外M&Aの成否とその要因に関する考察』
著者:濱口 雅史(はまぐち まさふみ)  慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程2021年3月修了

授賞者の声
大変名誉ある賞を頂戴し、とても嬉しく、光栄に存じます。選考委員会の先生方、関係者の方々、そして執筆の際、ご指導を賜りました岡田正大教授、お世話になりました全ての皆様に、心より御礼申し上げます。
本研究では、日本の食品メーカーによるIN-OUT型M&Aの成功要因のいくつかを明らかに出来ました。しかし、それらの要因は、グローバル市場において、今後も競争優位の獲得に繋がるとは言い切れないことも分かりました。
私は今回の受賞を励みに、M&A研究を継続していきます。そして、グローバル市場で独自の強みを発揮するための示唆を得て、実務の中で実践します。その仮説検証サイクルを繰り返し、学術と実務の両面で貢献して参る所存です。

■「M&Aフォーラム賞」とは
M&Aフォーラムでは、具体的な活動の一環としてM&Aに関する法律・経済・経営・会計・税務・社会・文化等さまざまな観点からの優れた著作、研究論文を表彰する『M&Aフォーラム賞』を設けております。今年度が15回目の募集となる歴史ある賞で、これまでに質の高い、数多くの著書、論文のご応募をいただき、表彰を行ってまいりました。この『M&Aフォーラム賞』は「M&A活動が、わが国経済の持続的発展、あるいは産業・企業の成長・発展に寄与する」という大前提にたち、わが国におけるM&A活動の普及・啓発を図り、併せてM&Aに精通した人材を育成することを目的としています。

「M&Aフォーラム賞」の概要
https://www.maforum.jp/thesis/thesis_idx.html

■ M&Aフォーラムの活動について
フォーラムでは、理論的、実証的および実務的な視点から、進歩、変化するM&A事情の研究・調査を行い、今後のわが国におけるM&Aのあり方についての提言を行うとともに、主に企業人を対象にした「M&A人材育成塾」の運営等の活動を通じて、M&Aの普及・啓発、人材や市場の育成に資することを狙いとしております。

具体的には、

M&Aに関する法制度のあり方について、各分野をリードする有識者のグループとして研究・調査し、提言を行う場
M&Aに関する基礎情報の蓄積・収集・提供の場
M&Aの発展に向けての民と官の連携および意見交換の場

として運営されます。

▼今後開講予定の「M&A人材育成塾」
・2021年11月24日(水)~12月3日(金) 「M&Aリーダーシップ・プログラム(2021年11-12月期)」を開講します。
[画像5: https://prtimes.jp/i/66397/9/resize/d66397-9-6d4f20a9bc1c26a4a5cb-8.jpg ]

https://www.maforum.jp/seminar/malp3.html

▼お問合せ
株式会社レコフデータ M&Aフォーラム担当
TEL:03-3221-4942  Mail: info@maforum.jp
https://www.maforum.jp/

【レコフデータ紹介(会社概要)】
社名:  株式会社レコフデータ
所在地: 東京都千代田区麹町4-1-4麹町ダイヤモンドビル
代表者: 代表取締役社長 吉富 優子
設立:   2008年4月1日
事業内容: M&A専門誌「マール」(MARR)の編集・発行/M&Aフォーラムの運営他
URL: https://www.marr.jp/overview.html

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